本福寺水御堂とは
本福寺水御堂(ほんぷくじみずみどう)は、兵庫県淡路市にある真言宗御室派の寺院だ。
本尊は薬師如来。
本堂が安藤忠雄氏の設計で、とても斬新なことで知られている。
観光情報(本福寺・水御堂) | 淡路島観光ガイド
平安時代後期に建立されたと伝えられる真言宗御室派の寺院で淡路四国第五十九番霊場。境内からは大阪湾が一望できます。コンクリート造りのモダンな外観の水御堂は、世界的現代建築家 安藤忠雄氏の設計によるもの。
あわじ花へんろ第6番札所(5月~9月:スイレン、6月~7月:ハス)
六月になると、約2000年前の地層から発見された大賀ハスが大輪の花を咲かせ、夏には大きな蓮池一面に色とりどりのスイレンが開花し、神秘的な雰囲気を醸し出します。蓮池の中心には下へ降りる階段があり、その先に本堂があり、淡路市指定重要文化財の本尊薬師如来が静かに安置されています。
淡家でランチ
この日は自宅を車で出発し、伊弉諾神宮に参拝した。
参拝後、車で淡家へ。
うどんはさすがにおいしかった。
天ぷらは淡島らしくタマネギの天ぷらをチョイス。
あなご飯も付けた。
食べ過ぎだな(汗;)
本福寺に向かう
食後、車で本福寺を目指した。
国道から少し坂道を上がる。
駐車場に到着。
海がきれいだ。
ここからだと普通の寺院に見える。
階段を上っていく。
ここから本堂への道だ。
参拝料は400円。
安藤忠雄ならではの、コンクリート壁の脇を歩かせる造りになっている。
角を曲がると、池が見えた。
ここに大賀ハスやスイレンが咲くのだろう。
残念ながらこの日は冬、何も咲いていなかった。
参拝
いよいよ本堂に入る。
池の中央を階段で下るので、相当面食らう。
下から見上げると、こんな感じ。
中は円形になっており、左から入り参拝する。
残念ながら写真はない。
採光を利用した厳粛な感じが、近代的だ。
この斬新さで、第34回建設業協会賞を受賞したそうだ。
本福寺 (淡路市)
雑木林に囲まれたアプローチを抜け出るとやがて、正面に自立する大きな曲面の壁が現れるが、これは俗界と聖界の境界をあらわしている。
壁を回り込み内部に入るとやや楕円形の大きなコンクリート造りの蓮池(直径40m、短径30m)が現れ、水面を切り裂くように設けられた直線の階段を降りて行くと朱に塗られた回廊に至る。回廊を少し巡れば本堂が現れ、やはり朱塗りの空間となっている。
本尊は薬師如来像である。本尊の背後が西方にあたり、大扉を開け放てば内部に光が立ち込め、本尊を朱に染め上げ極楽浄土が出現するという演出がなされ、同じ兵庫県の小野市にある重源作の浄土寺の手法を踏襲したものである。
参拝後、明石海峡大橋に向かった。
感想
寺として考えると、賛否が分かれるのも無理はないだろう。
それでもわざわざ高知から行ってみたい、と思わせるのは、まさにこの斬新な本堂あればこそだ。
その意味で、非常に効果的なのではないだろうか。
建物自体は安藤忠雄の設計らしいコンクリート打ちっぱなしで、風情はない。
その代わりに得られる凛とした空間は、従来あまり寺に関心がない人でも感銘を受けるだろう。
もちろん建築に興味がある人は、必見だ。
ぜひ一度訪れてみたい場所だ。