久喜沈下橋(くきちんかばし)は仁淀川町に架かる沈下橋だ。
沈下橋は増水時に水中に没することにより激流をやり過ごす橋のことだ。抜水橋と違い欄干などはない。これは水流をやり過ごすためで、このおかげで川との距離が小さく感じられる。一方で欄干がないことで転落する危険もあり、特に車が通行する時は要注意である。
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高知県最古の沈下橋
橋の傍らに、久喜沈下橋の由来を書いた看板が立っている。
これによれば、昭和10年に作られたコンクリート沈下橋で高知県では最も古い沈下橋と言われているそうだ。
2004年に国の登録有形文化財に指定されたそうだ。
とてもかわいらしい沈下橋
国道33号線で高知から松山方面に行くと、仁淀川町の役場を過ぎてすぐに左に入る道がある。
ここが久喜沈下橋への入り口だ。
途中、工場の脇を抜けるので間違ったかと思った。
すぐに橋がある。
思ったよりもずっと小さい。
この場所は仁淀川の川幅が最も細くなっている場所で、沈下橋もこんなに短いのだ。
長さも短いが、幅も狭い。それでも運送会社の軽トラックが渡っていった。かなりのスリルだ。
歩いて渡ってみたが、あっという間に対岸に着いてしまった。
この日は大雨のあとと言うこともあり、仁淀川は少し濁っていたのが残念だ。
昭和10年に造られた割には古びていない。
周囲の風景に溶け込んだ、自然な感じがなかなかいい。