池川とは
池川(いけがわ)は高知県吾川郡仁淀川町にある町だ。
以前は池川町として独立していたのだが、平成の大合併で仁淀川町になった。
仁淀川流域の中でも、お茶の産地として有名だ。
=商品紹介= 土佐の茶所 高知県仁淀川町 池川一番茶
清流仁淀川の名水、昼夜の寒暖差、春先の霧。私たちは、茶作りに最適な高知県仁淀川町の、自然の中で愛情たっぷりに育った自慢のお茶を、日本一の自信を持ってお届けしています。
まさか。交通事故に遭遇
この日はふれあいの里柳野でランチをしたあと、池川に向かった。
池川439交流館の駐車場に車を停める。
池川439交流館の439は、国道439号線からきている。
この国道439号線は四国の中心を東西に貫く、背骨のような国道だ。
道路の向にある池川439交流館に渡ろうとした、その時だった。
大きな音とともに、2台の車が目の前で衝突した。
交通事故だ。
ほぼ正面衝突だった。
両方の運転手がすぐに運転席から下りてきたので、幸い軽傷で済んだようだ。
原因は、手前の車が交流館に入ろうとして直進してきた対向車にぶつかったようだ。
国道439号線はとても空いているし、この時もほとんど通行している車がなかっただけに意外だった。
注意して安全運転をしていても、こうしたもらい事故は起こりうる。
改めて認識させられた。
池川神社
池川神社(いけがわじんじゃ)は池川神楽(いけがわかぐら)で有名だ。
国の重要無形民俗文化財に指定されている、土佐の神楽としては最古のものだ。
池川神楽|仁淀川町
池川神社社家・安部家を中心に伝承されてきたもので、文禄2年(1593)「神代神楽記」に土佐の神楽としては最古のものと記されています。演目は14通りあり、中でも「児勤の舞」は土佐神楽の中でも池川神楽にのみ見られる特異な舞です。
国の重要無形民俗文化財に指定されています
駐車場から池川神社を目指す。
橋を渡る。
欄干が低い。
住宅が川の上まで張り出している。
仁淀川の支流らしいきれいな川だ。
飛び込みたくなる気持ちも分かる。
アカイセ(遊泳場)|仁淀川町
宮崎の河原キャンプ場から歩いて10分、泳いでも10分という場所にあるアカイセ。ここには大きな岩で出来た天然の『飛び込み』台があり、地元の子ども達に大人気の場所です。夏になると毎日のように子ども達の飛び込む音が聞こえてきます。
低いところは水面ギリギリから高いところでは約5mから飛び込め、大人の方でもスリルたっぷり楽しめます。
町を歩いて行くと、神社への入り口だ。
池川神楽の看板がある。
この看板はかなり凝っている。
看板自体が観光スポットになりそうだ。
看板のすぐ先が鳥居だ。
長い階段にひるむ。
沿道にはもうシャガが咲いていた。
ようやく登り切ったと思って曲がり角を曲がると、さらに階段が続いていた。
頑張るしかない。
ようやく社殿が見えた。
鳥居の脇に建物があった。
大師堂だ。
由来書によると、1852年に建てられた、とても古いもののようだ。
お大師様に合掌したあと、いよいよ神社に参拝だ。
ここで神楽が披露されるのだろう、境内はとても広い。
拝殿の右側には、摂社が鎮座する。
五社が合祀されているようだ。
階段で上がってきたが、車道もある。
駐車場も完備。
トイレも設置されていた。
茶摘みをしていた
神社をあとにし、車道を下りていった。
この日は黄砂の影響で遠くがかすんでしまっている。
西日本のあちらこちらで黄砂を観測 その影響は?
