日前神宮、國懸神宮とは
日前宮(にちぜんぐう)は、 和歌山県和歌山市秋月(わかやまけんわかやましあきづき)にある神社だ。
日前神宮(ひのくまじんぐう)と國懸神宮(くにかかすじんぐう)の2つの神社があり、総称して日前宮あるいは名草宮とも呼ばれる。
天照大御神の二体の御鏡をご神体とする。
祭神は、日前大神(ひのくまのおおかみ)、國懸大神(くにかかすのおおかみ)
神代、天照大御神が天の岩窟に御隠れになられた際、思兼命(おもいかねのみこと)の議(はかりごと)に従い種種の供物を供え、天照大御神の御心を慰め和んで頂くため、石凝姥命(いしこりどめのみこと)を治工とし、天香山(あめのかぐやま)から採取した銅を用いて天照大御神の御鏡(みかがみ)を鋳造しました。 時を同じくして鋳造された天照大御神の二体の御鏡が、日前國懸両神宮の御神体として奉祀されたと『日本書紀』に記されております。
天孫降臨の際、三種の神器とともに両神宮の御神体も副えられ、神武天皇東征の後、紀伊國造家の肇祖に当たる天道根命(あめのみちねのみこと)を紀伊國造(きいのくにのみやつこ)に任命し、二つの神鏡を以て紀伊國名草郡毛見郷の地に奉祀せられたのが当宮の起源とされています。
駐車場
2022年1月2日、この日は道の駅みさきで車中泊していた。
そこから車で、日前宮(にちぜんぐう)にやってきた。
駐車場はとても広い。
最高点の標高: 108 m
最低点の標高: 2 m
累積標高(上り): 180 m
累積標高(下り): -219 m
総所要時間: 00:27:26
境内
2つの神社の総称だと日前宮(にちぜんぐう)と読むのに、単独だと日前神宮(ひのくまじんぐう)と読むので、ややこしい(苦笑)
「『にちぜんぐう』と『ひのくまじんぐう』、なぜ2つの呼び名があるの?」。日前神宮・國懸神宮、禰宜の紀俊崇さんに聞くと、「日前宮は、日前(ひのくま)神宮と國懸(くにかかす)神宮、両神宮の総称です」とのことでした。 入り口から向かって左に日前神宮(写真上)、右に國懸神宮(同下)があります。総称は日前國懸神宮ですが、人々の間で自然と「日前宮」や「日前(にちぜん)さん」と呼ばれるようになりました。
日前、國懸はいずれも天照大神の別名です。創建は2600年以上前の神武天皇即位2年とされ、『日本書紀』に天照大神のご神鏡、日像鏡(ひがたのかがみ)と日矛鏡(ひぼこのかがみ)をまつったと記述が残っています。2つのご神体をまつるため、社殿が2つ造られました。明治時代に定められた神社の格式では両方とも「神宮」とされ、全国に25ある神宮のうち、2社が同じ境内に並ぶのはここだけです。
この日は1月2日ということで初詣で非常に混み合うと予想していたが、9時前ということでスムーズに駐車できた。
由緒書き。
鳥居をくぐって境内に進む。
社務所で破魔矢などを販売している。
ところが、写真撮影禁止だった(汗;)
参拝してきた。
とても大きな社殿で、左右に同じ形で鎮座していた。
この神社は日本書紀に、天照大神が岩戸隠れした際に石凝姥命が鋳造した鏡を祀っているとの記述がある。
神武天皇即位2年の創建とされる、2600年以上と日本で最も歴史のある神社の一つだ。
参道を戻り、駐車場に向かう。
最高点の標高: 5 m
最低点の標高: 4 m
累積標高(上り): 2 m
累積標高(下り): -2 m
総所要時間: 00:09:56
伊太祁󠄀曽神社とは
参拝を終え、車で伊太祁󠄀曽神社(いたきそじんじゃ)にやってきた。
伊太祁󠄀曽神社は、和歌山県和歌山市伊太祈曽(わかやまけんわかやましいだきそ)にある神社だ。
紀伊国一宮とされる。
伊太祁曽神社は我が国に樹木を植えて廻ったと 『日本書紀』 に記される 「五十猛命(いたけるのみこと)」 を祀る神社です。植樹神五十猛命は一般には「木の神様」として慕われています。そのため、全国の木材関係者のお詣りが多い神社です。
また 『古事記』 には 「大屋毘古神(おほやびこのかみ)」 として記され、災難に遭われた大国主神(おほくにぬしのかみ)の生命を救った話が記されています。このことから ”いのち神” ”厄難除けの神” の信仰が篤く、病気平癒祈願、厄除け祈願の参拝が多い神社でもあります。
日前神宮・國懸神宮と竈山神社、伊太祁󠄀曽神社に参詣することを「三社参り」という。
祭神は、五十猛命(いたけるのみこと)
境内
駐車場は未舗装だが、とても広い。
「紀伊国一宮にやってきました」と言わないといけません。
最高点の標高: 22 m
最低点の標高: 4 m
累積標高(上り): 47 m
累積標高(下り): -31 m
総所要時間: 00:15:30
この日は、こども落語寄席があるようだ。
ご神木の大杉。
さすが紀の国(木の国)
神橋は帰りに渡ることにした。
参拝
神門をくぐる。
残念ながらこの先は動画撮影不可(汗;)
参拝する。
木の俣くぐりがあった。
くぐると厄除けになると言うので、やってみた。
樹齢1000年のご神木で、自然にこの穴ができたという。
この 『古事記』 に記される神話にちなみ、割拝殿の木の俣をくぐると大屋毘古神の御神徳により災難から逃れられると伝えられています。
木の俣くぐりの木は、古くより伊太祁曽神社の御神木として聳えていた樹齢800~1000年と云われる杉の木です。昭和37年に落雷があり燃えてしまいましたが、外側が燃え残り煙突状になりました。それでもしばらくは生きていたようですが、やがて枯れてしまいましたので伐採したものです。
神話になぞらえてつくり出したものではなく、自然の力で人がくぐることのできる穴ができ、しかも御神木だった樹木ということから、いつしか古事記神話に登場する木の俣くぐりが現代に甦ったものとして、「厄難除け木の俣くぐり」と称されるようになりました。
境内の御案内 伊太祁曽神社 から引用
これで今年の厄は落ちたね(笑)
私もやるの?
よろめいています。
木の俣くぐりおばあ。
気になっていたこども落語寄席を覗いてみた。
今から高座が始まるようだが、時間が無いので残念。
干支の木彫りが素晴らしい。
チェンソーカービングで彫刻されたそうで、毎年4月の木祭りで実演奉納されるという。
スマホでおみくじが引けるとは、今どきだね。
ときわ山古墳
神橋を渡る。
池には氷が張っていた。
こちらの鳥居は木製だ。
ときわ山古墳というのがあるようなので、行ってみることにした。
こんもり丸いので、これが円墳らしい。
鎌倉時代に盗掘されてしまってたらしい。
よく分かりませんでした。
石室があった。
6世紀中頃の物だという。
車で先に進んだ。
最高点の標高: 21 m
最低点の標高: 14 m
累積標高(上り): 9 m
累積標高(下り): -8 m
総所要時間: 00:14:20