大川上美良布神社とは
大川上美良布神社(おおかわかみびらふじんじゃ)は、高知県香美市香北町韮生野(こうちけんかみしかほくちょうにろうの)にある神社だ。
祭神は大田田根子命(おおたたねこのみこと)
大物主神(おおものぬしのかみ)の子。三輪(みわ)氏の祖。崇神(すじん)天皇の代に疫病や災害がつづいたとき,天皇の夢にあらわれた大和(奈良県)の三輪山の大物主神のお告げにより大神(おおみわ)神社の神主となる。その結果,疫病がやんだといわれる。「古事記」では意富多多泥古命。
創建時期は不明だが、古記録に平安時代の承和8年(841年)以前から存在していたとの記述がある古い神社だ。
嘉永五年(1852年)に正一位となってる。
正一位(しょういちい)は、位階及び神階のひとつ。諸王及び人臣における位階・神社における神階の最高位に位し、従一位の上にあたる。
正一位 – Wikipedia から引用
毎年11月3日に行われる秋祭りは「一に一宮の志那祢さま、二に韮生の川上さま」と称され、高知県でも屈指の賑わいを誇る。
「おなばれ」と呼ばれる神輿の行列が古式にのっとって町内を練り歩く。
美良布の川上さまとして知られる名社。祭神は大田田根子命。延喜式内社。社殿は県指定文化財になっています。社殿の規模は大きく木割も堂々として落ち着きを感じさせ、屋根は幕末の造りにしては美しく優美といわれています。 現在の社殿は慶応元年(1865年)に起工し、明治二年(1869年)に落成したものです。 秋祭り(毎年11月3日)は特に盛大で、一に一宮の志那祢さま、二に韮生の川上さまと称され、大勢の人出でにぎわいます。古式にのっとった神輿のおなばれ行列で知られています。社宝には県指定文化財である袈裟襷文(けさだすきもん)銅鐸2基があります。
この土地は韮生野(にろうの)と呼ばれるが韮生は(にらふ)とも読め、美良布神社の美良は「ニラ」の古語だ。
つまりニラの産地、という名称になっている。
駐車場
この日は自宅を車で出発し、大川上美良布神社にやってきた。
土俵があるので、奉納相撲が開かれているのだろう。
駐車場は広いので、通常時期なら困らないだろう。
参道
コンクリート製の大きな鳥居をくぐる。
すぐに杉の巨木が立っている。
根本から二本に別れた夫婦杉で、しめ縄が掛けられていることからご神木とされているようだ。
その先が、表参道だ。
狛犬。
その横に、祭事案内。
鳥居の先の灯籠は、奇妙な形の岩を利用している。
由緒書き。
その横に、力石。
これを持ち上げて力比べをするそうだが、ビクともしない(汗;)
参拝
拝殿。
明治2年(1869年)に完成し、高知県有形文化財に指定されている。
本殿。
後側はこんな感じ。
柵で囲まれ、近づけないようになっている。
彫刻は、土佐随一との評価。
境内
拝殿の左手には、通夜殿がある。
香北町の有形保護文化財に指定されている。
その前に、なにやら彫刻が飾られている。
ご神木は樹齢1000年、樹高40mを誇る。
本殿の横に、庫裡がある。
立派な建物だ。
ここに収められている袈裟襷文銅鐸は、国の重要文化財に指定されている。
摂社
境内には、多くの摂社が鎮座する。
琴平神社、秋葉神社。
御崎神社。
若宮神社。
参拝を終え、ランチに向かった。
感想
非常に規模が大きく、立派な神社だ。
社殿も素晴らしい。
樹齢1000年のご神木など、歴史を感じさせる。
いちど秋の大祭を見てみたいものだ。