工石山とは
工石山(くいしやま)は、高知県高知市の山だ。
標高は1,176mで、高知市内から近く展望が良いことから人気が高い。
工石山 ― 山頂からは、石鎚山系や室戸岬も眺められます ―
高知市の北にそびえる工石山(1176m)は、市民にとても親しまれています。登山道はゆるやかで、ベンチや休憩所が置かれていて、手軽に楽しむことができます。日本で初めて自然休養林として国に指定された森には、樹齢200年といわれる天然林がしげり、四季に応じて美しい花が咲いています。野鳥や昆虫も多数棲息し、サイの河原にはサンショウウオもいます。
赤良木(あからぎ)トンネル南側の登山口からは約2時間で山頂に着くことができ、頂上の展望台からは、太平洋はもとより、石鎚山から剣山(つるぎさん)まで、四国の主な山々を見ることができます。
車で登山口へ
この日は、午前中に上久喜の花桃を見物に行った。
車で工石山に向かう。
10:25青少年の家に到着。
耐震工事中だった。
隣の直売所は営業していたが、駐車場が利用できない。
このため、登山口前のスペースに路上駐車することにした。
既に2台車が停まっていた。
コースを確認。
登山開始
10:40登山開始。
少しもやがかかっている。
最初は林道を行く。
ここから登山道だ。
整備が行き届いていて快適だ。
11:03杖塚に到着。
県民の森の碑が立っている。
蝋梅が満開だ。
ロウバイとは – 育て方図鑑 | みんなの趣味の園芸 NHK出版
ロウバイはまるでロウ細工のような黄色い花を咲かせる、中国原産の落葉低木です。開花期以外はあまり目立ちませんが、新春に香り高い花を咲かせる貴重な存在です。
中国では、ウメ、スイセン、ツバキとともに、「雪中の四花」として尊ばれています。江戸時代初期に日本へ渡来し、ほかの花木に先駆けて咲く香りのよい花が愛され、生け花や茶花、庭木として利用されてきました。
水場がある。
先に進むと、全国の都道府県の木が植林されている。
高知県の木であるヤマモモも植えられている。
分岐点。
まず、北の頂を目指す。
工石山は双耳峰で、北の頂が最高峰だ。
根曲がり杉までやってきた。
台風で曲がったそうだ。
白鷲岩に立ち寄ることにした。
ビューポイントだ。
大きな岩があり、この上から展望を楽しめる。
もやが濃く、あまり遠くまで見渡せないのが残念だ。
工石山はアケボノツツジが美しいのだが、まだ蕾だった。
さらに進む。
倒木までやってきた。
ここまで来たら、あと少しだ。
トド岩まで来た。
トイレが設置されている。
山頂
11:48北の頂に到着。
こちら側が最高地点だ。
この時には、展望はほとんど無くなっていた。
山頂に向かう。
鳥居があった。
工石神社だ。
11:55山頂に到着。
何人か先客がいた。
この日は、村の駅ひだかのお弁当だ。
村の駅ひだか
『村の駅ひだか』直販品のフルーツトマトをはじめ村内新鮮野菜や果物・仁淀川流域のお土産の販売、テナント2店舗は日高村オムライス街道にも参加しています。
お弁当を食べながら眺望が回復するのを待ったが、結局何も見えないままだった。
妙体岩
12:40下山を開始。
妙体岩を経由することにした。
巨岩が屹立する。
ほぼ垂直の岩壁だ。
山内一豊が土佐に入国する際に目印にしたと伝わるが、どうやら間違いらしい。
ひまわり乳業株式会社 | 今日のにっこりひまわり
山内一豊さんが関ヶ原の後で土佐に入国する際、舟で浦戸湾へ入って来るがの目印にしたという伝説がある岩。
こないだうち登った際にも、あの岩の所を通りました。海から入ってくる目印、と言われても、現地ではマサカと思うたがですけんど、こうやって眺めるとハッキリした目印であることがようわかります。
GPSとか無い時代、漁師さんや釣り人は、船の位置、漁場の位置、港の位置とかを見るのに「山を立て」て確定しよりました。山の姿、いくつかのポイントを結ぶ線などで位置を見る訳ですね。そんなことを考えると、白いポッチが目印になる工石山は、船から見た便利な目印やったとしてもおかしゅうございません。なるほど。
あの妙体岩の下には権現様が祀られ、山内家の尊崇篤かったということ。よほど、この岩のことが嬉しかったがでしょうか。
と、ここまで考えて来て、あれ?おかしい。
関ヶ原の勲功で、山内一豊さんが土佐一国を与えられました。で、まずは弟の山内康豊さんとか井伊直政さんの家臣とかが先乗りでやって来て、殿様の入国に備えます。そして、長宗我部の本拠、浦戸城を接収し、とりあえずそこに入城させることにしたのでありました。
慶長6年(1601年)1月2日、一豊さんは大坂から甲浦に船でやって来て上陸、そこまで船で迎えにきた弟の康豊さんと合流、「陸路」、浦戸城へ向こうた、と記録されちょります。そう。陸路。おかしいでしょ?
「船で入国する際に目印にした」というのはどうやら違います。が、海運の目印になっちょったことは間違いないでしょう。
妙体岩下の祠。
垂直の崖の下に鎮座する。
そこから石段が続く。
どうやら、ここが参道らしい。
サイの河原
鳥居の手前で横道に入る。
サイの河原を目指す。
森を抜けていく。
せせらぎの音が聞こえてきた。
13:23サイの河原に到着だ。
ここは登山道の分岐点になっている。
東屋で休憩する。
ここが鏡川の源流地点だ。
鏡川 – 高知市公式ホームページ
源流域から河口までが高知市域に入る,延長31km,流域面積170平方キロメートルの二級河川。
龍馬が泳いだ川としても知られ,夏場の中流域では川遊びや遊泳を楽しむ人でにぎわい,8月には,鏡川河畔のみどりの広場で,高知市納涼花火大会が開催されています。
「平成の名水百選」にも選定されている「市民の川」です。
下山
さらに先に進む。
屏風岩に到着。
ビューポイントだが、この日は真っ白。
ヤッホーポイント。
こだまが聞こえる場所だ。
もちろん試してみる。
杖塚まで戻ってきた。
14:20下山。
車で帰宅した。
感想
非常に整備されており、子供連れでも安心して楽しめる山だ。
足慣らしとして久しぶりに登ってみた。
アケボノツツジを期待したが、少し早すぎたようだ。
天気も今ひとつで、山頂に到着した時にはガスに包まれてしまった。
それでも気持ちのいい登山だった。
高知市に来たら、登ってみて欲しい。
最高点の標高: 1173 m
最低点の標高: 842 m
累積標高(上り): 517 m
累積標高(下り): -524 m
総所要時間: 03:51:19