金峰山⇒富士山や八ヶ岳はもちろん北アルプスまで展望できる奥秩父の盟主(日本百名山5座目)

金峰山(きんぷさん)は標高2,599m、奥秩父連峰の盟主と称されている。山頂の脇に五丈岩という巨岩がそびえているため、遠くから見てもすぐにそれと分かる。

山頂部からの展望がいいことでも知られ、南に富士山、東に大菩薩嶺、北に浅間山、西に八ヶ岳から北アルプスまで見られることもある。

また霊峰としても知られ、山頂からは平安時代の出土品も出たのだとか。古くから信仰されてきたことが偲ばれる。

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瑞牆山荘から登山開始

前日は瑞牆山登山道へのの道中にある金山山荘キャンプ場に宿泊していた。

金山山荘キャンプ場⇒瑞牆山登山口への道筋にある静かな場所
金山山荘キャンプ場(かなやまさんそうきゃんぷじょう)は瑞牆山登山口への道筋にあるキャンプ場だ。 金山山荘というだけあって、素泊まりの宿泊の...

ここからもう少し先に進むと、金峰山と瑞牆山への登山口となる。

無料駐車場に車を停めて、瑞牆山荘まで少し下る。

山荘の正面に登山道がある。

8:45登頂開始。まずは富士見平まで登る。この日はお天気もよく、快適だった。林の中を歩いて行く。

しばらく行くと瑞牆山が見えた。ゴツゴツした岩が圧巻だ。この登山道はベンチも設置されていて、とても整備が行き届いていた。

富士見平でルート変更

9:40富士見平に到着。

実はこの時までは、瑞牆山に登るつもりだった。しかし富士見平小屋のご主人に相談したところ、山小屋泊のルートを勧められた。

今日は金峰山に登頂して、山頂直下にある金峰山小屋に泊まる。明日は富士見平まで下りてきて、瑞牆山に登り、再び富士見平に戻ってきて下山する、というルートだ。

実は、山小屋泊をしたことがない。

まあ登山自体この5年ほどなので仕方ないのだが、今までは日帰り登山の経験しか無かった。

ただ昨夜、キャンプ場でルートを色々検討していた中で山小屋泊は魅力的に感じていた。幸いにして天気予報はよさそう。しかもルート的に、金峰山と瑞牆山を縦走する方が、いったん下山して車で移動して別の登山口から登るより効率的に思えた。

山小屋泊で2座縦走、という言葉にも惹かれたし。

そんなこともあり、装備は山小屋泊ができるものにしておいたのだ。

富士見平小屋のご主人に金峰山小屋のご主人の携帯番号を教えてもらい、予約の電話をする。留守電だったので、今日ひとりで宿泊したい旨を録音しておいた。

親切にいろいろアドバイスしていただいたので、なにか買い物でも・・・と思って、頼んだのがこれ。

朝からビールかよ!

という感じもしないではないが、俺的には平常運転(笑)

ここでトイレを済ませて、金峰山に向かう。

金峰山への登山道はひたすら登り

富士見平小屋の標高が1,814m、金峰山の山頂が2,599mだから、標高差785mをひたすら登らなければならない。

コースタイムは3時間20分。10時に富士見平を出発し、15時までには山小屋に入れるなと目星をつけていた。

しばらくは森の中を行く。大日小屋まで来ると見晴らしが開け、紅葉も見られた。

大日岩を見上げる。でかい。

さらに鎖場もあった。

八丁平への分岐に着いた時には、もうかなりへばっていた。

絶景が迎えてくれた

足取りは重かったが、なんとか千代の吹き上げというところまでたどり着く。富士山がきれいだ。

山頂まではまだ少しあるが、ここで昼食。今日はツナ缶とフランスパンだ。なんとコーヒーを忘れてくるという大チョンボをしていて、緑茶と一緒に食べる。

五丈岩と山頂が見えてきた。あと少しだ。

14:00ついに金峰山の山頂に登頂。

山頂からは八ヶ岳の圧倒的な存在感が印象的だった。

南アルプスや中央アルプス、御嶽山や北アルプスも展望できた。

しばらく山頂でくつろいで、山小屋に移動した。

山小屋については、こちらの記事をご覧いただきたい。

https://niyodogawa.org/blog/outdoor/climbing/%E5%B1%B1%E5%B0%8F%E5%B1%8B/410/

合計距離: 7425 m
最高点の標高: 2597 m
最低点の標高: 1529 m
累積標高(上り): 1110 m
累積標高(下り): -178 m
総所要時間: 05:53:28
Download file: 金峰山.gpx

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