きょう16日は未明から明け方に福岡や広島など、九州や中国地方で黄砂を観測しました。黄砂はきのうよりさらに広い範囲に飛来しており、朝には高知など四国でも黄砂を観測しました。視程はいずれも10キロメートル以上で、見通しが極端に悪くなっている所はありません。
沿道は花盛りだ。
静かな住宅街が続く。
茶畑があった。
茶摘みをしている。
一番茶の収穫だろう。
一番茶・二番茶・三番茶・秋冬番茶・新茶|お茶の種類|お茶百科
「新茶」とは、その年の最初に生育した新芽を摘み採ってつくったお茶のことです。
鹿児島などの温暖な地域から摘み採りが始まり、桜前線と同様に徐々に北上していきます。
「新茶」と「一番茶」とは基本的に同じお茶のことで、呼び方が異なるだけです。その使い分けとしては、「一番茶」はその後に摘み採られる「二番茶」「三番茶」などと対比して使われることが多く、「新茶」は一年で最初に摘まれる「初物(はつもの)」の意味を込めて、また「旬」のものとして呼ばれる際などに使われます。
新茶の特徴は、何といっても若葉の「さわやかですがすがしい香り」にあります。また、新茶は「二番茶」「三番茶」に比べて苦渋みのあるカテキンやカフェインが少なく、旨み、甘みの成分であるアミノ酸が多い傾向にあります。
急な斜面に広がる茶畑の中を進む。
きれいな模様が印象的だ。
その脇を下りていく。
このあたりには製材所も多い。
こんな大木がゴロゴロしている。
すぐ前の民家のツツジがきれいだ。
池川茶園まで来たので、休憩することにした。
伊氣神社
さらに進むと、石材店があった。
なにやら左の方に赤いものが見える。
近寄ってみると、見事な色のツツジだ。
なぜかこのツツジには傘がかけられていた。
この先に湧水がある。
伊氣神社(いげじんじゃ)の湧水舎だ。
大きな鯉が泳いでいる。
この上に伊氣神社が鎮座している。
参拝する。
谷を歩く
前回歩いた時はここまでだったが、今回はもう少し先まで歩いてみることにした。
水ノ峠を経て松山に続く道のようだ。
川の両側に道が続いていて、細い方の道を進む。
割と水量がありそうだ。
藤が満開だ。
茶畑が広がっている。
とてもきれいだ。
山の斜面にもお茶が植えられている。
さすが茶所だ。
ここにも製材所があった。
かなり大きい。
宮崎キャンプ場
町の入り口まで戻ってきた。
観光看板が立っている。
橋の欄干にあるものはタケノコだろうか。
橋のたもとが宮崎キャンプ場の入り口だ。
池川ふれあい公園オートキャンプ場|仁淀川町
国道439号沿い、池川大橋の南詰めを降りた木陰の涼しいオートキャンプ場です。宮崎の河原と、飛び込み台で有名なアカイシノウエ遊泳場の真ん中あたりにあり、それぞれ歩いて5分程度と、川遊びにも最適です。調理場やトイレも完備。
オートキャンプ場は予約制でないため、当日の状況によりご利用できない場合があります。
また、この公園は町が管理し皆さんにご利用していただいております。つきましては、キャンプ場をご利用される方は、ひとり(18歳以上)500円の協力金を439交流館までお願いいたします。
車で乗り入れできる。
広場になっている。
この東屋がさっき対岸から見えたものだ。
なぜかキャンプ禁止の立て看板。
トイレ。
誰もいなかったので撮影してみた。
水洗できれいだ。
川に下りてみる。
きれいな川だ。
遊歩道が続いている。
炊事場があった。
どうやらキャンプ地はこちらのようだ。
ひとり500円とのこと。
水道完備。
竈も多い。
フリーサイトになっているようだ。
トイレがあったが、小さい。
さっきの公園のトイレまでかなり遠いので、キャンプする時は注意が必要だろう。
国道に戻る。
池川439交流館に戻ってきた。
お土産にロックグラスを買った。
しっかり439とNIYODOGAWAの文字が入っていて、思い出になりそうだ。
感想
いきなりスタートで交通事故を目撃してショックを受けたが、美しい景色が癒やしてくれた。
神社も多く、沿道もきれいだ。
特に一番茶の茶摘みのシーズンで、実際に茶摘みをしているところを見られたのがラッキーだった。
お茶の新芽がこんなにグリーンなのも、見所だろう。
高知県はあまり知られていないがお茶の産地。
ブランド力が無いので静岡県に出荷されてブレンドされ、静岡茶として売られている悲しい事実もある。
その中で池川茶は独自のブランド化に成功し、可能性を感じさせている。
この素晴らしい環境で育ったお茶が、これからますます日本中、世界中の人に届くといいね。
最高点の標高: 197 m
最低点の標高: 109 m
累積標高(上り): 224 m
累積標高(下り): -219 m
総所要時間: 02:24:35