中追渓谷とは
中追渓谷(なかおいけいこく)は、高知県吾川郡いの町中追(こうちけんあがわぐんいのちょうなかおい)にある渓谷だ。
30年ほど前までは観光施設として人気があったが、現在では私有地となり老健施設が残っているだけになってしまった。
かつては、高知の一大観光施設だった
『中追渓谷』
高知出身の方は、懐かしいと思われるかな・・・???
※渓谷で有名な中津渓谷ともちゃいますよ(笑)四国に渓谷は数あれど、なかなかのマイナースポットです♪
昭和の終わり頃かな・・・
釣り堀、BBQ、大宴会場、流しそうめん、温泉などがあった
複合観光施設でしたが、今は写真の通り・・・
四国一と言われた、高さ100mの吊り橋『夢の吊り橋』も
ありました☆ただ、今は障害者の方の介護施設で私有地になって
いるので、昼間だけは開放してくれてますので
節度を持って訪問と撮影を行います・・・・
以前から紅葉の名所として人気があったので、今回は久しぶりに紅葉を楽しみに出かけることにした。
ごはん家いの
この日は自宅を車で出発し、サニーマートいの店にやってきた。
この店内にあるごはん家いのでランチを食べるためだ。
地元スーパー系列が運営する食堂。刈谷農園の有機生姜を使用した豚の生姜焼き定食や、ごろっと大きな男爵いもが入った土佐あかうしのライスカレーなどメニューも豊富だ。
定食メニューもあるが、基本的にはおかずを順番に取っていくスタイルのお店。
ツレは日替わり定食。
俺は生姜焼き定食にした。
いの町は生姜栽培発祥の地で生姜で町おこしをしている最中。
いの町は生姜栽培発祥の地。特産の生姜を使ったグルメを食べ歩き。定番の生姜焼き以外にもメニューいろいろ。
いの生姜焼き街道 | 各エリア詳細情報 | 「リョーマの休日~自然&体験キャンペーン~」公式サイト | 高知県観光キャンペーン から引用
この定食も、すりおろした生姜がたっぷりのっていた。
食後のコーヒーも一緒に頼んでコーヒーカップを受け取り、自分でサーバーで淹れるシステムだ。
コーヒーを飲みながら、少しゆっくりする。
鷹羽ヶ森登山口
食後、車で勝賀瀬(しょうがせ)の鷹羽ヶ森(たかばがもり)登山口に移動する。
鷹羽ヶ森は平成の大合併までは伊野町最高峰だった山だ。
標高1,000mほどの低山だが、死亡事故もあったので注意が必要な山でもある。
高知酒造
高知酒造の工場まで歩いてきた。
瀧嵐という銘柄の日本酒を製造している。
「瀧嵐(たきあらし)」などの銘柄で知られる日本酒メーカーの高知酒造(高知県吾川郡いの町、石黒満博社長)が高知地裁に民事再生法の適用を申請し、開始決定を受けたことが4日分かった。帝国データバンク高知支店によると、負債額は約3億5千万円。神戸市の企業の支援を受け、事業を継続しながら再生を目指す。
俺の父が大好きだった酒なので、感慨深い。
とさ自由学校
その先にある旧勝賀瀬小学校は、現在では私立の学校になっている。
とさ自由学校という名前だ。
「とさ自由学校」では、人間本来が持っている自分自身で学び育っていく 力を信じ、子ども達一人ひとりが主役となる学校を創っていきます。子ども達が心からやりたいと思うことに自由にチャレンジでき、徹底してやり抜くことができる環境を整えることで、子どもが自ら学び、育っていく環境を保障していきます。 高知県の豊かな川・森・海を学びの場として、友人や地域の方、自然に対して愛情をもって接し、感謝の念を有することで、相手に対する気持ちや、事物への想像力、共感性を育んでいきます。
自然での体験活動を礎 とした実践学習のもと、子ども達の健やかな育ちを支援していく学校を目指します。
教育方針「とさ自由学校」 から引用
勝賀瀬川
勝賀瀬川沿いに歩いて行く。
鮎を販売していた。
花を見ながら歩いて行く。
坂本神社に参拝。
勝賀瀬川の左岸を進む。
道路の下に用水路があった。
川の合流地点。
その先が分岐点で、まず橋を渡って勝賀瀬川の右岸を上っていくことにした。
この日は2020年11月28日、花を見ながら歩いて行く。
吊り橋
吊り橋までやってきた。
以前は四国一高い吊り橋として人気があったのだが、今は通行止めになっている。
渓谷は日本一の水質、仁淀川の支流・勝賀瀬川と、そのまた支流・郷谷川との出合付近に形成されており、特に出合の勝賀瀬川下流側は両岸が断崖絶壁となっており、「翠嵐峡」と呼ばれている。
この断崖の最高所に「夢の吊橋」という人道吊橋が架かっているが、水面からの高さが100mもあり、「四国一高い歩道吊橋」と称された。その吊橋下の川幅は狭まり、岩を食む激流が轟音を轟かせているが、そのすぐ真上を遊歩道である底板のない金網橋が渡されていた。錆び付いている金網は心もとないが、スリル満点の「激流上歩き」が楽しめた。
『四国一の高さを誇った歩道吊橋を擁す渓谷』いの町・土佐町(高知県)の旅行記・ブログ by マローズさん【フォートラベル】 から引用
建物も廃墟と化していた。
ここから渓谷に下りていく。
中追渓谷
現在は「中追の里」というグループホームになっているため、5時30分まで渓谷のみ立ち入ることができる。
由緒書き。
子供を連れてここを歩いた日がフラッシュバック。
橋からはさっきの吊り橋、その下の渓谷が見える。
建物は廃墟になっていた。
しかし実際に運営はされているようで、工事関係者もチラホラ。
スタッフのものと思われる車も数台、駐車していた。
様変わりに30年の年月を感じざるを得ない。
吊り橋の反対側まで登ってきた。
帰路
ここから車道を下っていく。
堰に溜まった川の水が、とてもきれいだ。
分岐点まで下りてきた。
感想
幾星霜、時の流れを感じざるを得ない。
ここを歩いたのは2015年以来になる。
その時も感じたが、子供が社会人になった今はさらに思い出が遠くなったように思えてならない。
一抹の寂しさを感じつつ、歩き通した。
最高点の標高: 188 m
最低点の標高: 23 m
累積標高(上り): 399 m
累積標高(下り): -414 m
総所要時間: 02:02:05