甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)は甲州、武州、信州にまたがることから名付けられた。標高は2,475mで、信濃川、荒川、富士川の源流である。
眺望が良いことで知られ、山頂からは日本百名山のうち43座が展望できるらしい。
千曲川源流コースから登山開始
前日は両神山に登頂し、車で梓山登山口に移動していた。
登山口の駐車場で仮眠し、6:15夜明けと共に登山開始。
既に駐車場はかなりの台数が停まっていた。
駐車場のすぐ脇が登山口だ。
今回は千曲川源流コースだ。このコースがコースタイムは一番短い。最初は道の駅みとみからのルートも考えていたのだが、膝の具合を考えこちらに回ってきた。
しばらくは林道を行く。
ボツボツと紅葉も始まっていた。
しばらく行くと、川沿いの登山道となる。千曲川だ。
仁淀川に負けないくらいきれいな水が流れている。さすが源流域だ。
山梨県側では千曲川、新潟県側では信濃川と呼ばれているらしい。まるで仁淀川が愛媛県側で面河川と呼ばれているようだ。どの川も、綱引きがあるようだ。
ナメ滝に出た。いろいろな風景を楽しめる美しい登山道だ。
千曲川の源流地点に来た。
ここに湧き水があり、源流地点とされているようだ。
多くの登山者が水を汲んでいる。俺も下山の時に汲んで帰ろうと思う。とりあえず今は、先を急ぐことにした。
日曜で登山客が多い
この日は日曜日。紅葉には少し早いが、お天気もいい。当然、多くの登山客が山頂を目指している。
途中、団体で登山しているパーティーを追い抜く。これだけの大人数だと、率いるリーダーも大変だろう。
一方で俺も歩みの速い登山者に次々と追い抜かれる。むこうが速いのか、俺が遅いのかは、相対的なことだ(笑)
10:00甲武信ヶ岳の山頂に到着。コースタイム3:55を3:45で踏破した。
山頂からは絶景が。
お天気がいいので、遠くまで見渡せる。
稜線の先には、4日前にご来光を見た金峰山が見える。
北を見ると、昨日登った両神山の異様な形が一望できた。
もちろん富士山も、見事な姿を見せてくれていた。
団体さんが登ってきて、そのガイドさんが見える山を一つ一つ説明している。本当に多くの山を一望できるポイントなのだ。
山頂は大変な混みようだが、せっかくなので二度目の朝食を。この日は、鶏雑炊だ。
混でいて悪かったが、山頂は広く、立錐の余地もないほどではない。疲れていたこともあり、コーヒーも淹れて少しゆっくりした。
食事が終わると、下山開始。
千曲川の源流地点で水を汲む。しばらくは、この名水を味わえるだろう。
14:00駐車場到着。
コースタイム7:10を7:45で踏破したことになる。休憩時間を考えると、ほぼコースタイムだった。
ちょっと長めのコースタイムでかなり意識していたが、幸い良く整備されていて比較的楽に歩くことができた。気持ちのいい登山だった。
蓼科へ移動する
次の目的地は、蓼科だ。予定では、霧ヶ峰に登ることにしている。
駐車場から車で蓼科を目指す。
清里を通った。随分久しぶりにここを通った気がする。学生時代に来て以来だろうか。街道沿いは随分寂れた感じがした。
JR最高地点の碑に立ち寄る。
ここが鉄道としては標高が最も高いらしい。そういえば学生時代にもここに来たような記憶がある。
標高1,375m。かなり高い場所だ。
線路で記念撮影している観光客がいた。危ないぞ。まあ、列車が来そうな雰囲気は全くなかったが。
ドライブインの看板が「国鉄最高地点」となっていたのには時代を感じた。
JR甲斐大泉駅の前にあるパノラマの湯に立ち寄る。
この日は日曜日ということもあって、大変混んでいた。観光客やゴルフ客など、多くの入浴客で賑わっていた。820円と、ちょっと高め。
温泉を出て、高速道路に入る。目的地はすぐそこだ。
最高点の標高: 2434 m
最低点の標高: 1466 m
累積標高(上り): 1099 m
累積標高(下り): -1099 m
総所要時間: 07:56:01