高知城歴史博物館とは
高知城歴史博物館は(こうちじょうれきしはくぶつかん)は、高知県高知市にある博物館だ。
高知城の追手門の正面に位置し、まだ新しいものの観光地として人気がある。
高知城歴史博物館(通称:城博)の公式サイト
高知城歴史博物館は2017年(平成29)3月4日、高知城のふもとに開館(一般公開開始)します。国宝や重要文化財を含む約6万7千点に及ぶ土佐藩主山内家伝来の貴重な資料を中心に、土佐藩・高知県ゆかりの歴史資料の数々を収蔵・展示する本格的な博物館です。
実物資料を中心に、体験型展示や映像、メディア機器などで、大人から子どもまで楽しみながら歴史を学ぶことができるほか、年間を通してテーマや季節にそった多彩な企画展や催し物も開催。来館のたびに土佐の歴史文化の新たな魅力を体感できます。
迫力ある高知城の姿を目の前にのぞむ展望ロビーは必見。日曜市やひろめ市場で賑わう商店街にも隣接し、博物館とあわせて城下町をまるごとお楽しみいただけます。
この場所は以前は造幣局があったのだが、それが取り壊されてこの建物が建てられた。
非常に個性的な建物で、外観を見るだけでも楽しい。
建築関係の賞もいくつか受賞している。
かき𠮷でランチ
この日は自宅を車で出発し、オーテピアの駐車場に車を停めた。
オーテピアを出て、柳町(やなぎまち)を歩く。
高知のキャットストリートという感じの通りだ。
この通りも、随分とお店が入れ替わった。
久しぶりに通るので、浦島太郎状態だ。
キョロキョロ見渡しながら歩いて行くと、かき𠮷(かきよし)に到着だ。
ここは、カキ料理専門店として古くからある店だ。
以前は庭付きの大きな店だったのだが、ビルに改築したために店は大幅に狭くなってしまった。
あわせて、酢がきがメニューからなくなってしまった。
ここは広島産のカキを使っているので、鮮度の問題があったのだと推察される。
以前出されていた頃は、かき𠮷に来ると必ず酢がきを頼んでいた。
それでも、あたった記憶は一度もない。
しかし昨今の食にまつわる状況からすると、それもいたしかたないのかも知れない。
俺はカキフライ定食を頼んだ。
ツレはカキめし。
このカキめしが、独特の味わいでおいしい。
一般的なカキ釜飯をイメージしていると、面食らうこと間違いなした。
かき吉のかきめしが、釜飯という名の○○だった件 | ガタリ夜話
釜めしは想像の斜めうえ。
一般に釜めしといえば、具材と一緒に炊き込んだ味付けご飯だろうがここのは別物。
写真ではすでに混ぜてしまっているが、まず釜のフタをあけるとメシの表面を溶き卵が覆っている。米は炊きあがっていないリゾット風。ダシが利いていて味はたしかに美味い。
ただ想像とあまりにかけはなれていて、水の量間違えた?と疑ってしまう。
ここを訪れた人のブログを見ると高確率でこの「かきの釜めし」を注文しているのだが、誰も「ちょっと変わったリゾット風釜めし」的な表現していないのも気になる。そもそも水分を飛ばし切らないのに羽釜を使う必要はあるのか?
メニューには「釜めし」とは別に「雑炊」もあるのだがそれとの差別化は?
疑問は迷宮入りするばかり。
もしかしてもしかするけど高知で釜めしといえばこれなの?.
はっきり言うと、「高知で釜めしといえばこれなの」だ(笑)
15年ぶりに来たが、変わらぬ味に大満足。
随分久しぶりに食べて、懐かしかった。
食べていると、店内でバッタリと知り合いに会う。
この界隈を歩くと高確率にこうなるので、ついつい話が尽きず、思わず長居してしまった。
高知城歴史博物館
食後、高知城歴史博物館に向かう。
商店街側から、入館する。
エントランスはこんな感じ。
内部は木の香りがしてきそうだ。
正面玄関に出てみた。
ここから高知城の天守閣と追手門が一望できる。
ちなみに天守閣と追手門が一緒に入ったアングルで写真が撮れるのは、日本唯一。
高知城だけだ。
見上げると、巨大すぎてiPhoneの画角には収まらない。
そこで、向かい側にある藤並公園(ふじなみこうえん)から撮ってみた。
展示物
鏡川沿いに、山内神社(やまうちじんじゃ)が鎮座している。
山内神社は、その名の通り江戸時代に掛川から高知城主として入国した山内一豊を祀った神社だ。
10代藩主豊策(とよかず)公の時代に、一豊公と同夫人・見性院(千代)、そして、2代藩主忠義公を祀るため、高知城内に藤並神社が建てられた。
明治四年(1871)廃藩置県の年の3月、最後の藩主で最初の知藩事山内豊範公が祖霊を祀るため、藤並神社の御旅所のあった現在地に社殿を造り、三代忠豊公より十四代豊惇公の霊を祀られた。
この境内の山内家宝物資料館に、山内家の家宝が展示されていた。
しかし老朽化のため、その展示物をここ高知城歴史博物館に持ってきたという経緯がある。
このため、高知城歴史博物館の展示物の多くは、山内家に関するものだ。
まあ高知城自体が山内家が建てたものだから、異論はない。
山内家宝物資料館の時代に展示物は何度か見ている。
このため、今回は展示の見学はしなかった。
いろいろ企画展も開催されているようなので、いずれ機会があれば展示も見てみることにしよう。
感想
建設当時はその莫大な建築費が物議を醸し、さらに耐震ダンパーの偽装疑惑に巻き込まれるなど散々な建物だが、できあがってみると迫力満点だ。
内装もかなり凝ったものらしいので、機会があれば入ってみたい。