日御碕灯台とは
日御碕灯台(ひのみさきとうだい)は島根県出雲市にある灯台だ。
高さは43.65mと日本一。
出雲日御碕灯台(特集記事)|出雲観光ガイド【出雲観光協会公式ホームページ】
島根半島、最西端の断崖にそびえる『出雲日御碕灯台』
明治36年(1903)に設置され、高さは43.65mと日本一の高さを誇ります。海面から灯塔の頭上までは63.30あります。
光度は48万カンデラで夜間約40km沖合まで達し、100歳を越えた今なお現役で海の安全を守っています。
外壁は松江市美保関町から硬質の石材を切り出して使用した美しい石造り。内壁はレンガ造りで施され、外壁と空間をあけた特殊な二重構造となっています。
その歴史や文化的な価値の高さから、平成10年に「世界の歴史的灯台百選」の一つに、平成25年に国の登録有形文化財に選ばれました。
この日は朝食後に出雲大社に参拝した。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/shrines-and-temples/shrines/ichinomiya/2216/
出雲大社を後にして、日御碕灯台を目指した。
灯台に登る
駐車場に到着。
公衆電話も灯台型をしている。
日本一の高さだけあって、でかい。
灯台の周囲も白い塀で囲まれている。
近代化産業遺産に指定されている。
登ってみた。
らせん階段がきつい。
ようやくレンズ部分に到着。
外は絶景だ。
日本海が一望できる。
さっき車を停めた駐車場が小さく見える。
高所恐怖症にはおすすめできないが。
周辺を散策
灯台を降り、周囲を散策してみた。
日本海は鉛色だ。
島が多いので、出雲松島と呼ばれているそうだ。
ここから見る灯台も美しい。
切れ落ちた断崖。
展望台があった。
経島(ふみしま)。
日御碕観光情報|出雲観光ガイド【出雲観光協会公式ホームページ】
日御碕神社の日沉宮(ひしずみのみや)が当初「百枝槐社(ももええにす)」として、祀られていました。大小2つの島からなり、面積約3000㎡、高さ20mあります。現在も神域であり、一般の方の入島は禁じられています。
島全体を覆うデコボコの流紋岩が柱状に発達(石英角斑岩の柱状節理)し、ちょうどお経の巻物を積み重ねたように見えることから、経島と名付けられたといわれています。
ウミネコ(カモメ科)の繁殖地として国の天然記念物に指定されており、11月上旬に北の海からやって来ます。3月下旬頃から営巣をはじめ4月頃産卵し、5月から6月に子育てをおこない、7月頃北海道やそれ以上の北の海に移動します。ウミネコの数は数千羽にも達し、島全体がウミネコで真っ白に覆われます。
この日はウミネコはあまりいなかった。
日御碕神社
日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)に向かう。
日御碕神社(特集記事)|出雲観光ガイド【出雲観光協会公式ホームページ】
出雲の国造りをした素盞嗚尊が根の国(黄泉国)より、「吾が神魂はこの柏葉の止まる所に住まん」と柏の葉を投げて占ったところ、柏葉は風に舞いこの神社背後の「隠ヶ丘」に止まったということです。
その後、素盞嗚尊の五世の孫、天葺根命(あめのふきねのみこと)がこの地に素盞嗚尊を奉斎したといわれています。
朱塗りの壁が続く。
拝殿はそれはそれは立派だ。
屋根が印象的だ。
坂道に沿って回廊になっている。
由緒を記載した看板。
感想
あまり予備知識なく訪れたのだが、それだけに素晴らしさに圧倒された。
灯台は日本一らしく登るのに一苦労したが、眺望はその苦労に十分報いてくれた。
周辺もよく整備され、散策コースとして一級品だろう。
もちろん神社の壮麗さも印象深かった。
出雲大社からもほど近いので、ぜひ足を伸ばしたい。