きび街道とは
きび街道(きびかいどう)は、高知県吾川郡いの町枝川(こうちけんあがわぐんいのちょうえだがわ)の道路だ。
高速道路高知自動車道の伊野インターチェンジのすぐ横で、周辺にはトウモロコシ畑が広がる。
6月には、農家が露店を出して茹でトウモロコシを販売していることから、きび街道と呼ばれている。
30年以上続く同露店。毎年5月下旬から9月までの収穫期、地元の農家がそれぞれの畑の前に屋台を構え、その日に収穫したトウモロコシ(通称 きび)を大鍋で湯がいて販売する。現在4軒の農家が出店し、多くの客でにぎわいを見せている。 畑周辺にはゆできびの甘い香りが広がり、地元客を始め高知市から訪れる人や県外客も多く見られる。価格は商品の大きさで変わり、1本100円~200円で販売。客の多くは10本~30本ほど購入し、中には贈呈用に生の状態で持ち帰る人も。その日に収穫したトウモロコシがなくなり次第終了で、午前中に完売することも多いという。
きびとは、トウモロコシのことだ。
「とうきび」の略称。
「とうきび」とは、北海道、山形県北部、石川県、福井県、香川県、愛媛県、山口県西部、九州などで使われる「トウモロコシ」を指す方言です。 16世紀にポルトガルから伝わった「トウモロコシ」は、「唐(外国)から伝わった黍(キビ)に似た穀物」が由来で「とうきび」と呼ばれるようになったといわれています。
お盆前まで営業しているそうだ。
駐車場
この日は平家の滝に行った。
その後、車できび街道にやってきた。
この周囲はただの道で、駐車場はない。
しかし高速道路への道と並行して走る農道で、交通量は少ない。
車は露天のそばに路上駐車して買い物するのが一般的だ。
露天
縁日などでよく見る露天が、畑に立っている状態だ。
店頭には、獲れたてのトウモロコシが山積み。
この日は2019年6月25日で、販売しているおばちゃんも、暑そうだ。
茹でたてのトウモロコシを、発泡スチロールのケースの中に入れて販売している。
実食
家に持ち帰り、さっそく食べてみた。
2本入りで400円だった。
だいたい2本入りで200円〜500円で販売しているようだ。
プリプリッと身が詰まったトウモロコシは、とても甘い。
野菜と言うより、お菓子のようだった。
初夏の地元の味だ。
感想
地元の産地直売なのだが、これを目当てに高速道路でやってくる人もいるくらい有名になった。
鮮度、味は抜群。
それにしても、ただのトウモロコシなのに観光名所になるとは恐るべし。
30年の積み重ねなのだろう。
顧客を裏切らない姿勢が、この発展につながったのだ。
商売の原点を見るようだ。