バイカオウレン花祭り(高知県佐川町) ⇒ 清宝山までハイキング

バイカオウレン

バイカオウレン花祭りとは

バイカオウレン(梅花黄蓮)は、キンポウゲ科の花だ。

バイカオウレンとは - 育て方図鑑 | みんなの趣味の園芸 NHK出版バイカオウレンはその名のとおり、ウメに似た形の白い花を咲かせる常緑の多年草です。山地の森林内にある、腐植質に富んだ湿った場所に生えています。
花の直径は1.5cmほどで、白い花弁に見える部分は萼片です。花は、根元からまっすぐに伸びた高さ3~10cmの花茎の先端に1輪咲きます。花弁は蜜腺に退化しており、黄色く目立ちます。蜜腺の先端の広がっている部分(舷部)は平たく皿状で、雌しべの花柱(雌しべの細い部分)はまっすぐです。葉は5枚の小葉からなり、革質で光沢があり、葉脈がへこんでいます。根元からほふく枝を伸ばしてふえるので、自生地では群生しているのが普通です。
変種に、シコクバイカオウレン(Coptis quinquefolia var. shikokumontana)があり、四国山地の特産です。姿や性質はほとんどバイカオウレンと変わりません。しかし蜜腺の先端がコップ状で、雌しべの花柱が曲がっています。
繁殖品が流通するほか、八重咲きや黄金葉などの園芸品種も専門店で販売されています。近縁種も同様ですが、量が少ないので専門店に問い合わせるのがよいでしょう。

バイカオウレンとは – 育て方図鑑 | みんなの趣味の園芸 NHK出版 から引用

この仲間のシコクバイカオウレンが高知県高岡郡佐川町(こうちけんたかおかぐんさかわちょう)に自生している。

この花は、牧野富太郎(まきのとみたろう)博士が愛したとされる。

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JR土佐加茂駅(とさかもえき)の周辺住民が、このシコクバイカオウレン自生地を整備している。

バイカオウレンの里に 高知県佐川町加茂地区で自生地整備|高知新聞JR土佐加茂駅の北側約1・5キロの山林には、数十万株のシコクバイカオウレンが自生する。ただ、駅周辺には駐車場が少なく、自生地も民有地だったことから、大勢の見学者に対応できなかった。

同駅近くに昨春、集落活動センター「加茂の里」が完成。駐車場も広がったため、センターを運営する「加茂の里づくり会」(下川芳樹会長)などが町補助金を活用した周辺整備を昨年末に始めた。

自生地までの経路、車の進入禁止を呼びかける案内板を設置し、見学者が自生地を踏み荒らさないようロープを張った。さらに自生地周辺を紹介する地図も作成した。

また同会は地主への謝礼や活動資金に充てるため、バイカオウレンをデザインした木製キーホルダーやマグネット(各300円)を作製。下川会長は「集落活動センターの完成で、さまざまな活動が可能になった。自然豊かな加茂の魅力を伝えたい」と話している。

バイカオウレンの里に 高知県佐川町加茂地区で自生地整備|高知新聞 から引用

このバイカオウレン花まつりに行くことにした。

バイカオウレン花祭り(高知県佐川町) ⇒ 清宝山までハイキング【GoPro MAXとiPhoneで撮影】

駐車場

この日は苑でランチを済ませた。

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食後、車で加茂の里へ。

駐車場は広い。

加茂の里

加茂の里は、地域の集落活動センターだ。

2018年に完成した、新しい施設だ。

集落活動センター加茂の里:センター紹介|えいとここうち自然・歴史・観光資源を再発掘し、地域の宝としてみんなで共有することで、地域への想いや景観維持の意識の醸成につなげる。環境を維持するための清掃等活動の充実や、ウォーキング等のイベントを小中学生や高校生とも一緒に開催する。また、地域の農産物のを使った料理や加工品、木工品の開発をすすめ「加茂のブランド」を目指す。さらに、日頃から気楽に集える場(喫茶、居酒屋、サロン等)の整備を行い、高齢者や障害者、子どももみんながつながり、支えあえる体制を整備する。

