UFOラインとは
UFOライン(ゆーふぉーらいん)は高知県吾川郡いの町の、町道瓶ヶ森線のことだ。
旧寒風山(かんぷうざん)トンネルの高知県側から、土小屋までを結ぶ。
その名は、UFO(未確認飛行物体)がよく目撃されることからそう呼ばれている。
UFOライン(町道瓶ヶ森線)
西日本最高峰の石鎚山を背景に伸びる全長27kmの町道。標高1300m~1700mの尾根沿いを縫うように走るルートは、天空へと続く絶景のドライブコースとして人気があります。
UFOライン(雄峰ライン)[正式名称:町道瓶ヶ森線]と呼ばれ、晴れた日には石鎚山系はもとより、太平洋まで見渡すことができるダイナミックな景色が続きます。
春のアケボノツツジやシャクナゲ、夏の新緑、秋は見事な紅葉を楽しむことができ、9月のタイミングが良いと紅葉と霧氷を同時楽しむことができます。
ただし、11月末~4月上旬までは冬季閉鎖となります。
土小屋へ
この日は自宅を車で出発した。
県道長沢線を進み、よさこい峠に向かう。
道路工事による通行規制が8:30からだったので、心配しながら車を走らせる。
工事にあたることなく、白髪神社に到着。
ここは景色もいいので、必ず参拝するようにしている。
県道から石段を上がるとすぐだ。
白猪谷との分岐点に当たる。
大瀧の滝も近いので、観光看板が立っている。
目の前の川は吉野川の支流だが、とても美しい。
しばし景色を楽しむ。
と、ここで大変な事態に。
なんと、この先にも工事区間があったのだ。
到着したのが8:44。
なんと9:30まで通行止めだ・・・orz
覚悟を決めて、ゆっくりすることに。
この付近は携帯電話の電波も飛んでいないので、退屈だ。
と、その時だった。
工事のトラックが通行すると言うことで、俺の車も通してくれることになった。
ラッキー!
いやぁ〜、少々焦った。
ありがとう、トラックさん。
ということで、無事に9:05土小屋に到着。
石鎚遙拝所に参拝
今回は、石鎚遙拝所に参拝するために土小屋にやってきた。
さっそく石段を登る。
参拝を済ませる。
ここから瓶ヶ森を見ると、雲がかかっているようだ。
瓶ヶ森へ
土小屋を車で出発し、瓶ヶ森に向かう。
この道路はUFOラインと呼ばれる、景観の良い林道だ。
子持権現山(こもちごんげんやま)の脇を通過。
石鎚山と並んで美しい姿を見せてくれている。
子持権現山 – こもちごんげんやま:標高1,677m
高知県と愛媛県の県境にそびえる山で、山名の由来が「子供を負ひたるような滝」と伝えられるように、主稜線上にしがみつくように突き出した岩峰から由来する。
山頂の北面に祀られる権現は、修験道の総本山である金峰山寺に連なる由緒ある権現様だという。
山頂の直前に鎖場があり、スリルある登山ができる。山頂からの展望はよい。
このあたりはビューポイントが多い。
ここから瓶ヶ森を見ると、こんな感じだ。
さっきかかっていた雲は、晴れたようだ。
瓶ヶ森登山を楽しんだ。
ドライブ
登山を終え、車でUFOラインをさらに東に進む。
ほぼ対向車とすれ違えるくらいの幅の道が続く。
途中には、吉野川源流の碑がある。
碑のある場所から見下ろすと、雲に包まれているのがよく分かるだろう。
この霧が、吉野川の最初の一滴になるのだ。
その他にも、神鳴池(かみなりいけ)の碑も建っている。
吉野川源流
近くにクマザサで覆われた枯れ池「神鳴池」があった。
地元の高知県・本川村の伝説によると、ブナや樅に覆われたこの池が、ある年日照りで枯れた。村人に頼まれて、祈祷師の芳太夫が祈ると、大きな蜘蛛がが出てきて、太夫の袴に蜘蛛の糸を着けた。太夫はその糸をブナの大木に巻き付けると、突然大木が倒れて池に吸い込まれ、水が湧き出たという。
この道路は晴れると素晴らしい景色が楽しめる。
いくつかトンネルを抜ける。
寒風山登山口を過ぎる。
国道194号線まで下り、家路に向かった。
感想
この道は景色が素晴らしい。
さらに石鎚山、瓶ヶ森、西黒森、伊予富士、寒風山と、四国山地の名山に登山する起点でもある。
そしておすすめなのが、紅葉だ。
次回はぜひ紅葉シーズンに来たい。