大善寺 ⇒ 海を見下ろす弘法大師ゆかりの寺

大善寺

大善寺とは

高野山(こうやさん)大善寺(だいぜんじ)は高知県須崎市真言宗の寺だ。

四国別格二十霊場第五番札所、四国三十三観音霊場第十四番札所で、本尊は弘法大師(こうぼうだいし)

大善寺 - 須崎市観光協会ホームページ四国別格二十霊場第五番札所、四国三十三観音霊場第十四番札所で、「二つ石大師」や「ぼけ封じ観音」として信仰されています。
毎年8月のお大師様の夏祭りには竜踊りが行われます。

大善寺 – 須崎市観光協会ホームページから引用

当時この周辺は海で、大善寺がある山はその海に突き出た岬だった。

そこのある2つの大岩に大師堂が建てられ、二つ石大師と呼ばれていたそうだ。

第五番 大善寺(だいぜんじ) – 四国別格二十霊場弘法大師四国八十八カ所御開創の砌、須崎の入海はきわめて広く、今の大師堂の地点は海に突き出た岬とっていた。当時は山越しに行くのを常としたが干潮の時はこの二つ石岬の端を廻って行くことができた。ところが同地は波浪いつも岩をかみ「土佐の親しらず」といわれ、波にさらわれて海の藻屑となるものも多く海難が多発し、そのうえ同地点は伊予石鎚山の末端に当たるので身に不浄あるものは時々怪異に出会うといっておそれられていた。

大師は、そのことを聞いて海岸にたつ大岩の上で海難横死者の菩提のため、海上・陸上の往来安全を祈願して祈祷を行い、一寺を建立したのが今の大師堂の起源である。それ以来難儀も軽減したので、誰言うともなく「二つ石のお大師さん」と呼ばれるようになったという。

第五番 大善寺(だいぜんじ) – 四国別格二十霊場から引用

明治の廃仏毀釈で一時廃寺となったが、1896年に現在地に復興された。

駐車場

この日はランチを済ませた後、大善寺にやってきた。

商店街を進んでいくと、駐車場がある。

バスが停められる大きな駐車場だ。

大師堂

駐車場脇に建つのが、大師堂。

この基礎部分が、二ツ石ということだ。

まだ新しい。

大師堂の脇に、地蔵が並ぶ。

参道

大師堂の脇にある石段が、参道だ。

石仏が並ぶ。

既に息が上がってしまっている(苦笑)

由緒書き。

ようやく鐘楼が見えてきた。

ぼけ封じ観音。

多くの寄進名碑が、檀家の多さを物語る。

ここからの眺めは素晴らしい。

海を見下ろす、絶好のロケーションだ。

境内

石段を上りきると、手水舎。

お地蔵様が見守る。

振り返ると、太平洋をバックに鐘楼がある。

不動明王。

休憩所のようだ。

石仏。

モノレール

大善寺には、モノレールが設置されている。

石段はかなり急なので、足の悪い人はありがたいだろう。

高知県須崎市・大善寺のモノレール(2007年訪問) ( 旅行 ) - 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編) - Yahoo!ブログ扉を開けるとすぐにホームで、搬器が山頂駅にあればボタンで呼び出します。
そして搬器が着くと手動の扉を開けて中へと入ります。
搬器内は向かい合わせに2席ずつ配置されています。車椅子は折りたためば載せれそうです。

山麓駅より山頂駅を望む。かなりの行程差を短い距離で上昇してゆきます。

乗車が終わるとドアを閉めて、搬器内の上昇ボタンを押します。
すると搬器は超低速で上昇し、須崎市街を眺めながら約1分のショートトリップを楽しむことができます。

高知県須崎市・大善寺のモノレール(2007年訪問) ( 旅行 ) – 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編) – Yahoo!ブログから引用

参拝

本堂。

網戸を開けて入ると、さらにサッシ戸がある。

弘法大師が本尊だが、阿弥陀如来も本尊とされているようだ。

内部はこんな感じ。

帰路

元来た石段を下りていく。

大師堂に参拝し、次の須崎八幡宮を目指した。

感想

小高い丘の上で、境内から美しい海が見られる。

結構石段を上らないといけないのだが、モノレールもあるので安心だ。

近くに来たら参拝したい。