慈尊院とは
万年山慈尊院(まんねんざんじそんいん)は、和歌山県伊都郡九度山町慈尊院(わかやまけんいとぐんくどやまちょうじそんいん)にある高野山真言宗の別格本山だ。
本尊は、弥勒菩薩(みろくぼさつ)
かつては高野山は女人禁制で、高野山に参拝できない女性が参拝する寺として女人高野と呼ばれた。
世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の一部として登録されており、国の史跡「高野参詣道」を構成する「町石道」の一部としても指定されている。
慈尊院は、弘仁七年(816)、弘法大師が、高野山開創の時に、高野山参詣の要所に当たるこの地に、表玄関として伽藍を創建し、高野山一山の庶務を司る政所を置き、高野山への宿所ならびに冬期避寒修行の場とされました。 <慈尊院の由来>
大師の御母公(玉依御前 : たまよりごぜん)が香川県善通寺より、我が子の開いている山を一目見たいとの一念から、ご高齢にも関わらず当院へ参られ、ご本尊弥勒菩薩を篤く尊崇せられた。承知二年二月五日に、御母公が入滅された時に大師は、母公が弥勒菩薩になられた霊夢により廟堂を建立して、自作の弥勒仏と御母君公の霊を安置された。慈尊院とは、弥勒菩薩の別名で、これより表向きに「慈尊院」と呼ばれるようになりました。
歴史 | 慈尊院 から引用
駐車場
2022年1月2日、この日は丹生都比売神社に参拝した。
そこから車で、慈尊院にやってきた。
最高点の標高: 544 m
最低点の標高: 59 m
累積標高(上り): 102 m
累積標高(下り): -503 m
総所要時間: 00:24:01
九度山町営無料駐車場に車を停める。
駐車場はとても広い。
参道
九度山町は富有柿で日本一と評価されている。
九度山町は、三波川層が東西に走り、それに御荷鉾層(みかぶそう)と秩父古生層(ちちぶこせいそう)が入り組んで不規則な地層分布となっています。
これらの地質は、保水があるため日照にも耐えられ、また、土が肥えているため根が十分に伸びるなど柿栽培に適しています。その上、当町は冬も暖かく、雨量は年平均1,500mmで温暖地果樹の栽培に適しているといわれています。
収穫時期の11月に霜が降りると、一段と紅色の皮質となり糖度も増してきます。
このように豊かな自然の恵みを受けながら生産される富有柿は、品質が優れて味がよく、姿が整って美しく、日持ちがよいので、「日本一の富有柿」と評価を得ています。
慈尊院橋を渡る。
慈尊院の山門前にも駐車場があったようだ。
境内
空海の母「玉依御前(たまよりごぜん)」がここに住み、空海は母に会う為に月に九度、山を降りた事から、この地は九度山(くどやまと)呼ばれるようになった。
女性にご利益のあるお寺として、子授け・安産・授乳・縁結び祈願として人気があり、絵馬はハート型。
翌日は「町石道」を通って高野山まで歩く予定なので、明日もここを参拝しないとね。
奉納するおっぱい絵馬が特徴的だ。
本尊は、弥勒菩薩(みろくぼさつ)
乳がんにご利益があると言うことで参拝者が絶えない。
世界文化遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の一部として登録されている。
高野山の案内犬ゴンの石像があった。
ゴンは「弘法大師の案内犬の再来・生まれ変わり」、「お大師さんの犬」などと呼ばれ親しまれていたという。
この日は水盤に氷が張っていた。
丹生官省符神社
丹生官省符神社(にうかんしょうぶじんじゃ)に向かう。
慈尊院開山の時に合わせて空海により創建された。
石段登っただけで「疲れた」と言うのじゃない?
既によろめいている、おじい(苦笑)
慈尊院と同じく、世界遺産に指定されている。
祭神は、第一殿 丹生都比売大神(にうつひめのおおかみ)、高野御子大神(たかのみこのおおかみ)、天照大御神(あまてらすおおみかみ)
第二殿 大食都比売大神(おおげつひめのおおかみ)、誉田別大神(ほむたわけのおおかみ)、天児屋根大神(あまのこやねのおおかみ)
第三殿 市杵島比売大神(いちきしまひめのおおかみ)
狩場明神の尊い導きにより開山することができた高野山金剛峯寺。仏教・真言密教の布教の基となった狩場明神との運命的な出会い。空海はその思いを④政所として⑤慈尊院を開いたとき、参道中央正面上壇に丹生高野明神社(現丹生官省符神社)を創建奉祀され、諸天善神への祈願地としてこの地を天と神に通じる地、即ち神通寺の壇とし、慈氏寺の壇と併せて萬年山慈尊院と称されました。
官省符(かんしょうぶ)とは官省符という荘園のことをいい、平安時代に太政官と民部省から認可された荘園。
丹生官省符神社は、高野山が領するこの官省符の鎮守とされている。
明日通る「町石道(ちょういしみち)」を確認する。
179町(約22km)もある(汗;)
取材は今日したから、明日はそのまま登っていきましょう。
大師堂に参拝するのを忘れていた(汗;)
車で先に進んだ。
最高点の標高: 93 m
最低点の標高: 63 m
累積標高(上り): 35 m
累積標高(下り): -36 m
総所要時間: 00:22:45