乱礁遊歩道 ⇒ ジオパークに指定された室戸岬で奇岩を見ながら散歩

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乱礁遊歩道とは

乱礁遊歩道(らんしょうゆうほどう)は、高知県室戸市室戸岬町(こうちけんむろとしむろとみさきちょう)にある海岸線沿いの遊歩道だ。

室戸岬周辺2.6kmにわたり遊歩道がつけられています。アコウ、ハマユウなどの亜熱帯植物、岩礁に砕け散る荒波、空海ゆぁりの場所として悟りをひらいたとされる「御厨人窟」(みくろど)、行水の池、衆生の眼病を治したとされる目洗いの池、さらに悲しい伝説が残されているビシャゴ巌など、室戸の自然と歴史を遊歩道に沿って楽しんで下さい。

乱礁遊歩道 | 高知県の観光情報ガイド「よさこいネット」から引用

室戸岬周辺は奇岩が多く、ユネスコのジオパークにも指定されている。

ジオパークは、自然と、歴史と、生活文化、食文化に触れ、自然とジブンとの関わりを知る場所。室戸は、地球の動きを実感できる、まるごと、さんかくジオパークなのです。
室戸ユネスコ世界ジオパークは、大地が盛り上がり続ける場所で人々がどのように賢く暮らして来たかをテーマにしています。2011年9月18日、美しい自然とそれを守りながら活かす活動が高く評価され、世界ジオパークネットワークへの加盟が認定されました。地球のダイナミックな営みと、ともに過ごしてきた人々の暮らしぶりに触れてみよう。

室戸世界ジオパークとは? | 室戸ユネスコ世界ジオパークから引用

その珍しい地形を見ながら散策できることから、人気が高い。

駐車場

この日は御厨人窟を見た。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/shrines-and-temples/shrines/kochi/13185/

車はこのまま御厨人窟に置いておき、乱礁遊歩道に向かった。

国道55号線を渡ると、すぐに入り口だ。

遊歩道

スロープを下りていく。

すぐ目の前に太平洋が広がる。

説明看板。

ホルンフェルスの説明だ。

細粒ないし中粒の等粒状組織を有し,片理や劈開をもたない無方向性の変成岩の総称。一般に接触変成作用によってできる。泥質堆積岩起源のものに対して用いられるが,他の化学組成の岩石に対して用いてもよい。泥質岩起源のものには多量の黒雲母ができており,黒雲母ホルンフェルスと呼ばれる。紅柱石,菫青石などの斑状変晶を含むこともある。

ホルンフェルスとは – コトバンクから引用

海沿いの、眺めの良い遊歩道だ。

ビシャゴ岩

やがてビシャゴ岩という大きな岩までやってきた。

ずどーんとマグマが地層に入り込んだあと。約1400万年前、マグマが地層に貫入して固まったとされる岩。水平に貫入したものがその後の地殻変動により、ほぼ垂直に回転したもの。山側から海側に向かって順番に細かい粒~粗い粒とマグマが冷やされるのにかかった時間の長さによって模様が移り変る。この岩には「おさご」という絶世の美女にまつわる伝説もある。ただの岩だと思ったら大間違いなのだ。

ビシャゴ岩 | 室戸ユネスコ世界ジオパークから引用

ビシャゴ岩には、「おさご」という美女の伝説が残る。

その昔、津呂におさごという絶世の美女が住んでいました。その美女を、ぜひ嫁に欲しいという男が毎日、昼も夜も大勢おさごのところに訪れました。

何をするにも、おさごは多くの人に見られていたのです。これでは、おさごは、ふつうの暮らしができません。

自分に言い寄る男たちがあまりにも煩わしくなったおさごさんは、『室戸に自分のような美人が生まれないように』と願を掛けて、『ビシャゴ岩』から身を投げたということです。

ビシャゴ岩の謎 – きまぐれ日記から引用

行水の池

やがて、行水の池(ぎょうずいのいけ)に到着。

弘法大師が行水したと伝わる場所だ。

弘法大師(空海)が、悟りを開いたといわれている御厨人窟(みくろど)のすぐ前にあり大師が修行中、この池で行水されたと伝えられています。

弘法大師 行水の池 – 室戸市 ホームページから引用

背後の岩壁がへこんでいるが、これは波に浸食されたもの。

ノッチといい、その上にヤッコカンザシの巣が残っている。

以前はもっと波打ち際にあったことの証拠だそうだ。

感想

室戸岬に行ったら、いつも歩いている。

景色は素晴らしいし、珍しい地質も興味深い。

整備も行き届いており子供でも安心して歩けるので、ぜひ歩いて欲しい。

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