個人の銀行?!三津七湊と称えられた海運の要衝で栄華を誇った港町【福井県観光】三国湊の歴史と越前海岸の絶景!北前船で栄えた港町を巡る旅【旅行VLOG、レビュー】旧森田銀行本店に入ってみた!

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三国湊とは

三国湊(みくにみなと)は福井県坂井市(ふくいけんさかいし)にある町だ。

江戸時代には北前船で栄えた。

前船交易で隆盛を極めた港町。三国港市場にほど近く、日本海の新鮮な海の幸が味わえるお店もたくさんあります。

三国湊 | 福井県坂井市公式観光ガイド さかい旅ナビ から引用

三国港駅
〒913-0056 福井県坂井市三国町宿1丁目16

個人の銀行?!三津七湊と称えられた海運の要衝で栄華を誇った港町【福井県観光】三国湊の歴史と越前海岸の絶景!北前船で栄えた港町を巡る旅【旅行VLOG、レビュー】旧森田銀行本店に入ってみた!

 

三国湊公共駐車場

2025年9月13日、この日は福井県坂井市(ふくいけんさかいし)にある三國神社(みくにじんじゃ)に参拝した。

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そこから車で九頭竜川沿いに走る。

三国湊(みくにみなと)にやってきた。

三国湊公共駐車場は無料で駐車できる。

三国湊公共駐車場
〒913-0045 福井県坂井市三国町南本町3丁目4

三国湊

まず九頭竜川に向かう。

何度か九頭竜湖を通っているので感慨深い。

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三国湊(みくにみなと)は九頭竜川の河口にある港だ。

とりあえず港を見てみましょう。

17~18世紀ごろに北前船による海上航路が発達し、物流の一大集積地としてにぎわった。

まず駅を目指して行きましょう。

港とは反対方向に向かう。

「日本書紀」には「三国坂中井」が記載されているほど古くから港町だった。

鎌倉末期には商船が出入する中継交易の基地となった。

×だし
〇やま

三国祭は江戸時代から300年続く三國神社の伝統行事で北陸三大祭りのひとつとされる。

まず案内看板でルートを確認。

旧森田銀行本店

旧森田銀行本店に入ってみる。

入館無料。

吹き抜けの大空間。

銀行のカウンターがそのまま残っている。

ボランティアの方が説明してくれるそうだ。

ここに来るときに車から見える建物が目立っていた。

坂井市龍翔博物館(さかいしりゅうしょうはくぶつかん)だそうだ。

丘の上に明治時代の「龍翔小学校」の外観を模して1981年に建てられた。

五層八角形のユニークな洋風建築。

窓はステンドグラス。

当館は、明治時代の「龍翔小学校」の外観を模して、旧三国町の資料館「みくに龍翔館」として1981年(昭和56)に開館しました。

それから40余年を経て、改めて「坂井市龍翔博物館」として、2023年(令和5)にリニューアルオープンしました。日本海をのぞむ丘の上に建つ五層八角形のユニークな洋風建築の博物館で、館内では坂井市の歴史を中心に、楽しく親しみやすい展示を行っています。

