由布岳とは
由布岳は、大分県由布市にそびえる日本二百名山だ。
双耳峰で、湯布院からはもちろん、阿蘇山や久住山などからもその独特の姿が目立つ山だ。
由布岳 – ゆふだけ:標高1,583m
大分県湯布院町(現・由布市湯布院町)と別府市との境にある山。
双耳の岩峰を東西に突き上げるようにして屹立する姿は、古代から神います山としてあがめられ、数多くの伝説や物語が残されている。また『豊後風土記』には「柚富峰」として記され、『万葉集』には「木綿山」として詠われている。そのシンボリックな山容から、「豊後富士」の愛称がある。大分県の名峰の1つで、登りやすいこともあって、九重連峰に次いで根強い人気がある。
独立峰だが、由布・鶴見火山群に属すトロイデ火山で角閃石安山岩からなる。由布岳の最新の活動は2000年前ごろだが、鶴見岳(1375m)は『日本三代実録』によれば貞観9年(867)の記録がある。ともに豊富な温泉を提供している。
山頂からの展望はよく、火口跡や美しい由布院盆地、さらに九重連峰や祖母・傾山地、耶馬渓山地などが遠望できる。また、ミヤマキリシマや霧氷の美しさも見逃せない。
実は由布岳は、四国からも見える。
そのため以前から登りたいと思っていた。
ようやく今回チャンスが訪れた。
登山開始
前日は九重観光を楽しみ、長者原近くで宿泊していた。
車で由布岳の登山口を目指す。
遠そうに思っていたのだが、実際に車を走らせてみると1時間足らずで着く近さだった。
駐車場は、湯布院と別府を結ぶ道路沿いにある。
湯布院のコンビニでお弁当を買い込み、登山口を目指した。
8:27駐車場に到着。
既に何台かの車が停まっていた。
この登山口からは、まっすぐ由布岳が望める。
ここには、バスでも来られるようだ。
まずはトイレを済ます。
人気の山だけあって、非常に整備されていた。
いよいよ登山開始。
長い長い登山道
始めは、平原を進む。
やがて森林となる。
ここから山頂まで2,600m。
少し紅葉が始まっていた。
落ち葉を踏みしめながら、進む。
ススキの穂も出てきていた。
視界が開けてきた。
眼下に湯布院の街が広がる。
きれいに紅葉している木を発見。
だいぶ標高が上がってきた。
ようやく分岐点へ。
由布岳は双耳峰なのだが、今回は最高峰の西峰ではなく東峰を目指す。
西峰を見上げたが、ガスの中だ。
あちらは岩場が続く険しい道らしい。
無理して登ることもあるまいと、判断した。
山頂でランチ
11:13山頂に到着。
ガスっていて展望は今ひとつだ。
さっそく山頂でランチ。
コンビニおにぎりも、おいしく感じる。
と、少し晴れてきた。
別府湾が見える。
12:07下山開始。
景色を眺めながら下山していく。
日差しが当たって、紅葉が輝きだした。
草原まで下りてきた。
空はすっかり晴れてきていた。
14:27駐車場に到着。
感想
はじめはガスがかかっていたが、ランチ後は晴れ間が見えてきて十分に景観を楽しむことができた。
なにより存在感ある山に登頂できた満足は、言うまでもない。
思ったより手軽に登れる山だった。
ぜひ登山してみて欲しい山だ。
最高点の標高: 1578 m
最低点の標高: 759 m
累積標高(上り): 875 m
累積標高(下り): -863 m
総所要時間: 06:07:18