根香寺とは
青峰山千手院根香寺(あおみねさんせんじゅいんねごろじ)は、香川県高松市中山町(かがわけんたかまつしなかやまちょう)にある天台宗の寺だ。
四国八十八ヶ所霊場第82番札所で、本尊は千手観世音菩薩(せんじゅかんぜおんぼさつ)
五色台の主峰、青峰山に佇ずむ、かつての巨刹。五つの山に金剛界曼荼羅の五智如来を感じた弘法大師は、密教修行の地とし青峰に「花蔵院」を建立されました。後に大師の甥にあたる智証大師が訪れた際、山の鎮守である一之瀬明神に出会い、「この地にある毘沙門谷、蓮華谷、後夜谷に道場を作り、蓮華谷の木で観音像を作りなさい」というお告げをうけました。智証大師は蓮華谷の木で千手観音像を彫造し、「千手院」を建て安置しました。この霊木の切り株から芳香を放ち続けたことから「花蔵院」、「千手院」を総称して根香寺と名づけられたといわれます。根香寺は後白河天皇の帰依も厚く隆盛を極めました。後に、高松藩主らにより再興され、この時に天台宗へ改宗されました。 寺には次のような伝説があります。昔、青峰山には人間を食べる恐ろしい怪獣、牛鬼が棲んでいました。村人は、弓名人山田蔵人高清に頼み退治してもらうことしました。しかし、高清が山へ入れど、なかなか牛鬼が現れません。そこで高清は根香寺の本尊に願をかけました。すると21日目の満願の暁に、牛鬼が現れ口の中に矢を命中。逃げる牛鬼を追うと2kmほど西の定ヶ渕で死んでいるのを発見しました。高清は牛鬼の角を切り寺に奉納。その角は今でも寺に保存されています。また牛鬼の絵は魔よけのお守りとして親しまれています。
駐車場
この日は手打十段うどんバカ一代でランチを済ませた。
車で高松市の中心街を走る。
土砂降りの雨の中、陸橋をくぐって左折。
五色台の山道に入る。
『五色台』は,香川県独特の地形であるメサ(卓状台地)と呼ばれる台形状の山地です。東西約6km,南北約10kmの広さがあり,展望スポットも広い範囲に点在しています。また,五色台は,弘法大師が開いた「真言密教」の五大色の名前が付いた5つの峰(青峰,黄峰,赤峰,白峰,黒峰)で構成されており,四国八十八箇所霊場の白峯寺,根香寺があり,古くから信仰の地でもあります。
五色台(ごしきだい) | 坂出市観光協会 から引用
駐車場に到着。
駐車場はとても広い。
最高点の標高: 350 m
最低点の標高: 2 m
累積標高(上り): 403 m
累積標高(下り): -92 m
総所要時間: 01:50:02
仁王門
仁王門のすぐ前に駐車した。
赤い仁王像が印象的。
仁王門の裏手は、びっしりと苔むしている。
この仁王門から一旦石段を下り、境内まで石段を上り返す珍しいルートになっている。
雨に打たれる仁王門と石段の景色が、とても美しい。
水かけ地蔵が鎮座する。
石段の右側には、修験道の開祖の役行者の像。
石段を登り返す。
紅葉シーズンには、さぞ美しくなることだろう。
写真を撮りまくる。
境内
境内へ。
樹齢1,600年という白猴欅(はっこうけやき)
天然記念物に指定されていたが枯れてしまい、現在は屋根をつけて保存されている。
五大堂。
大威徳夜叉明王、金剛夜叉明王、大日大聖不動明王、降三世夜叉明王、軍荼利夜叉明王という、木造の5体の仏像が安置されている。
不動明王像は1286年に奉納された古いものだそうだ。
さらに石段を上がる。
本堂までやってきた。
参拝
正面が本堂だ。
参拝する。
本堂の左右に回廊が延び、はらくわり地蔵がある。
ここには33,000体とも言われる万体観音が並ぶ。
この回廊が、ぐるりと一周している。
反対側へ。
その先へ。
本堂まで戻ってきた。
本堂を出て、境内を進む。
本尊の説明看板。
石段を下ったところに、大師堂がある。
その隣りに、延命地蔵尊。
海中より網で引き揚げられた龍宮地蔵尊。
境内からは高松市内や屋島まで見渡せる。
参拝を終え、戻ることにした。
車で先に向かう。
感想
美しい寺だ。
静かな雰囲気で、紅葉の名所といわれるだけのことはある。
万体観音など、見応え十分。
次回は紅葉シーズンに来たいものだ。
最高点の標高: 367 m
最低点の標高: 346 m
累積標高(上り): 33 m
累積標高(下り): -33 m
総所要時間: 00:22:52