雌阿寒岳(北海道釧路市)登山(日本百名山36座目) ⇒ 初雪の山頂から阿寒湖を見下ろす【北海道旅行11日目その1】

雌阿寒岳

雌阿寒岳とは

雌阿寒岳(めあかんだけ)は、北海道釧路市(ほっかいどうくしろし)と北海道足寄郡足寄町(ほっかいどうあしょろぐんあしょろちょう)にまたがる日本百名山だ。

標高は1,499m。

いくつか登山ルートがあるようだが、今回は雌阿寒温泉からのピストンルートを選択した。

雌阿寒岳 - めあかんだけ:標高1,499m-北海道:阿寒 - Yamakei Online / 山と溪谷社阿寒国立公園の阿寒湖の西側にそびえる活火山で、カルデラの上にできた複雑な成層火山。南岳、東岳、瘤山、剣ヶ峰などに続き、雌阿寒岳の中心をなす中マチネシリが噴火して、山頂に直径1.1kmの外輪山(第1火口)が生じた。火口原には第2火口と溶岩円頂丘があり、その北西部に第3火口が開いている。中マチネシリの南側には北山、西山、ポンマチネシリが寄生火山として成長している。
南側には阿寒富士があり、西麓にはオンネトーやポントーなどの堰止め湖がある。
アイヌ語ではマチネシリ「女山」と呼ばれ、対峙してそびえる雄阿寒岳のピンネシリ「男山」とは夫婦山として、対にして呼ばれる。
登山道は阿寒湖畔温泉街の西外れから樹林帯を通り、硫黄採掘跡のある5合目辺りからはハイマツ帯だ。砂礫を登り頂上まで約3時間。
高山植物で特筆すべきは、明治19年(1886)に宮部金吾が採集し命名したメアカンフスマ、明治30年(1897)に川上滝弥が採集し、牧野富太郎が命名したメアカンキンバイなど。
雌阿寒温泉、オンネトーからもコースがあり、どちらも頂上まで約3時間。阿寒富士を背景に、青沼をたたえる雌阿寒火口の眺めはすばらしい。

雌阿寒岳 – めあかんだけ:標高1,499m-北海道:阿寒 – Yamakei Online / 山と溪谷社 から引用

雌阿寒岳(北海道釧路市)登山(日本百名山36座目) ⇒ 初雪の山頂から阿寒湖を見下ろす【北海道旅行11日目その1】

駐車場

前日から足寄町に宿泊していた。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/car/etc/19744/

ホテルの部屋で朝食を済ませる。

食後車で移動。

合計距離: 43058 m
最高点の標高: 720 m
最低点の標高: 85 m
累積標高(上り): 707 m
累積標高(下り): -86 m
総所要時間: 00:50:09
Download file: 20190919_足寄町.gpx

雌阿寒温泉駐車場に到着。

広い駐車場がある。

午前8時、気温は6度だ。

車中泊らしき人もいた。

登山の準備をする。

駐車場を出発。

登山口に歩いて行く。

まずはトイレを済ませる。

ログハウス風の建物。

水洗でとてもきれいだ。

和式なのが残念。

登山口まで200m程歩く。

途中に温泉がある。

下山してきたら、温泉に入ろう。

雌阿寒岳登山口

雌阿寒岳登山口に到着。

道路から入っていく。

ここで登山届を出すことができる。

ヒグマ出没注意の看板(怖)

木の根っこが露出していた。

登山開始

2合目。

1/3くらい来ているようだ。

森林地帯を登っていく。

お天気はいいが、風が強い。

展望が開けた。

ここからはハイマツ帯だ。

慎重に進む。

ちょっと休憩。

果てしなく原野が広がる、北海道らしい風景。

5合目に到着。

6合目で出発から2時間経っていた。

絶景、だがメチャ寒い。

火口

7合目を過ぎると、風がヤバイ。

崩落した箇所が見えた。

8合目を通過。

あと少し。

火口付近までやってきた。

9合目を通過。

風で体が冷え切っている。

火口を見下ろす。

雌阿寒岳は活動中。

阿寒湖と雄阿寒岳が見えてきた。

雌阿寒岳山頂

11時、雌阿寒岳山頂に到着。

絶景が広がる。

景色はいいが、風がヤバすぎる。

体を持って行かれそうだ。

お弁当は諦め、下山することにした。

下山

元来た道を戻る。

雪が降ってきた。

この日が、北海道の初雪だったらしい。

下山途中、岩陰で買ってきたおにぎりを食べる。

もう1時くらいになっていて、かなりお腹が空いていた。

2時半、下山。

コースタイムの1.5倍くらいかかってしまった(汗;)

ツレはヘロヘロ。

道路に出る。

駐車場に戻る。

気温14度。

温泉

お楽しみの雌阿寒温泉へ。

野中温泉。

山の宿 野中温泉:宿の特色 || 民営国民宿舎Webガイドエゾ松の原生林に囲まれた、まさに静寂境に建つ宿。天然記念物「湯の滝」までは車で10分徒歩20分。北海道三大秘湖「オンネトー」までは車で5分。湖面に映る雌阿寒岳と阿寒富士の姿は、まさに神秘の世界。大自然にたたずむ手造りの露天風呂では、満天に輝く星を満喫できる。湯量豊富な硫黄泉は、釘を1本も使わない総トドマツ造りの湯船と相俟って肌に心地よい。

山の宿 野中温泉:宿の特色 || 民営国民宿舎Webガイド から引用

ここは硫黄泉で、強烈な臭いがする。

残念ながら体を洗うことはできないが、冷え切った体をしっかり温めてくれた。

温泉に入っていると、石けんで体を洗っている人がいた。

他の人に注意されると逆ギレしていて、かなり危ない人のようだ(汗;)

気を取り直して、オンネトーに向かった。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/walking/japan/19849/

感想

素晴らしい山だ。

コースタイムは上り3時間で、手軽に登れる。

それなのに山頂からは阿寒湖や雄阿寒岳の絶景を楽しめる。

なにより雌阿寒岳自体が活火山で、モクモクと噴煙を上げる火口を見ることができる。

見応え満点の山だ。

この日はあいにく強風と雪でかなり寒かったが、それでも十分楽しめた。

ぜひ登ってみて欲しい山だ。

合計距離: 6655 m
最高点の標高: 1497 m
最低点の標高: 706 m
累積標高(上り): 836 m
累積標高(下り): -844 m
総所要時間: 06:42:59
Download file: 20190919_阿寒岳.gpx