大鳥大社とは
大鳥大社(おおとりたいしゃ)は、大阪府堺市西区鳳北町(おおさかふさかいしにしくおおとりきたまち )にある神社だ。
当社は延長5年(西暦927年)に完成した延喜式神名帳所載の、霊験特に著しいと言われる名神大社であり、和泉国の一ノ宮であります。 歴代皇室のご尊崇きわめて篤く、殊に国家的災難時に神祇官から指定された防災雨祈の御祈願社は85社ありその一つですので途切れることなく臨時の奉幣に預かりました。
又、ご神階も清和天皇貞観三年七月には従三位に叙せられ、のち正一位にご昇階になりました。
大鳥大社の由緒沿革・御祭神 | 大鳥大社 から引用
和泉国一宮で、祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)、大鳥連祖神(おおとりのむらじのおやがみ)
もう一柱のご祭神である大鳥連祖神は、此の和泉国に栄えた神別である大中臣と祖先を一にする大鳥氏と言う部族の先祖をお祀りしたもので、平安時代初期に編纂された古代氏族名鑑である「新撰姓氏録」には天児屋根命(あめのことやねのみこと)を祖先とすると伝えられています。 このように、ご祭神の神徳は文武の神として、累代の武家の崇敬篤く平清盛、重盛父子が熊野参詣の途次当社に祈願し和歌、名馬を奉納したのを始めとして、織田、豊臣、徳川の三武将も社領の寄進、社殿の造営等を再度に亘って奉仕しています。
また、聖武天皇の御代には僧行基が勅願によりこの地に神宮寺として神鳳寺を建立したが、明治維新の神仏分離令によって廃寺となりました。
大鳥大社の由緒沿革・御祭神 | 大鳥大社 から引用
日本武尊が没したあと白鳥に化身し、最後に留まった地とされる。
全国の大鳥神社および大鳥信仰の総本社とされている。
駐車場
2022年1月9日、この日は道の駅ねごろ歴史の丘で車中泊していた。
そこから車で、大鳥大社(おおとりたいしゃ)にやってきた。
最高点の標高: 218 m
最低点の標高: 4 m
累積標高(上り): 307 m
累積標高(下り): -382 m
総所要時間: 01:07:38
駐車場は無料で広いが、ほぼ満車だった。
参道
由緒書き。
鳥居をくぐって歩いて行く。
日本武尊の銅像。
社殿は1909年(明治42年)に再建された。
『日本後紀』で弘仁14年(西暦823年)に朝廷の祈雨の奉幣を受けるとあり、そのころには成立していた古い神社だ。
ご神木が鳥居の前に立っている。
楠で樹高20m、幹回り6m。
『根上がりの大楠』はこれではないが、気づいていないおじい。
参拝
拝殿。
本殿。
後ろには回れないようになっていた。
大鳥大社は防災雨祈の祈願、商売繁盛のご利益があるとされる。
境内
境内の案内看板。
平清盛の歌碑。
その外、境内には平清盛が熊野参詣の途次平治元年十二月当社に祈願して詠んだ かひこぞよ
かへりはてなば
飛びかけり
はぐくみたてよ大鳥の神大略:蚕がかえって蛾になって飛びたてるように、我々も今から京に戻り武功を立てるのでどうか平氏一族を見守り育ててください大鳥の神よ
の歌碑があり、明治初年当社の大宮司であった富岡鉄斎の筆になるものです。
大鳥神社の境内と摂末社 | 大鳥大社 から引用
いまごろ『根上がりの大楠』が拝殿のご神木ではなかったことに気づいたおじい(汗;)
摂社の大鳥美波比神社(おおとりみはひじんじゃ)に参拝する。
摂社:大鳥美波比神社(おおとりみはひじんじゃ) ご祭神:天照大神
相殿:菅原道真公
由緒:本社の境内東側に鎮座、もと当社は北王子村に鎮座であったが明治十二年に現在地に遷座した。
主神の外七柱を合祀する。
大鳥神社の境内と摂末社 | 大鳥大社 から引用
ついに『根上がりの大楠』まで歩いてきた。
根元が地上に盛り上がっていることから『根上がり』⇒『値上がり』と財産が上がるとされる。
この根元が勢いよく地上に盛り上がっていることから通称「根上がり」=「値上がりの大楠」と呼ばれているそう。こちらの御神木を信仰することで、自分の持っているものが値上がりすると伝わっている。株、財産、才能、価値を上げたいものがある時、運気を底上げしたい時はここで手を合わせてみよう。
境内は千種の森(ちぐさのもり)と呼ばれる森林に覆われている。
本殿奥にある祠には、「明神影向石」という石碑があるが、どうもやばいものらしい。
『黄泉の国への入口』という人がいた。
あまり興味がなかったのだが、大鳥大社はまさに北緯34度32分「太陽の道」上に存在する。 東は、伊勢湾入口の「神島」に始まり、そこから西へ「伊勢の斎宮」「室生寺」「長谷寺」「三輪山」「箸墓」「二上山」「日置荘」そして「大鳥大社」。
「太陽の道の西の果て」太陽の沈む海岸に「大鳥大社」が存在するのである。東は「生」、西は「死」。そして蘇生への準備としての「夜」「黄泉」がある。
白鳥となった日本武尊の霊魂が、最後に大鳥の地に降り立ち、天高く飛び去った。まさしく黄泉への旅立ちの場所。
もしかすると、あの祠はこの世とあの世の境目なのかもしれない。。。ファンタジーである。
大鳥大社|大阪|ご利益は運気上昇!本殿裏にある謎の祠が怖すぎる! | 「いにしえの都」日本の神社・パワースポット巡礼 から引用
「祟り神」だという人もいた。
本殿の真裏に存在する、謎の祠。 そこには「明神影向石」という石柱が祀られています。
とても嫌な印象を受けます。
調べて見たところ、これは「祟り神」であるという話もあるようなので、参拝には注意したほうが良いのかもしれません。
大鳥大社 – 偲フ花 から引用
車で先に進んだ。
最高点の標高: 14 m
最低点の標高: 12 m
累積標高(上り): 5 m
累積標高(下り): -6 m
総所要時間: 00:23:44