神居古潭とは
神居古潭(かむいこたん)は北海道旭川市神居町神居古潭(ほっかいどうあさひかわしかむいちょうかむいこたん)にある景勝地だ。
アイヌ語で「カムイ(神)コタン(集落)」と呼ばれる美しい景勝地であるとともに、稀な景観でもあることから、旭川八景の一つに選定されている。
石狩川が上川盆地から石狩平野に流れる境に位置するこの峡谷は、アイヌ語で「カムイ(神)コタン(集落)」と呼ばれ、古くよりアイヌの人々の聖地とされてきました。峡谷を形成する緑泥片岩は1億年以上という気の遠くなるような長い年月をかけて石狩川の流れによって浸食され、アイヌの人々の伝説に登場する奇岩やおう穴群(天然記念物)を形成しました。急激に川幅が狭くなるため流れが激しく、深く、かつては行き交う舟がよく転覆し、アイヌの人々は峡谷に住む魔神の仕業と恐れていたようです。このようにアイヌの人々と強い関わりを持つ神居古潭では、毎年9月23日に「こたんまつり」を開催し、アイヌ文化の継承に努めています。
また、この地域は市内有数の景勝地としても知られています。かつては交通の難所でしたが、現在は国道も通り、その脇道に架かっている吊り橋から、かつて鉄道が通っていた対岸に渡ることができます。悠久の時の中で形成された峡谷が春の桜、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪などに美しく彩られる姿は、私たちの目を1年中楽しませてくれます。さらに、アイヌ以前の人々の集落跡である「神居古潭竪穴住居跡」(北海道指定文化財史跡)や明治43年の建設当時の姿をそのまま残しているホームやSL機関車3両、駅舎(復元)が展示されている国道対岸の「旧神居古潭駅舎」など、アイヌ以外でこの地域に関わった先人たちの生活の一端を垣間見ることができます。
駐車場
2020年7月8日、前日は富良野ジンギスカンひつじの丘でランチを食べ、新栄の丘展望公園までドライブしてきた。
宿泊しているGuest House Itohを車で出発。
神居古潭の駐車場に到着。
最高点の標高: 190 m
最低点の標高: 82 m
累積標高(上り): 96 m
累積標高(下り): -203 m
総所要時間: 00:39:11
ここはアイヌ語で「パラモイ」というらしい。
駐車場はとても広い。
神居大橋
まず、神居大橋(かむいおおはし)を渡って対岸へ。
石狩川はこの付近で水深70mにも達するためアイヌにとって難所とされ、無事な通過を神に祈ったことから、カムイコタンという地名になったとする説がある。
神居大橋では、何やら工事中。
SL
坂道を上がっていく。
以前は函館本線の駅だった神居古潭駅が保存されている。
ここに、蒸気機関車が3両展示されている。
先頭は9600。
これはD51(デコイチ)だ。
カエルに先導されて、旧線路を歩いて行く。
以前線路だったところが、廃線後にサイクリングロードに転用されている。
トンネルは心霊スポットらしい。
オチャラケていたら、幽霊は出ないでしょ(笑)
見えた?
高知の路面電車の線路跡がサイクリングロードになったのと同じだ。
再びトンネルを抜けて、神居古潭駅に戻る。
展示されているD51は6号機で、最も量産されたD51のなかでは古参の機関車だ。
こちらはC57。
「貴婦人」と呼ばれた、美しいSLだ。
最後に作られたC57だという。
神居古潭駅
神居古潭駅は、内部に入ることができる。
1901年設置され、旭川市指定の有形文化財に指定されている。
ホームはこんな感じ。
アイヌ語で「カムイ(神)コタン(集落)」と呼ばれる美しい景勝地であるとともに、稀な景観でもあることから、旭川八景の一つに選定されている。
駅舎は復元で、とてもきれいだ。
渓谷
神居古潭は渓谷としても、知られている。
石碑。
神居岩が見える。
車で先に進んだ。
最高点の標高: 103 m
最低点の標高: 71 m
累積標高(上り): 62 m
累積標高(下り): -63 m
総所要時間: 00:35:06