恵那山　⇒　巡礼の山で猛暑の洗礼を浴びる（日本百名山34座目）

恵那山とは

恵那山（えなさん）は、長野県下伊那郡阿智村（ながのけんしもいなぐんあちむら）と岐阜県中津川市（ぎふけんなかつがわし）の県境に立つ百名山、新・花の百名山だ。

標高は2,191m。

恵那山の名称は、天照大神が産まれた時の胞衣 (えな) をここに納めたという伝説にちなむ。

以前に八経ヶ岳に登ったときに恵那山が見え、いつか登ろうと思っていた。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/climbing/100meizan/734/

登山口はいくつかあるが、今回は長野県下伊那郡阿智村から登る通称広河原ルートで登山することにした。

駐車場

前日に道の駅信州平谷で車中泊し、朝4時に起きる。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/car/station/15246/

睡眠時間は4時間弱で、前日の15時間のロングドライブもあいまって疲労感が半端ない。

それでも標高が高いせいで車内の温度が23度と低かったのが救いだ。

とりあえずサンドイッチで朝食を済ませる。

車で出発し、登山口を目指す。

1時間ほどで、登山口に到着だ。

広い駐車場で、まだ2台しか止まっていなかった。

無料で停められるのは嬉しい。

登山準備を整える。

今回はいろいろ車に積んでおり、チェアも摘んでいたので、靴の履き替えも楽だった。

トイレがあるのもありがたい。

林道歩き

5:50いよいよ登山口から、登山開始だ。

ゲートを抜け、林道を進む。

この時、動画撮影用に持ってきたスタビライザーを入れていたウエストポーチの紐が切れてしまった。

これでスタビライザーをザックに入れざるを得なくなり、出し入れが非常に面倒になってしまった。

ウエストポーチが古かったせいで紐が朽ちていたようだ。

気を取り直し、先に進む。

トンネルを抜けると、入り口はすぐだ。

川を渡る

登山口の看板のところで林道を外れ、沢に降りていく。

熊の目撃情報の看板にビビる。

すぐに、橋が見えてきた。

youtubeでこの橋が壊れていて渡渉しているビデオを見たので心配していたのだが、掛け替えられていたようだ。

急登に四苦八苦

ここから、急登が始まる。

気温が高く湿度もあったようで、すぐに汗が噴き出してきた。

1合目にして既に汗びっしょり。

2合目で、もう登山はやめようと思ったほどつらかった。

念のために4Lかついできた水の重さが、肩に食い込んでくる。

それでも頑張って登り続けて、ようやく景色が見えるところまでやってきた。

しかし疲労困憊で、景色を楽しむ余裕がない(大汗；)

山頂

もうやめよう。

もう帰ろう。

そんなことばかり考えながら登り続ける。

それでも少しの意地から、せめて12時までは登り続けようと決め、足を進める。

そうこうしているうちに、なんとか山頂に到着。

10:50と、やめようと思っていたことを考えると、早めに着くことができた。

コースタイム4時間を5時間もかかってしまったが、なんとか登頂できてホッとした。

恵那山山頂は木が生い茂っていて眺望が悪いと聞いていたが、展望台に上がってみた。

木の背が高い上にこの日はガスに包まれていて、全く眺望はなかった。

恵那神社奥宮本社に参拝。

下山

この先に避難小屋があり、そこが三角点になっている。

眺望もいいということだったが、この日の天気、そして疲労困憊している状況からそこまで行くことは断念。

すぐに下山することにした。

登ってきた道を下る。

下りはさすがに少し余裕が出て、木の実が色づいているのに気づいた。

登りは必死すぎて、そんなものも全く目に入らなかったのだ(汗；)

しかしガスのせいで、眺望は今ひとつ。

黙々と下山を続ける。

14:16駐車場に到着。

車は自分のを入れて4台残っていた。

車で、今夜宿泊する道の駅を目指した。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/car/station/15480/

感想

とても疲れた。

登りはじめてすぐに汗びっしょりになり帰りたくなったのは、前日の超ロングドライブの疲れと車中泊の4時間睡眠のせいだ。

自分の未熟さのせいではない、と言い聞かせる（苦笑）

それにしても、こんなに疲れたのははじめてだ。

4Lの水も、ほぼ飲みきってしまうほど水分が出てしまっていた。

他の登山客はスイスイ登っていたので、体調のせいだと思いたい。

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