寺村⇒仁淀川を見下ろす天空の村

天空の道
寺村(てらむら)は、仁淀川沿岸の小さな村。 国道33号線を松山方面に走ると、越知町を通り過ぎて10分ほどで着く。

天空の村

高知市から車で来ると、ちょうど仁淀川に架かる橋の手前で寺村が一望できる。急斜面に張り付くように建っている家屋に、驚くだろう。 寺村 実際に行ってみると分かるのだが、傾斜が急なためそれぞれの家屋は1階部分や2階部分が斜面に張り出した形になっている家が多い。 二階が玄関 二階部分が道に面していて、玄関を入ると階段で下に下りる、という感じだ。

急斜面をひたすら登る

今回は橋のたもと、簡易郵便局がある最も川に近い場所から歩いてみた。 まずは、急斜面をひたすら登る。 急坂 やがて立派な銀杏の木が現れた。 銀杏の木 ここには観音様を祀ったお堂がある。 観音様 広場があり、コミュニティースペースになっているようだ。 この日はちょうど移動スーパーがやってきていた。 移動スーパー 高知の山間部は買い物難民が多い。こうした移動スーパーがないと、生活が成り立たない。社会を支えるインフラだと感じた。 向かいには稲荷神社もあった。 稲荷神社

花の里

やがて、遊歩道が現れた。やたら派手な道だ。 遊歩道 しばらく上っていくと、東屋があった。 花の里 ここは「花の里」と名付けられたイベントスペースだ。 なんと個人が整備しているのだとか。先ほどの歩道を含め、個人所有の土地に地域コミュニティづくりのためにコツコツと手づくりしているらしい。 それにしては立派な建物だ。 カラオケ設備や竈なども設置されており、壁面には大勢のおじいちゃん、おばあちゃんがカラオケを楽しんでいる写真が飾ってあった。実にほほえましい。 ミカンをもらう ここからは仁淀川が蛇行している部分がよく見える。 仁淀川 絶景だ。 それにしても随分と上がってきたものだ。 ベンチ こちらを管理している人に、いろいろお話を伺った。 今では紅白歌合戦に出たことでも有名になった「三山ひろし」がカラオケをしたとか、テレビの取材が来たとか、意外といっては失礼だがよく利用されているようだ。 お茶を入れていただき、さらにはミカンまでいただいた。 この東屋だけでなく、周りもいろいろ整備されていた。まるで公園のようだ。 公園 後日、花桃の季節にもう一度訪れた。
花の里は、高知県吾川郡仁淀川町寺村にある公園だ。住民が手づくりで整備している。寺村小学校の跡地が駐車場になっている。「令和のパラダイス」と書かれた手作り看板がほほえましい。以前に来た時はお茶の接待をして頂いたのだが、今年は新型コロナウイルスのせいで飲食の出店などはない。

気持ちのいい天空の道

さらに進むと、公民館があった。ここにはきれいなトイレが設置されていた。 公民館 グラウンドと公園が隣接している。 グラウンド さらに上っていくと、体育館があった。 体育館 国道からよく見えて目印になる建物だ。 廃校となった小学校の体育館だ。ここに限らず、高知の小学校は今や風前の灯火。過疎化は深刻だ。 随分と上がってきた。 天空の道 実に気持ちがいい。 茶畑もきれいだ。 茶畑 このあたりはお茶の産地として知られる。品質が良いために、多くは静岡に出荷され静岡茶として販売されているのだとか。何だか少し悔しい。 坂道を下りてくると、噴水が見えた。随分と大きな噴水だ。 噴水 よく見ると、川を渡した導水管から漏れた水が噴出しているようだ。それにしても大きいので、みどころとして紹介してしまおう(笑) ご接待いただき、人情味あふれる村だった。