剣山とは
剣山(つるぎさん)は、徳島県三好市(とくしまけんみよしし)にある日本百名山だ。
日本第2位の標高を誇り、標高は1,955m。
剣山
〒778-0201 徳島県三好市東祖谷菅生
雲海を眼下に絶景登山!西日本第2位の高峰!剣山に頂上ヒュッテ泊で登山してみた【前編】リフトvs徒歩:どっちがおすすめ?【旅行VLOG、レビュー】絶景ポイントの一ノ森、鎖場や行場もガイド!
見ノ越
2024年11月13日、この日は自宅を車で出発し、高知自動車道を走る。
大豊IC(おおとよインターチェンジ)で下りる。
国道32号線を走り、徳島県に入る。
大歩危橋(おおぼけばし)を渡る。
この川が、四国で一番長い吉野川(よしのがわ)だ。
ここからつづら折りの道が続く。
それでも国道439号線の京柱峠(きょうばしらとうげ)越えの道よりはマシなので、決して国道を行かないように。
祖谷(いや)トンネルを抜けると霧が出ていた。
道の駅にしいやを通過。
県道32号線を進む。
ここにかずら橋が架かっている。
秘境の四国でも、さらに秘境だ(笑)
京柱峠からの国道439号線に合流した。
祖谷渓は紅葉していた。
擦れ違い困難な道が続く。
いやしの温泉郷にやってきた。
ここに三嶺(さんれい)登山口がある。
徳島県地方では「みうね」と呼ぶようだ。
紅葉が見頃だ。
奥祖谷かずらばしを通過。
ここから標高を上げていく。
見ノ越(みのこし)に到着。
リフト前の駐車場に車を停める。
剣山自然情報センター
リフトで剣山に登山できる。
しかしリフトは使わず、この先から登っていくことにした。
いつもなら日帰りするのだが、今回は頂上ヒュッテで宿泊する予定だ。
駐車場の上に剣山自然情報センターがある。
剣山自然情報センター
〒778-0201 徳島県三好市東祖谷菅生
以前も入ったことがあるそうだが、覚えていないおじい。
入館無料、9時30分からだが既に開いていた。
内部はこんな感じ。
四国にはこの周辺に熊が26頭生息しているとされる。
念のため熊鈴を持ってきた。
トイレは水洗でとてもきれいだ。
まず案内看板でルートを確認。
西島(にしじま)まで上がって、一ノ森ヒュッテの方に行きます。
尾根伝いに剣山の山頂に行きます。
ここで今日、一泊して、明日のご来光を見て。
おじいは三嶺(さんれい)の方へ縦走するそうです。
日本でも屈指の縦走路。
ちょっと今回はやめました。
三嶺登山口とこことの間が、それほど遠くない。
タクシーで行ってもたいしたことない。
高知県側からも登山道がある。
こっちからの方がなかなかきれいだって。
「みうね」とローマ字で書かれているが、高知県側では「さんれい」と呼ぶのが一般的。
劔神社
劔神社(つるぎじんじゃ)の参道まで歩いてきた。
ここが剣山登山口。
この石段を見るだけで疲れました(苦笑)
劔神社に参拝する。
劔神社
〒778-0201 徳島県三好市東祖谷菅生201
0883-67-5017
祭神は安徳天皇(あんとくてんのう)、大山祗命(おおやまづみのみこと)、素盞嗚命(すさのおのみこと)
宮尾登美子(みやおとみこ)の文学碑がある。
ここを舞台にした「天涯の花」という小説がある。
簡易宿泊所の横が登山口。
11度です。
登山道
神社に参拝する。
リフトの下をくぐって進む。
リフトに乗ると標高差333mをかせげる。
西島神社に参拝する。
西島駅のすぐ下に、野営場がある。
7張分のスペースがあり、剣山にはここだけだ。
山頂は見えていない。
西島駅に到着。
ここから一ノ森まで1時間半。
リフトの横を通って、さらに進む。
標高差333mを15分で結んでいる。
歩いて登ると1時間かかった。
行場
刀掛けの松まで歩いてきた。
刀掛の松
〒778-0201 徳島県三好市東祖谷菅生
安徳天皇がここまで登ってきた際に、汗だくで宝剣を持ち続けている従者に気をつかい、松の枝に宝剣を掛けて汗を拭くよう言葉をかけたという。
山頂はここを直進するが、我々は左に行く。
行場の方が道がいいらしいので、そちらに行くことにした(苦笑)
鶴の舞という行場にやってきた。
キレンゲショウマじゃないかね?
不動の岩屋という行場にやってきた。
20ヶ所も行場があるそうだ。
ここから鎖場を経て山頂に行けるようだ。
これからおじいが行くそうです。
鉄ばしごを下りたところに岩屋が続いている。
君子危うきに近寄らず。
これが鎖場。
前回ここを歩いた時にキレンゲショウマを見た。
両劔神社まで歩いてきた。
ここは穴吹川(あなぶきがわ)源流の谷。
穴吹川は吉野川の支流で、流路延長約42kmの一級河川。
苔むして、もののけ姫の世界だ。
一ノ森
稜線まで上がってきた。
こちら側はお天気よ。
次郎笈(じろうぎゅう)が見えている。
1965年に測候所員の大谷好徳技官が雪崩で遭難した。
当時の気象庁山岳部長藤原寛人(作家:新田次郎)が弔文を書いた。
「山を愛し
気象観測を愛し
こよなく
妻子を愛せし
男ここに眠る 」
雲海が美しい。
一ノ森ヒュッテまで歩いてきた。
一ノ森に到着。
西日本第2位、第4位、第11位の高峰を一望だ。
ずっとこの雲海の中を歩いてきた。
おばあ到着です。
ここでランチ。
この絶景を見ながらだと、何でも美味しいよね。
30分ほど一ノ森で休憩し、三角点に向かう。
ここが一ノ森の三角点。
剣山
ここから剣山に向かって笹原を歩いていく。
おじい殺し。
二ノ森に到着。
山頂ヒュッテまで歩いてきた。
しかし、まさかの「通り抜け禁止」の看板(汗;)
結局テラスまで歩いてきた。
すごく広くて気持ちのいいテラスですね。
剣山の山頂は笹原保護のため全て木道になっている。
以前に登った丸笹山(まるささやま)が見える。
頂上ヒュッテに到着。
荷物をデポして山頂にやってきた。
標高1,955m、西日本第2位の高峰です。
サンダルで登れる百名山(笑)
後編につづく。