『金唐紙』知ってる?【重要文化財】旧林家住宅で豪華な和洋折衷建築を探索!製糸業で莫大な財産を築いた林国蔵の居宅に行ってみた!【旅行VLOG、レビュー】日本唯一の部屋!当時の隆盛を彷彿とさせる屋敷!

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旧林家住宅とは

旧林家住宅(きゅうはやしけじゅうたく)は長野県岡谷市(ながのけんおかやし)にある古民家だ。

 明治9年に天竜製糸所として創業した一山カ林製糸所の初代林国蔵の旧住宅。明治30年代に建てられ、40年秋にほぼ完成した。林国蔵は開明社の年番社長をつとめ、生糸の品質管理システムを構築し、日本の製糸業発展の基を築いた。住宅は主屋と離れの座敷、茶室、洋館に分かれ、主屋の南側には繭倉庫の形式をとどめる土蔵が並ぶ。西洋装飾の芸術、「金唐革紙」と呼ばれる壁紙が張り巡らされている和室や欄間彫刻の希少価値は高い。

旧林家住宅/岡谷市 から引用

旧林家住宅
〒394-0043 長野県岡谷市御倉町2−20
0266-22-2330

駐車場

2025年7月17日、この日は長野県岡谷市(ながのけんおかやし)にある照光寺(しょうこうじ)に参拝した。

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長野県岡谷市の真言宗智山派「照光寺」は広大な駐車場を備えた由緒ある寺院。平安時代創建とされる古刹で、本堂は230年前の岡谷市指定文化財。白鳳3年銘の秘仏薬師如来像や諏訪湖の絶景を望む立地が魅力。文化財多数所蔵の歴史ある寺院。

そこから車で旧林家住宅(きゅうはやしけじゅうたく)にやってきた。

きれいな石畳の駐車場がある。

10台ほど停められそうだ。

主屋

旧林家住宅は国指定重要文化財。

洋館を併せ持つ大製糸家の居宅で「金唐紙(きんからかみ)」と呼ばれる壁紙が貼られている。

明治30年代から40年にかけて建てられた。

アジサイ。

林国蔵は明治9年に天竜製糸所を創業した。

国蔵は開明社の年番社長をつとめ、生糸の品質管理システムを構築し、日本の製糸業発展の基を築いた。

武家屋敷のような門。

林は片倉、尾沢とともに開明社を組織して製糸技術の改良をはかり、我が国の近代製糸業発展の基を築いた。

明治30年代から40年にかけて建てられた。

入館料は590円。

今回はさっき見学した岡谷蚕糸博物館(おかやさんしはくぶつかん)との共通券700円を購入した。

近代化産業遺産に指定されている。

これが主屋。

表札には初代の「林国蔵」の名が書かれていた。

内部はこんな感じ。

床の間。

ボランティアガイドの方に説明してもらった。

天井板はNHKの大河ドラマを手がけている三浦 正幸(みうら まさゆき)氏が絶賛したという。

上座敷、下座敷。

天井が高い。

大隅流の建築。

彫刻は立川流。

書籍を販売していた。

ガラスが波打っているのが時代を感じさせる。

建築当時から1枚も割れていないそうだ。

クモの巣は「そこから先は立ち入り禁止」の暗示だそうだ。

この先は奥様の部屋だった。

離れ

中庭を見ながら進む。

この先が離れの座敷。

ここで見なきゃ見られない。

福岡にも金唐紙があるそうだ。

旧蔵内邸一階の仏間内陣と二階床の間の壁と天井に貼られた金唐革紙は、明治10年代後半、「鹿鳴館時代」の精緻な版木を使用して作られたと考えられる。

装飾和紙 金唐革紙 きんからの世界 | 福岡おでかけ・イベント情報|【西日本新聞me】 から引用

金唐革紙は欧米の建物の壁紙として輸入されていた。

それを革ではなく和紙で再現したものが金唐紙。

欧米から来た生糸のバイヤーをもてなすための部屋に壁紙として貼った。

5種類が2階の部屋に使われている。

2階へ向かう。

部屋には入れない。

全国的にも貴重で保存もよい。

和室に使われることは一般になかったという。

これだけの規模で残っているのは日本唯一。

天井・壁・襖・床の間の壁に全て張り巡らされている。

1階に下りてきた。

土蔵造り。

洋館

洋館は商談に使われた。

迎賓館的な位置づけ。

洋館の玄関が公的な事業上の来客の玄関だった。

主屋

奥様の部屋には豪華な仏壇。

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