御厨人窟 ⇒ 弘法大師が悟りを開いた海沿いの岩窟が入洞再開

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御厨人窟とは

御厨人窟(みくろど)は、高知県室戸市室戸岬町(こうちけんむろとしむろとみさきちょう)にある洞窟だ。

弘法大師がここで修行したと伝わる。

約1200年前の平安時代、青年時代の大師が悟りを開いたといわれる洞窟で、内には五所神社とばれる社があります。 “空海”と名前をつけたのも、ここから見える空と海に感銘を受けたからと言われています。 この横に主に御修行の場として使われていたと伝えられる「神明窟」があります。 なお、「御厨人窟の波音」は環境庁の「日本の音風景100選」に選ばれています。

御蔵洞(御厨人窟:みくろど) | 一般社団法人室戸市観光協会 公式ホームページから引用

駐車場

この日はむろと廃校水族館を訪れた。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/walking/kochi-walking/13153/

その後、車で御厨人窟にやってきた。

洞窟の前に、広場がある。

車は10台ほど停められそうだ。

ヘルメットをここで借りる。

一時、崩落のため立ち入り禁止になっていたが、現在はヘルメット着用を条件に立ち入り可能となっている。

周囲

弘法大師修行の地の石碑。

歌碑。

御厨人窟

ゲートに書かれた注意書き。

9:00〜17:00まで入洞可能だ。

弘法大師の時代は現在より5m低かったらしく、海ももっと近かったらしい。

いよいよ入洞だ。

祭神は大国主命(おおくにぬしのみこと)

断崖の下にある。

まずは左の御厨人窟へ。

平安時代初期、当時青年であった弘法大師がこの洞窟に居住したと伝えられている。

奥に五所神社が鎮座する。

御厨人窟は天井高も高く深いので、非常に神秘的だ。

振り返ると、室戸の空がまばゆい。

御厨人窟の左に、石碑が立っている。

石碑の後の岩の割れ目に、祠がある。

ここも聖域のようだ。

神明窟

続いて、右側の神明窟(しんめいくつ)へ。

祭神は、大日孁貴(おおひるめのむち)つまり天照大神(あまてらすおおみかみ)だ。

こちらは天井高も低く、奥行きもわずかだ。

ゴツゴツした岩肌が、印象的。

神明宮が鎮座する。

神明窟で弘法大師が難行を積んだと伝えられ、その最中に明星が口に飛び込み、この時に悟りが開けたと伝えられている。

振り返ると、こんな感じ。

洞窟の中で聞こえる豪快な波の音は「室戸岬・御厨人窟の波音」として環境省の残したい「日本の音風景100選」に選定されている。

平成8年、環境省(当時環境庁)では、「全国各地で人々が地域のシンボルと
して大切にし、将来に残していきたいと願っている音の聞こえる環境(音風景)
を広く公募し、音環境を保全する上で特に意義があると認められるもの」として
「残したい“日本の音風景100選”」を選定しました。(

残したい”日本の音風景100選”の概要から引用

この後、乱礁遊歩道に向かった。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/walking/kochi-walking/13223/

感想

一時立ち入り禁止となっていたが、ヘルメット着用という制限はあるものの参拝できるようになった。

落石防止の屋根ができたため雰囲気はぶち壊しだが、安全のためなので仕方ない。

古く弘法大師が修業した時代に思いをはせ、この雰囲気を味わいたい。

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