下関とは
下関市は山口県の県庁所在地ではないが、山口県最大の人口を擁する都市だそうだ。
下関市
山口県を代表する都市の一つであり、その人口規模は県庁所在地の山口市を凌ぎ、山口県一の規模を誇る。中国地方でも5番目(広島市、岡山市、倉敷市、福山市に次ぐ)の人口規模の都市。2005年(平成17年)10月1日に中核市の指定を受けた。
高知から近い割になかなか立ち寄る機会がなく、今回観光するのは二回目だ。
朝食
前日は秋芳洞観光をして、ドライブインみちしおで車中泊していた。
この日の朝の気温は、車内で24.3度。
結構快適に車中泊することができた。
車内で朝食をとる。
車内でシングルバーナーを使うのは一酸化炭素中毒症が怖いので、換気に注意しないといけない。
メニューは、まあこんなものだろう。
火の山公園
まずは車で火の山公園を目指し移動。
下関市公式観光サイト 楽しも!
火の山は瀬戸内海国立公園に含まれ、山頂からは瀬戸内海・日本海が一望できます。火の山からの夜景は日本夜景遺産にも認定され、1000万ドルの価値があると言われています。
はるか昔、山頂に敵の襲来を都に知らせるための狼煙台が設けられていたことが名前の由来です。1890年(明治23年)には山頂に砲台が置かれ、重要な軍事拠点として使用され、第2次世界大戦後まで入山が禁じられていた場所でもあります。
9:37駐車場に到着。
時間が早く、まだ車は少ない。
駐車場からは車道に沿って木道が続く。
すでに他の観光客が記念写真を撮っていた。
言葉からすると中国人のようだ。
中国人観光客は朝が早い。
結構広そうだ。
関門橋が一望できる。
山頂に到着。
この場所は第一次大戦時から砲台が置かれていたそうだ。
砲弾が飾られていた。
大きいと思ったら、戦艦大和の砲弾だった。
全長は1.95mもある。
凄いな。
ここからの眺めも素晴らしい。
それにしても、大量のジョロウグモがいるのには驚かされる。
しかも大きい。
駐車場に戻り、先に進む。
壇ノ浦
壇ノ浦といえば、源平合戦で有名だ。
壇ノ浦古戦場跡|観光情報|山口県の旅行・観光情報 おいでませ山口へ
源平の合戦場跡で、寿永4年(1185)源氏と平家の最後の戦いとなった壇ノ浦合戦の跡。
二位尼に抱かれた安徳天皇はわずか8歳にして壇ノ浦の海へ入水し、平家は滅亡しました。この後、源氏は鎌倉幕府を開き、江戸時代まで続く武家社会を始めます。
古戦場を眼前に臨む、みもすそ川公園内には源義経・平知盛両雄の像とともに、像の除幕式に参加された滝沢秀明さん(NHK大河ドラマ義経役)中越典子さん(同 建礼門院役)の手形などが設置されています。
関門トンネル入り口までやってきた。
駐車場はほぼ満車。
なんとか駐車スペースを見つけた。
道路の向こうが壇ノ浦だ。
義経と知盛の銅像が立っている。
安徳帝が入水した碑が立っていた。
高知県的には、安徳帝は高知で没したことになっているのだが、まあいいだろう。
壇ノ浦の戦い
平安時代末期の1185年、源義経を大将とする源氏は一ノ谷・屋島の戦いで平氏を破り、下関の彦島に追い詰めました。 吾妻鏡によると壇ノ浦に集結した平氏方の船はおよそ500艘、対する源氏は840艘だったといいます。
海戦を得意とする平氏は追い潮に乗って矢を射かけ当初優勢でしたが、そのうち潮流が反転、今度は源氏が追い潮となり形勢が逆転したと言われています。
平清盛の妻二位の尼は、「阿弥陀の浄土へ参りましょう。 波の下にも都がございます。」と幼い安徳天皇を抱いて入水。 平教経は、敵の大将源義経を道連れにしようと義経の船に乗り移りますが、義経は船から船へと飛び移り逃げてしまいました。 これが義経の「八艘飛び」です。 教経は組みかかってきた源氏方の兵士2人と組み合ったまま海へ飛び込みました。
平知盛は有名な「見るべき程のことは見つ。」という言葉を残し入水しました。 安徳天皇の遺体は翌日漁師の網にかかって引き揚げられ、天皇を祭る赤間神宮に隣接する阿弥陀寺陵に埋葬されたといわれています。
ここから見上げる関門橋は、なかなかの迫力だ。
ここには大砲が並んでいる。
長州藩が使ったものの複製だ。
関門トンネル
いよいよ関門トンネルに向かう。
関門海峡Navi|エリアマップ|関門トンネル人道
海峡を歩いて渡ることができるってご存知ですか?
もちろん、海を歩いて渡るわけではなく・・・海の下、海底トンネルを歩くのです。
関門トンネルは二重構造になっていて、上が車、下が人道となっています。
完成したのは昭和33年3月9日。(完成まで21年の歳月がかかっています)
人道入口には、エレベーターがあり、下関側は地下約55m、門司側は地下約60m降ります。
通行料は無料。ただし、軽車両(自転車・原付)は20円の通行料が必要で、どちらも押して歩きます。
観光で訪れる人をはじめ、ウォーキングやジョギングをする人、通勤や買い物に利用する人などたくさんの方が利用されています。
観光で訪れた方に特に人気なのが、山口県と福岡県の県境。県境をまたいで記念写真を撮る方が多いようです。
エレベーターで降りると、トンネルだ。
トンネルとしては非常に狭い。
車が通らないので当然だが。
ここが本州と九州の境目だ。
記念写真を撮る観光客が多い。
九州側の出口が見えてきた。
こちらも、下関側と同じような感じだ。
エレベーターで地上に上がる。
さっきまでいた下関が対岸に見える。
海流が速いのにビックリ。
船の往来も多い。
再びトンネルを通って、下関に戻る。
いざ九州へ
駐車場まで戻り、車で関門トンネルを抜けて九州に渡った。
ランチは、博多ラーメンの店を探した。
黒ラーメンを頼んでみた。
なかなかのものだ。
車で先に進んでいくと、だんだん天気が荒れてきた。
宿泊先の手前では、嵐に。
なんとか宿泊地にたどり着けて、ホッとした。
感想
下関に来るのも、本当に何十年ぶりだろう。
その時も関門トンネルを歩いたのだが、今回は少し短く感じられた。
日頃歩くようになったからだろうか。
当時より壇ノ浦などを含めて整備が進んだようだ。
次回は名物のフグを食べてみたいものだ。
最高点の標高: 1023 m
最低点の標高: -21 m
累積標高(上り): 1938 m
累積標高(下り): -922 m
総所要時間: 05:39:11