集落活動センター加茂の里:センター紹介|えいとここうち から引用

バイカオウレン案内所と書かれていた。

直販所がある。

なんとポンカンが100円!と激安だったので、試しに1袋買ってみた。

ここでバイカオウレン自生地へのルートマップをもらう。

ウォーキング

加茂の里から線路沿いに歩く。

マップに従って、線路を渡る。

看板や幟が立っていて、分かりやすい。

軽自動車がやっと通れるくらいの細い道を歩いて行く。

それでも舗装されているので、歩きやすい。

バイカオウレン自生地

15分ほどで、バイカオウレン自生地に到着。

一面に咲いている。

とても小さくて可憐な花だ。

むしろ小さすぎて、近づいてみないと分からないレベル。

実は見るのは初めてだ。

シコクバイカオウレンという種類だそうだ。

上の方にも自生しているというので、上がっていく。

数十万株が咲いていると言うことだ。

思ったより広い。

ここまで通行できる。

この先は通行止めなので、下りていく。

最初の自生地は一方通行の周回ルートになっている。

はかない花だ。

清宝山登山道

花を見終わり、清宝山(せいほうざん)に向かう。

標高は357メートルだ。

ここから先は、道が荒れている。

やがて未舗装になる。

さらに山道に。

結構険しいので、スニーカーより登山靴がおすすめ。

20分ほどで、舗装道に出た。

分岐点。

滝の方に行く道もあるが、この日は清宝山に向かった。

舗装道を進んでいく。

清宝山の山頂

神社が見えた。

まずは参拝。

ベンチ代わりのコンクリートブロック。

ここに座って、加茂の里で買ってきたポンカンを食べる。

休憩後、神社の先にある道を上がる。

細い道だ。

清宝山の山頂に到着。

祠があったので、参拝する。

その後に三角点があるようだ。

他の人のブログでは標識があると写真が載っていたが、それらしきものはない。

一面雪景色!「シコクバイカオウレン」と清宝山をたずねて【高知県佐川町】何も眺望のない山頂です。着きました

祠のようなものがいくつか見られました

一面雪景色!「シコクバイカオウレン」と清宝山をたずねて【高知県佐川町】 から引用

下山

山頂から神社まで戻ってきた。

下山開始。

分岐点まで下ってきた。

ここから不入山が見える。

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下りは舗装道を進む。

先日登った大滝山が見える。

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踏切まで下りてきた。

祠があったので参拝する。

沿道には菜の花。

ちょうど汽車が通過。

加茂の里

加茂の里まで戻ってきた。

トイレを借りる。

休憩室?で珈琲を飲む。

100円と激安だった。

ポンカンがおいしかったので、さらに1袋追加購入。

お礼を言って、帰宅することにした。

感想

梅花黄蓮を見たのは初めてだ。

とても小さくて、ビックリ。

その可憐さ故に、牧野富太郎に愛されたのだろう。

清宝山までのハイキングも楽しかった。

途中の登山道は思った以上に険しくて、登山靴で来るべきだったと後悔するほど。

神社から山頂までも斜度がきつく、十分な装備で登ることをおすすめする。

合計距離: 5615 m
最高点の標高: 357 m
最低点の標高: 14 m
累積標高(上り): 430 m
累積標高(下り): -433 m
総所要時間: 02:10:26
Download file: 20200210_佐川町加茂.gpx
バイカオウレン花祭り【ウォーキング】NHK連続テレビ小説で牧野富太郎がモデルになるとの報道で盛り上がる佐川町を歩く
2022年2月4日、チポッラで日替わりランチ。食事を終え、車で佐川町の加茂の里へ。ここからバイカオウレン自生地まで上がる。とても小さな花だ。日下川沿いに歩いて海津見神社に参拝する。