日ノ浦あじさい街道 ⇒ 10kmにわたりアジサイが咲く山間の道

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日ノ浦あじさい街道とは

日ノ浦あじさい街道(ひのうらあじさいかいどう)は、高知県高岡郡越知町鎌井田日ノ浦(こうちけんたかおかぐんおちちょうかまいだひのうら)の道路だ。

沿線に住民がアジサイを植え、10kmにわたってアジサイの花が咲き誇る名所となっている。

越知町鎌井田日ノ浦地区では、地区が一丸となって黒石小学校から日ノ浦集会所 までの道沿いにあじさいを植える取り組みを続けてきた。こつこつと増やし 育ててきたあじさいも今では約2万株を数え、延長も約10km超えになり、「日ノ浦 あじさい街道」として毎年6月中旬から7月上旬になると色鮮やかな花が 楽しめるようになった。

日ノ浦あじさい街道│越知町公式ホームページから引用

ただしこの場所は山の上にあり、県道からすれ違いに苦労するほど細い道を上がっていかねばならない。

アジサイが咲く季節は鎌井田から浅尾に入り、ここから上りの一方通行とすることが推奨されている。

「浅尾沈下橋」が入り口になります。そこからは結構な斜度のヒルクライム。

ガードレールも無い場所がありますので注意して進みましょう。

あじさいの期間は「一方通行」なのでご注意をおねがいします。

必ず「浅尾沈下橋」側から登っていきましょう!

このせまい道路ですれ違いは危険すぎます…。まして、初めていかれるのならなおさらです。

日ノ浦あじさい街道【越知町】は想像以上に山奥!注意すべき3つのポイントから引用

以前はあじさいまつりが開催されていた。

休校中の黒石小学校を起点に総延長9キロメートルに及ぶ「日ノ浦あじさい街道」には、約2万株のあじさいがあり、色鮮やかな花を楽しむことができます。

あじさい街道は、地域を明るくするために地区の老人クラブが中心になって始めたものですが、あじさいを見に訪れる方々と交流しようと、平成17年から「あじさいまつり」を開催しています。

第10回 日ノ浦あじさいまつり | 高知県の観光情報ガイド「よさこいネット」から引用

しかし集落の人口が20人を切ってしまい、祭りを維持できなくなったため、今年からは開催されなくなったそうだ。

以前にここを訪れた時は大勢の人たちがカラオケをしたりして盛り上がっていたので、少々残念だ。

黒石小学校

この日はかどたでランチを済ませた後、車で日ノ浦を目指した。

浅尾沈下橋の前を通過する。
https://niyodogawa.org/blog/niyodogawa/spot/3533/

しばらくして、分岐点から山道に入る。

細い山道を進むと、あじさい街道の起点に到着。

ここは車を停めるスペースがある。

ちょうど軽トラックに自転車を乗せている時だったが、トラブル発生だったのかも知れない。

なにやら看板が立っている。

あじさい恋唄

思い出をありがとう

地元の歌のようだ。

ここは、以前は黒石小学校があった場所だ。

今は廃校となってしまった。

海抜280m

鎌井田が50m付近、榎佐古、日ノ浦が450m付近

学校の石碑

その裏には

しかし実際は明治22年の簡易小学校の発足からの100年を超す歴史になる

越知・横畠、黒石小学校の歴史4「黒石小学校」 ( 高知県 ) – 高知の廃校になったあの小中学校は今!!! – Yahoo!ブログから引用

道路

ここから、道路沿いにアジサイが咲いていた。

時期的に、少し早すぎたようだ。

すれ違えないような細い道なので、軽トラックの後ろをノロノロと走る。

そうこうしていると、分岐点に到着。

鳥首という場所だ。

ここから、日ノ浦に折れる。

なごみの里双子

500mほど行くと、なごみの里双子に到着。

このあたりは、道幅が広くなっている。

双子休憩所と書かれた東屋がある。

きれいに草が刈られていて、気持ちいい場所だ。

駐車場

やがて、目的地に到着。

車10台ほど停められそうな駐車場が整備されている。

既に何台か、停まっていた。

アジサイがたくさん咲いている。

その先に、黒森山がそびえる。

ここは、以前に登った山だ。

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イベント広場

先に進む。

すぐにイベント広場だ。

大きなテントが設置されていた。

以前来た時は、おばあちゃん達がここでカラオケをしていた。

ここにも、あじさい恋唄の看板が。

住民みんなで歌っているのだろうか。

テント内では、干し大根などの販売も。

東屋もある。

アジサイがきれい。

前の知事だった橋本大二郎夫妻の植樹らしい。

黒森山の看板。

その先に、トイレが設置されていた。

金峰神社

トイレの上に、神社が鎮座する。

金峰神社(きんぷじんじゃ)だ。

祭神は、蔵王権現(ざおうごんげん)

吉野の金峯山寺(きんぷせんじ)から勧進した。

金峯山寺にお祀りされる御本尊は、金剛蔵王大権現であります。今から1300有余年前、金峯山山上ヶ岳に役行者が一千日の修行に入り、感得された権現仏であります。権現とは権(仮り)に現われるという意味で、本地仏の釈迦如来(過去世)、千手観音(現在世)、弥勒菩薩(未来世)が権化されて、過去・現在・未来の三世にわたる衆生の救済を誓願して出現されました。また金剛蔵王とは、金剛界と胎蔵界を統べるという意味も表しています。

金剛蔵王権現から引用

由緒書き。

これによると、幕末の建立のようだ。

なかなか古そうな社だ。

なかなかいい眺め。

その横は、公民館らしき建物。

坂道を下ってみた。

アジサイの花が続く。

一週間後くらいが見頃だろう。

この規模を20人足らずの住民で維持しているご苦労に、頭が下がる。

感想

過疎地域の活性化のためにアジサイを植えたのだが、その維持も難しいくらい過疎が進んでしまった。

実に残念だ。

行くと分かるが山の上の地区で、交通は非常に不便。

やむを得ない気もするが、この美しい街道がなくなるのは惜しい。

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