大台ヶ原⇒紅葉の大地に吹きすさぶ強風にあえなく敗退(日本百名山13座目)

階段

大台ヶ原(おおだいがはら)は奈良県と三重県の県境にある日本百名山。

最高峰は日出が岳で、標高1695mと比較的低い。

しかし周囲の山もほぼ同じ標高で、広大な台地を形成している。

前日は川上村に宿泊

前日は川上村の湯盛温泉 ホテル杉の湯に宿泊していた。

杉の湯

ダム湖を望む素晴らしい景色が楽しめる部屋だった。

部屋

ダム湖

ちょうど紅葉が見頃で、露天風呂からも紅葉を楽しめた。露天風呂は檜風呂。実に気持ちがいい。日本酒を愉しみながら夕食をいただいた。

杉の湯の夕食

9:00にチェックアウト。

大満足の宿だった。

隣の道の駅で柿の葉寿司を買う。今日のお弁当だ。

道の駅

紅葉の道で大台ヶ原を目指す

国道169号線で大台ヶ原を目指す。

道路

紅葉の中を走る。実に美しい。

10:20駐車場に到着。

駐車場

この日は平日。お天気も今ひとつと言うこともあり、車は少ない。

まずはビジターセンターで情報収集。念のため登山届けも出しておいた。

トイレも広くてきれいだ。もちろん水洗。

トイレ

大台ヶ原の登山開始

10:30登山開始。

いきなり熊に注意という看板があった。

熊に注意

こちら向きに登山している登山者はいなさそうだったので、朝一の登山者のように思える。ちょっと熊が心配になった。

熊笛を吹きながら、登山道を進む。

登山道

非常にきれいに整備されている。普段は多くの登山客が歩いているのだろう。

やがて急な下りになる。

一番低い沢の吊り橋まで来た。

吊り橋

このルートは一度シオカラ谷という沢まで下りて、そこから登り返す。

ここからしばらく登りだ。

登り切ったところが、大蛇嵓(だいじゃぐら)への分岐点だ。

分岐点

ここからまずは絶景ポイントを目指す。

大蛇嵓

だんだんそれっぽくなってきた。

大蛇嵓

ここが大蛇嵓だ。目まいがしそうな大岩壁。さすがに手すりが設置されていた。

手すりのさらに先に見えているのが大蛇嵓だ。

向かいの崖で、その高さが分かるだろうか。

岩壁

谷の深さは1,000m以上あるらしい。ブルブル〜

高所恐怖症の人には絶対無理な場所だ。

台地の風景が美しい

分岐点まで戻り、先に進む。ここからは平坦な笹原だ。

笹原

しばらく歩くと、神武天皇の銅像があった。

神武天皇の銅像

さすが吉野という感じだ。

気持ちのいい木道が続く。

木道

正木が原に来た。

正木が原

ここに掲示してある説明文によれば、この辺り一帯は昔は森林だったのだとか。伊勢湾台風で樹木がダメージを受け、このような笹原になってしまったらしい。

倒木

自然の脅威とは言え、一度失われてしまった自然はなかなか治癒しないのだ。そう思って見ると、この美しい風景もなんだか痛々しく思えてきた。

暴風に悩まされる

さらに先に進む。このころから、風が強くなってきた。

ここから階段が続く。

階段

晴れ間も見えなくなり、非常に寒く感じられる。

一瞬雲が切れ、伊勢湾が見えた。

伊勢湾

すぐそこが海なのだ。

改めて大台ヶ原の場所を思い出した。

13:00山頂に到着。

山頂

立派な展望台がある。しかしガスの中で、眺望はない。

前に立っている人は、強風を避けていたのだった。そのくらいの強風。とても外にいたくないくらいだ。

ダウンジャケットを着て、さらにレインジャケットも着るというフル装備。それでも寒い。

急いでランチを掻き込む。

ランチ

コンビニで買ってきたカップ麺の温かさが嬉しかった。寒い時はこれだね。

早々に下山を開始。帰路

こちらの道も、非常に良く整備されていた。

ここまで来ると風も少しましになった。

14:13駐車場に到着。

下山

コースタイム3:50を3:43で踏破した。ほぼコースタイムだ。

紅葉は楽しめたが、残念ながら山頂からの絶景を見ることができなかったのが心残りだ。

いつかリベンジしたいものだ。

合計距離: 8030 m
最高点の標高: 1684 m
最低点の標高: 1437 m
累積標高(上り): 487 m
累積標高(下り): -487 m
総所要時間: 03:48:42
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