虚空蔵山とは
虚空蔵山(こくぞうざん)は、高知県須崎市、土佐市、高岡郡佐川町にまたがる山だ。
標高は675m。
虚空蔵山(こくぞうさん)は、高知県須崎市、土佐市、および高岡郡佐川町に跨る標高674.9mの山である。 当山は高知県中西部に位置する。
当山及び周辺には多くの観光施設などがある。
携帯電話各社の基地局、NHK高知放送局と高知さんさんテレビの地上アナログテレビ放送波中継設備、高知放送の放送中継設備、地上デジタルテレビ放送の虚空蔵中継局、地上デジタルテレビ放送波の中継設備、mcAccess高知制御局、高知県行政防災無線中継所、佐川町行政防災無線、警察庁の中継所が設置されており電波塔としての役割も果たしている。
自宅から近いこともあり、毎年登っている。
駐車場
今回は、佐川町斗賀野から登る途中の道路から歩くことにした。
須崎市でランチを済ませる。
そこから国道494号線で虚空蔵山を目指す。
いつもはトンネルを抜けてから蔵王公園の前の道を入るのだが、今回は初めてトンネル手前から山越えルートを通ってみた。
しかしこの道はダンプカーが多数行き交い、たいして近くもならないので使わない方が良さそうだ。
蔵王公園からの道と合流する地点の少し先に、車を停める。
この先のこども公園に駐車場があるのだが、少し長く登りたかったので道路に路駐だ。
通行量も少ないので、支障は無いだろう。
道路歩き
しばらくは舗装道路を歩く。
途中、何カ所か沢があるので眺めながら歩いて行く。
つつじ園までやってきた。
ここは4月になると時々ツツジを見に来ている場所だ。
さらに先に進んでいく。
道路から四国山地が見えるのだが、石鎚山の付近は冠雪していた。
虚空蔵山こども公園
こども公園に到着。
ここに駐車場があるので、ここまで車で来てから歩いてもいいだろう。
この日は2019年12月23日で、既に椿が咲いていた。
山崎記念天文台を過ぎる。
この天文台は、日本で初めて彗星を発見した天文学者、山崎正光の功績を記念して建てられた。
日本で初めて彗星(すいせい)を発見した高知県高岡郡佐川町出身の天文学者、山崎正光(1886~1959年)の功績を記念して佐川町が建てた佐川町立山崎記念天文台の“復活”へ、住民有志が動きだした。山崎記念天文台は長らく休眠状態だったが、住民らは「文教の町で星を見る文化を再興したい」と、このほど天体望遠鏡の修理や天文台の清掃を行った。
展望台まで上がってきた。
ここから、太平洋がきれいに見える。
登山道
この先の峠から、登山道に入る。
結構な急勾配だ。
標高500mほどの地点から一気に標高差175mを登っていく。
山頂
冬なのだが汗だくになりながら、山頂に到着。
石碑が建っている。
その横には、大町桂月の銅像。
桂月は、明治2年(1869年)1月24日、ここ高知城の近くで生れています。
父は通(とおる)、母は糸(いと)で、三男二女のなかで桂月は三男の末子です。本名は、芳衛(よしえ)。父は、土佐藩最後の武士で、先祖は、室町時代に京都から土佐に移ったという。そして、さらに時代を溯ると大伴旅人(おおとものたびと)の末裔であることを知ったのは、桂月が38年ぶりに帰郷した49歳の時でした。このことを知った桂月は、躍りあがって喜んだということです。
虚空蔵菩薩に参拝。
参拝後、景色を楽しむ。
ここは360度の絶景が魅力だ。
三角点
実はこの山頂は最高地点ではない。
三角点は、もう一つのピークにある。
そこまで歩くことにした。
車道を少し下ったあと、分岐点を右に折れる。
アンテナの金網の手前を、右に入る。
坂を登った右手の林の中に、三角点がある。
三角点に到着。
下山
記念写真を撮って、下山開始。
下山は遠回りになるが、舗装道路を行くことにした。
こども公園のトイレを利用する。
くみ取り式なのは、場所柄仕方ないのかも知れない。
冬至の翌日と言うこともあり、既に夕暮れだ。
車まで戻ってきた。
感想
手軽に登れる、いい山だ。
その割に山頂からのパノラマは素晴らしい。
太平洋はもちろん、室戸岬から足摺岬まで見渡せる。
さらに北に目を向ければ、石鎚山の山々が美しい。
登山道は結構な斜度があるので、登った気分も味わえる。
今回は佐川町から登ってきたが、土佐市の方からも道路がある。
次回は、こちらから登ってみたい。
最高点の標高: 675 m
最低点の標高: 227 m
累積標高(上り): 559 m
累積標高(下り): -562 m
総所要時間: 02:46:50