吉祥寺
密教山胎蔵院吉祥寺(みっきょうざんたいぞういんきちじょうじ)は、愛媛県西条市氷見(えひめけんさいじょうしひみ)にある真言宗東寺派の寺だ。
四国八十八ヶ所霊場第63番札所で、本尊は毘沙聞天(びしゃもんてん)
四国霊場の中で、本尊を毘沙聞天とする札所は吉祥寺だけで、その縁起をたどる。
弘法大師がこの地方を巡教したのは弘仁年間とされ、その折に大師は1本の光を放つ檜を見つけ、一帯に霊気が満ちているのを感得した。大師は、この霊木で本尊とする毘沙聞天像を彫造、さらに脇侍として吉祥天像と善膩師童子像を彫って安置し、貧苦からの救済を祈願して堂宇を建立したのが開創と伝えられている。
そのころの寺は、現在地より南東にあたる坂元山にあり、広い寺域に塔頭を21坊ほども有していた。だが、天正13年(1585)豊臣秀吉による四国攻めの争乱に巻き込まれて全山を焼失されている。その後、江戸時代の万治2年(1659)、末寺であった檜木寺と合併して、現在の地に移り再建されたと伝えられる。
山門
2020年12月10日、この日は宝寿寺に参拝した。
そこから吉祥寺まで歩いてきた。
境内の銀杏の木がきれいだ。
水路に銀杏の葉が積もっている。
山門をくぐる。
参拝
本堂に到着。
四国八十八ヶ所霊場で唯一、本尊は毘沙聞天。
本堂の左に、大師堂がある。
吉祥天女の像の前で、どうやらツレが天女のマネをしているようだ(苦笑)
本尊の毘沙門天の妃で、像の下をくぐるとご利益があるそうだ。
お迎え大師の右横にあるのは本尊毘沙門天の妃であり脇侍である吉祥天女の像。当寺の名前の由来である。あらゆる貧困を取り除き大富貴をもたらす天部の仏様として篤い信仰を集めている。この像の下をくぐるとご利益があると伝えられており「くぐり天女」(きちじょうてんにょ)の名で多くの人に親しまれている。優雅な立ち姿が印象的。
その横にある成就石は、さすがにくぐれそうにない。
金剛杖を通せば願いが叶えられるという。
福聚閣(ふくじゅかく)に入ってみた。
七福神のうち本尊の毘沙門天を除く六神を祀っている。
帰路
ここから香園寺に向けて戻っていく。
覚法寺の前を通過。
西条市はだんじりが有名で、その倉庫が各地に点在する。
西条まつりは、江戸時代から続く西条市の伝統的な秋祭りです。 五穀豊穣を神に感謝する神事で、伊曽乃(いその)神社、嘉母(かも)神社、石岡(いわおか)神社、飯積(いいづみ)神社の4つの神社の例祭の総称です。
市内の氏子各町に所属する約150台の屋台(だんじり、みこし、太鼓台)が奉納され、その数は日本一ともいわれています。
小松橋という趣のある橋。
香園寺の駐車場まで戻ってきた。
車で先に進んだ。
最高点の標高: 34 m
最低点の標高: 9 m
累積標高(上り): 183 m
累積標高(下り): -179 m
総所要時間: 01:49:30