不入山⇒四万十川の源流には笹が生い茂っていた

不入山

不入山(いらずやま)は日本一の清流として知られる四万十川の源流の山だ。標高は1,336m。

不入山 – いらずやま:標高1,336m-中国・四国:四国山地南面 – Yamakei Online / 山と溪谷社

不入山は四国山地南面、高知市の西方に位置し、最後の清流といわれる四万十(しまんと)川源流の山として有名である。高くはないが、遠くから見ると意外にピラミダルな山容である。土佐藩の「お留山」であったことか …

不入山は四国山地南面、高知市の西方に位置し、最後の清流といわれる四万十(しまんと)川源流の山として有名である。高くはないが、遠くから見ると意外にピラミダルな山容である。土佐藩の「お留山」であったことから、不入山の名がついたのではないかと思われる。
登るコースは少なく、東側の林道から登山道へ入るのが一般的。約2時間で一等三角点が迎えてくれる。中腹にあるコウヤマキの古木は一見の価値がある。5月のシャクナゲもすばらしく、特にアケボノツツジは見事で、シーズンには大型バスも繰り出す賑わいとなる。
展望は北に天狗高原、指呼の間に石灰岩採掘の鳥形山が迫り、東へ鶴松森(かくしようもり)、天候しだいでは、室戸岬も視界に入る。山麓は足利時代の2人の高僧、義堂と絶海の誕生地といわれ、絶海の生年1336年は、奇しくもこの山の標高と一致、それを記念した堂海公園もある。

この日は10:30に登山口に到着。

以前はなかった源流点まで25分の看板が目立つ。

登山届け?を出すポストが備えられていた。

駐車場はない。この場所が少し広くなっているので、路上駐車させてもらった。

他に車は見当たらない。

四万十川源流点の説明の看板。

いよいよ登山開始。

四万十川の源流点にふさわしい、うっそうとした森を行く。

四万十川源流点に到着。

25分と言うことだったが、15分くらいだった。

源流点という割には小川になっていて、もっと上流がありそうな気もする。

まあ川の源流点というのは降水量にも左右されるだろうから、一応ここと言うことに決めているのだろう。

さらに登ると、分岐点に出た。

ここからまずは山頂を目指す。

ネットで調べると背丈ほどの笹が生い茂っていて笹こぎが大変、という情報だったが、きれいに伐採してくれていて歩きやすかった。

折り返し場所。ここから急登になる。

12:05山頂に到着。

山頂は木が生い茂っていて、この方向から見える鳥形山しか望めない。ちょっと残念だ。

まずは祠にお参りする。石鎚神社だ。

2016年9月22日と書かれた札がかけられていた。最近整備されたようだ。

さっそくランチ。この日はコンビニのおにぎりとハンバーグとカップ麺。

下山を開始。写真では分かりにくいが、結構な急斜面を下る。

大きなサルノコシカケを見つけた。

この辺は「苔ガール」にはたまらないだろうね。

分岐点に来た。

どうやら幽谷コースを下りてきたようだ。槙尾根コースの方だともう少し傾斜が緩やかだったのかも知れない。

このあたりから笹が生い茂ってきた。

ブログに書いていたのはこのことだったのだ。これは大変だ。

笹をかき分けながら進む。

ようやく視界が開けて、鶴松森から風力発電のプロペラまで見えた。

ようやく山頂方面の道との分岐まで戻ってきた。

四万十川源流点を行きすぎたところで、ご夫婦とすれ違う。今回の登山で、初めて他の人を見かけた。

15:20下山。源流点の碑の前で記念撮影。

碑の建立の由来が記載されていた。平成5年だから、かなり前だ。

思っていた以上に急登がきつかったが、静かな登山だった。四万十川の源流らしい美しい山だった。

合計距離: 4502 m
最高点の標高: 1342 m
最低点の標高: 916 m
累積標高(上り): 626 m
累積標高(下り): -629 m
総所要時間: 04:54:34
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