仲仙寺とは
仲仙寺(ちゅうせんじ)は、長野県伊那市西箕輪羽広(ながのけんいなしにしみのわはびろ)にある天台宗の寺だ。
山号は羽広山。
本尊は十一面観世音菩薩。
羽広山仲仙寺は、平安時代の弘仁七年(816年)比叡山延暦寺の高僧慈覚大師(じかくだいし)により開創されました。
大師が比叡山で見た夢の中で「信濃の国の大神護山(だいじんごさん)へ登り観音様の像を造り奉れ」と告げられ、大神護山に登ると夕方になって明るく光る木を見つけ、この木を17日間彫り続けると、十一面の救世観音の姿が顕れました。
大師は大神護山にこの仏像を奉納し、残りの木片にお経を書いて奉納されました。
このことからこれより後、経ヶ岳と呼ばれています。
その後、二世藤原法師がこの仏像を本尊として祀り寺を建立し、幾多の時代の変転を越えて法燈を継承し現在に至っています。
仲仙寺
〒399-4501 長野県伊那市西箕輪羽広3052
0265-73-5472
【長野県観光】仲仙寺の魅力!美しい山門と歴史ある寺院【旅行VLOG、レビュー】816年に慈覚大師が開基した古刹!南アルプスの展望台【経ヶ岳】の登山口!駐車場へはリアル杉大木の鳥居を抜ける!
駐車場
2024年1月5日、前日は天神温泉(てんじんおんせん)に入ってきた。
この日は車で出発し、長野県伊那市にある仲仙寺(ちゅうせんじ)にやってきた。
駐車場は舗装されていないが、とても広い。
山門
立木の間を車で抜けてきた。
とてもバスが通れそうもない(汗;)
信濃33観音霊場第22番札所、伊那諏訪88霊場第1番札所とされる。
そこに駐車場あるじゃない。
山門は、1724年に建てられた。
仁王像は1501年に、京都七条の慶派の仏師、康忠の手によって造られた。
長野県宝に指定されている。
由緒
凄い松。
ここは経ヶ岳 (きょうがたけ)の登山口でもある。
標高は2,296m。
登山者用駐車場も兼ねているようだ。
参拝者がいないのに駐車場が満車だったそうだよ。
ここから南アルプスの甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳がきれいに見えている。
由緒書き。
816年に慈覚大師円仁が夢告を得て当地を訪れた。
経ヶ岳の山中にあった霊木に十一面観音像を刻み、残りの木片に法華経を書写して経塚に奉納して開山したとされる。
そこから、経ヶ岳 (きょうがたけ)という山名になったとされる。
度重なる戦火で焼亡したが、1613年に飯田城主小笠原秀政により堂宇が再建された。
中禅寺と呼ばれていたが、1634年に上野寛永寺の末寺となり、将軍徳川家光より朱印5石を受け、仲仙寺と改めた。
境内
六体地蔵。
本坊客殿。
閻魔堂(えんまどう)
巣立ち観音。
小学生が卒業記念に贈った物だ。
杉の木の遙か上の方まで、梯子が掛けられていた。
ここから展望台まで20分くらいで行ける。
ハナモモがきれいだって。
参拝
本尊は十一面観世音菩薩。
本堂は1778年に改築されたもの。
本尊は秘仏で、60年に一度御開帳される。
「馬の観音様」として、木曽馬の本場である木曽谷、中馬の本場である伊那谷の農家や馬方から厚く崇敬された。
馬の絵馬が架けられている。
自然探勝園
周囲は自然探勝園になっている。
1周すると小一時間かかりそうだ。
経ヶ岳の登山口。
相生杉。
車で先に進んだ。