赤目四十八滝とは
赤目四十八滝(あかめしじゅうはちたき)は、三重県名張市赤目町にある渓谷だ。
実際には48個の滝があるわけではなく、比較的大きな5つの滝「赤目五瀑(あかめ ごばく)」を中心とする多くの滝を指すようだ。
赤目とは、珍しい地名だ。
その名前の由来は、修験道の役の小角の伝説による。
伊賀忍者の祖『百地三太夫(ももちさんだゆう)』がこの地を修行の場として多くの忍者を輩出したと伝えられているので、「忍者修行の里」という名前が付けられている。
赤目四十八滝駐車場へ
前日は東京から車で伊賀に入り、敢国神社に参拝した。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/shrines-and-temples/shrines/ichinomiya/8412/
その後、名張市内のホテルAZ三重名張店に宿泊していた。
ホテルで朝食をとる。
このホテルは朝食バイキングが無料なのが嬉しい。
食後チェックアウトし、赤目四十八滝を目指す。
駐車場に到着。
駐車場の下には、きれいな川が流れている。
まずはトイレを借りる。
掃除が行き届いていて、気持ちがいい。
温水便座でないのは、少し残念だ。
赤目四十八滝の散策に出発
駐車場から先に進む。
忍者の顔出し看板が、ほほえましい。
看板を見ると、結構な距離がありそうだ。
じゃんじゃの水、という湧水があった。
サンショウウオの焼き物から吐水しているのが斬新だ。
入山料は400円のようだが、朝が早いせいか無料で入ることができた。
電柱が倒れていて、少し緊張する。
電線注意の看板。
かなりヤバそうだ。
渓谷を端まで進むと、1時間半程度かかるようだ。
美しい渓谷
川沿いに登っていく。
最初の滝「行者滝」に到着。
中津渓谷のような雰囲気だ。
結構な落差のある崖が続いている。
「霊蛇滝」に到着。
牛の銅像が飾られていた。
役の小角が滝に向かって行を修めていると、不動明王が赤い目の牛に乗って出現したという伝説に基づく。
「不動滝」に到着。
上から見下ろす。
この時間帯に入れるのはここまでだ。
元の道を引き返すことにした。
入り口まで戻ってきたが、まだ窓口は閉まったままだった。
最高点の標高: 349 m
最低点の標高: 319 m
累積標高(上り): 43 m
累積標高(下り): -52 m
総所要時間: 00:14:46
赤目四十八滝をあとにし、帰宅することにした。
今回は天理市を抜けるルートで初めて通る道だ。
しかもかなり急な坂道を下りる時の景色が美しく、とても新鮮だった。
最高点の標高: 499 m
最低点の標高: 5 m
累積標高(上り): 2391 m
累積標高(下り): -2666 m
総所要時間: 04:55:40
感想
なかなかきれいな渓谷だった。
正直、滝はそれほど大きくないので見応えがあるかと言えば疑問ではある。
しかし役の小角から百地三太夫に続く歴史のストーリーせいもあり、それを味わいながら渓谷美を味わうのも楽しい。