利用案内 | 坂井市龍翔博物館(旧みくに龍翔館) から引用

この建物は大正9年 (1920年)に竣工した。

旧森田銀行本店は個人の銀行。

鉄筋コンクリート造りの建物としては福井県最古。

天井はこて絵(漆喰彫刻)が施されている。

50cmの立体的なこて絵で直径2mあるそうだ。

カウンターはケヤキの一枚板。

7mあるそうだ。

角の接合部は木目が左右対称になっている。

1本の木を本を開くように2枚にした。

丸い形にするためには倍の幅が必要だという。

当時はこちらが繋がっていました。

手狭になってここから切って広げた。

ここから奥は営業室になっていました。

柱は大理石に見えるが漆喰塗り。

コンクリートの柱に漆喰を塗ってマーベル模様に仕上げた。

現在この技法を使える職人はいないそうだ。

台座部分は大理石なので触感が違う。

ブラタモリでタモリも触ったそうだ。

本物の大理石で作るより10倍以上のコストがかかった。

元は北前船の廻船問屋だった。

大阪と瀬戸内海を通って北海道まで行って交易しながら財を成したんですね。

北海道の昆布ですね。

太平洋側は鰹だしですね。

金庫室は今は駐車場になっているので扉しか残っていない。

当時は20畳の広さがあった。

奥行き4.7m、幅10mありました。

中に人が閉じ込められたときのために脱出口が壁にある。

銘板も貴重なものなんですけれど。

「竹内製造」日本で最初に金庫を作った会社だそうです。

住所もまだ東京市ですね。

重役室。

椅子には森田銀行のマーク入り。

創業者の森田三郎右衛門の「三」がマークになっている。

電話番号3番でした。

建物はドイツの建築様式で建てられたもので。

ガラスもドイツからの輸入物です。

内部は布張りでドイツ更紗が貼ってあります。

引き手は七宝焼き。

扉は松の木。

カーテンボックスは寄せ木細工。

バラ模様の柱は柿の木。

銀行なので防犯上全ての窓にシャッターが付いています。

巻き上げ式のシャッターです。

今でも使っています。

これがお手洗いだそうです。

2階に上がってみる。

会議室。

床は寄木板張りで貴賓室とも呼ばれVIPだけが通された。

回廊。

漆喰が50cmの厚さがあるそうです。

看板は大理石。

森田銀行は1914年に福井銀行に買収され、その後41年間にわたって福井銀行三国支店として使用された。

隣が現役の福井銀行ですね。

20畳の金庫だよ。

松ヶ下

さらに歩いて行く。

建物は新しそうだが街並みに溶け込むようにデザインされている。

字も旧字体にして。

奥に長い町屋形式。

景観を大事にしようと住民の方が努力しているわけよ。

三国湊は九頭竜川が日本海に注ぐところに発達した港町。

九頭竜川は岐阜県と福井県の県境から発し日本海に注ぐ流路延長 116km の大河である。

元三国大野屋。

大野屋は越前大野藩が作った産物会所(今でいう商社)で安政2年(1855)に開設後は全国に40店舗を展開した。

山車(やま)の倉庫。

慶応3年(1867)に製作された物で紫檀細工。

三国祭は、江戸時代から300年続く三國神社の伝統行事で、北陸三大祭りのひとつ。

この辺りは松ヶ下といい正保2年(1645)までは遊郭があった。

その後は豪商の町となった。

西光寺

西光寺にやってきた。

浄土宗の寺だ。

寛永五年(1628)開創
   令和十年(2028)開創400周年
 三国港の豪商 江波氏 が創建
   浄土宗寺院(知恩院末)

西光寺ホームページ から引用

西光寺
〒913-0047 福井県坂井市三国町神明2丁目1−7
0776-82-1368

寛永五年(1628)の開創。

現在の堂宇は寛政年間の再建。

蔵ではなく「常行堂」で常行念仏三昧を行うお堂。

本堂は寛政10年(1798年)の再建と推定される。

勝授寺。

勝授寺
〒913-0045 福井県坂井市三国町南本町2丁目3−21
0776-82-3770

えちぜん鉄道の三国駅に向かう。

上八町

いとや。

三国提灯を一貫製造するお店。

大和甘林堂。

創業享保四年だそうだ。

「いとや」は1791年に雑貨屋として創業した。

「食の蔵 灯」というレストランも営業している。

石張りのきれいな通りだ。

田島屋呉服店。

びょうぶや。

上八町(うわまち)山車(やま)格納庫。

この辺りは万治年間(1659年頃)から遊郭が作られ明治になると政治経済の中心となった。

この通りの突き当たりがえちぜん鉄道の三国駅。

江戸小唄 竹よし。

抹茶をいただきながら江戸小唄の演奏を聴くことができるお店。

料亭、お茶屋が19軒も並んでいた。

芸妓が多いときは80人もいたという。

マチノクラ。

旧岸名家。

江戸時代後期に建てられた材木商で国指定登録有形文化財。

三国湊町家館。

三國湊まちなか案内所・休憩所で旧商家を改築した建物内に三国湊町の昔の写真や引き札が掲示されている。

旧商家を改築した建物内には、三国湊町の昔の写真や引き札が掲示され、三国祭山車巡行の様子をビデオで見ることができます。また、レンタサイクルも行っております。

福井県坂井市/三国湊町家館 から引用

トイレはとてもきれいだ。

無料gpxファイルのダウンロードはこちら /wp-content/uploads/gpx/workout-walking-20250913-2.gpx

越前海岸

三国湊を出発。

越前海岸に向かう。

九頭竜川を渡る。

越前海岸は水仙の千枚田が有名だ。

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越前岬を通過。

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銭ヶ浜園地や呼鳥門(こちょうもん)など見どころが多い。

この道は国道305号線で漁火街道(いさりびかいどう)とも呼ばれている。

越前ガニで有名なエリアだ。

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今回は道の駅越前(みちのえき えちぜん)の方には行かず国道を進む。

北前船主の館・右近家(きたまえせんしゅのやかたうこんけ)を通過。

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北前船主の館・右近家は福井県南越前町河野の資料館。江戸〜明治期の北前船資料を展示。明治34年建築の旧宅。西洋館は昭和8〜10年建築の別荘。中村家住宅も見学。展望台からは港を一望。

ここからしおかぜライン。

敦賀湾沿いの風光明媚な道路だ。

国道8号線に入る。

敦賀原発が見える。

すき家

気比神宮を通過。

北陸道総鎮守で越前国一宮とされる朝廷から特に重視された【神社】気比神宮/福井県敦賀市
気比神宮は、福井県敦賀市曙町にある越前国一宮だ。「北陸道総鎮守」と称されて朝廷から特に重視された神社であった。祭神は、伊奢沙別命、仲哀天皇、神功皇后、日本武尊、応神天皇、玉姫命、武内宿禰命。1645年に造営された大鳥居は、重要文化財に指定されている。

すき家にやってきた。

すき家 敦賀木崎店
〒914-0814 福井県敦賀市木崎19−14−1
0120-498-007

「すきパス」を買ってしまったのですき家一択だった(苦笑)

値下げで話題の牛丼チェーン店に行ってみた【ランチ】鰻丼1,180円!八ヶ岳・硫黄岳登山後のご褒美グルメ【旅行VLOGレビュー】すきパスも使ってコスパのいいランチ!
硫黄岳登山後にすき家茅野店を訪問。値下げで話題の牛丼を食べる予定が、疲れから鰻丼1,180円に変更。フワフワの鰻を堪能。おばあはすきパス利用で並盛を注文し、一緒にシェア。安心安定の味で各地で利用中。

安心安定の味なので知らない場所で重宝する。

おばあは牛丼のミニでおしんこセット。

おじいは牛丼の並盛りでおしんこセット。

食事を終え、車で国道27号線を進む。

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