麻績の里舞台桜とは
麻績の里舞台桜(おみのさとぶたいざくら)は長野県飯田市(ながのけんいいだし)にある桜の木だ。
胸高周囲約4m、樹高約12mの古木で、開花時の美しさで知られているシダレザクラ(※1)です。 特徴的なのは、5枚から10枚という不安定な花弁の数です。このような変異(※2)のサクラはほかには知られていませんが、財団法人「日本花の会」により、新品種と判定されています。半八重(はんやえ)シダレザクラともいわれています。
麻績の里舞台桜 – 飯田市ホームページ から引用
麻績の里舞台桜
〒395-0001 長野県飯田市座光寺2535
新種の桜!なのに樹齢350年!神秘の舞台桜を見てきた!【旅行VLOG、レビュー】小学校と歌舞伎舞台が一緒になった県宝の舞台に立つ一本桜!すぐ近くには高さ15mの石塚桜も!知られざる桜の名所を紹介!
駐車場
2025年4月8日、この日は長野県駒ヶ根市(ながのけんこまがねし)にあるかっぱ寿司駒ヶ根店でランチを済ませた。
そこから車で、フラワーロードを走る。
空木岳(うつぎだけ)の山麓を走る快適な道だ。
南信州フルーツライン(伊那南部広域農道)に入る。
左折する。
ここから少し道が狭いので要注意。
麻績の里舞台桜(おみのさとぶたいざくら)に到着。
桜が満開だ。
舞台桜
麻績の里(おみのさと)は「麻を作ることができる豊かな土地」という意味を持つ「麻績(おみ)」という言葉に由来する。
室町時代から麻績神社(おみじんじゃ)が鎮座している。
樹齢が古そうな感じの木ですよ。
桜まつりのぼんぼりが付けられていた。
これが麻績の里舞台桜(おみのさとぶたいざくら)
樹齢約350年、胸高周囲約4m、幹回り5m、樹高12m。
5枚から10枚の花弁が混じり合って咲く。
半八重枝垂れ紅彼岸桜といわれている。
「日本花の会」により新品種と判定されている。
飯田市天然記念物に指定されている。
5弁花が15%、6弁花が33%、7弁花が25%、8弁花が19%、9弁花が7%、10弁花が1%。
年間2万人の花見客が訪れる。
舞台があるから舞台桜?
麻績校舎
旧座光寺麻績学校校舎は、県内最大の歌舞伎舞台を併設していた。
明治7年(1874)竣工の県内最古の木造校舎。
南本城跡。
明治6年に歌舞伎舞台と学校とを兼用するように建てられた。
長野県宝に指定されている。
麻績(おみ)って読むみたいよ、なかなか読めないね。
全然読めないわ。
麻績校舎は歌舞伎舞台と学校とを兼用するように明治6年に建てられた。
学校建築物では長野県最古。
この梁が凄いね。
幅約18m、奥行き約13m、高さ約12m、延床面積約510平方m。
2階は教室として設計されていたが、床を取り外すことで舞台の一部となった。
筑摩権令だった永山盛輝の扁額。
「郡下一の大学校」と賞賛したという。
尋常高等小学校。
麻績神社
隣接して国際糸操り人形館がある。
伊那谷には300年のあいだ脈々と続く黒田人形、今田人形の人形芝居を含めて四座が現在も活動している。
伊那谷には現在、300年のあいだ脈々と続く黒田人形、今田人形の人形芝居を含めて四座がその歴史を伝え続けています。
竹田扇之助氏は平成二年、故郷であるこの地に移って竹田練場を再建、内外で収集したコレクションと共に練場を飯田市に寄贈されました。
竹田扇之助記念国際糸操り人形館は、その竹田氏代々の功績を記念し、人形劇による国際貢献の中核的施設として、
平成十年八月、第20回人形劇カーニバル98、1998世界人形劇フェスティバルにあわせて建てられたものです。
麻績神社(おみじんじゃ)にやってきた。
かつては「八幡社」「八幡宮」「大宮諏訪社」などと呼ばれていた。
座光寺村の名主であり国学者の北原稲雄が「麻績」という言葉を気に入り、1875年(明治8年)以後に麻績神社と呼ばれるようになった。
明治期に新築した学校を麻績小校(おみしょうこう)と呼ぶようにしたのも北原であるとされる。
「麻績(おみ)」とは「麻を作ることができる豊かな土地」という意味。
開創は天正年間(1573年-1593年)以前と伝わる。
麻績学校はもとは麻績神社の境内だった。
それまでは9の境内社の社殿があったという。
祭神は建御名方命(たけみなかたのかみ)、誉田別命(ほんだわけのみこと)
「麻績八幡宮」「麻績諏訪社」の額が掛かっている。
扁額が読めない(汗;)
たくさん摂社があります。
お花見スポットになってるわ。
南アルプス、ズドーン。
石塚桜
公民館の横にも大きなしだれ桜がある。
石塚桜というそうだ。
一号古墳の上に立っている。
麻績の里舞台桜のすぐそばで、一号古墳の上に立つシダレザクラ。樹齢は約250年。根元の横穴の中には石室が納まり、それを守るように咲き誇る。
石塚1号古墳は横穴式石室をもつ円墳で、6世紀後半に造られた。
直径21.8m、石室の大きさは座光寺の古墳の中で最大。
推定樹齢250年、樹高15m。
古墳を見て興奮するおばあ。
石室に入ることができる。
石室は長さ8.5m、高さ2.8mで座光寺最大。
6世紀後半の古墳。
桜の木の下には死体が埋まっている。
石塚桜はしだれ彼岸で、舞台桜のような八重桜ではない。
案内看板で現在地を確認。
このあと元善光寺に行く。
石の大鳥居は明治21年(1888年)に建立された。
飯田・下伊那地方では最大の石の鳥居。
車で先に進んだ。