蓮華峰寺とは
小比叡山蓮華峰寺(こびえさんれんげぶじ)は、新潟県佐渡市小比叡(にいがたけんさどしこびえ)にある真言宗智山派の寺だ。
本尊は、聖観音菩薩(しょうかんのんぼさつ)
空海の開山とされ、金剛寺、室生寺とともに真言の三大聖地の一つとされる。
7,000株のアジサイが一斉に開花する様子が見事なため、別名アジサイ寺とも呼ばれている。
佐渡島の南部に所在する真言宗の古刹で、金堂・弘法堂・骨堂が国の重要文化財に指定されている大門は地域のランドマークとなっている東西1対の石柱で、仁王門は総円柱の八脚門、唐門は禅宗様四脚門で唐破風はない。鐘楼は正当な手法の袴腰付形式だが、桃山期の形式を伝えるものの、幕末期の取替材が少なくない
三手先組物の八角堂と五手先組物の八祖堂は、絵様肘木や彫刻の多用、複雑な内部架構など、異色の造形をもつ。八角堂北側の覆屋内にある東照宮と台徳院御霊屋はともにこけら葺の一間社で、精緻な技巧を凝らした軸部や軒の彫刻及び彩色に見るべきところがある
護摩堂、密厳堂、地蔵堂はいずれも三間堂であるが、異なる建築年代を反映して、規模や構造形式だけでなく、細部の造形にも時代差が認められる。桁行約25メートルを有する客殿は内部8室構成で、近代の大規模の客殿として質も高い。
駐車場
2021年7月3日、この日は度津神社(わたつじんじゃ)に参拝した。
そこから車で、蓮華峰寺にやってきた。
駐車場はとても広い。
最高点の標高: 130 m
最低点の標高: 16 m
累積標高(上り): 155 m
累積標高(下り): -88 m
総所要時間: 00:12:13
参道
佐渡島の観光案内地図で、現在地を確認。
このあと宿根木に行く予定だ。
アジサイが見頃になっていた。
「子授け大欅」があった。
葵のご紋。
参道には、アジサイが咲いている。
7,000株の紫陽花が植えられているという。
鐘楼堂(しょうろうどう)
国の登録有形文化財に指定されている。
仁王門(におうもん)
阿吽一対の金剛力士立像を収めている。
鎌倉時代のものだという。
参拝
金堂(こんどう)
1394年の建立。
なかなか広いお寺だね
小比叡神社(こびえじんじゃ)
蓮華峰寺の鎮守で、明治の神仏分離により小比叡神社となった。
祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)
小比叡神社は元は蓮華峰寺の鎮守で、山王大権現と称されていました。
しかし、明治の神仏分離により小比叡神社と改められ、1874年に村社となり昭和の戦後は宗教法人小比叡神社として現在に至っています。神社の創立は不明ですが、祭祀は大己貴命(おおなむちのみこと)で白山姫命、菅原道真を合祀しています。
菅原道真は懸仏裏面の墨書により、1345年に京都北野天満宮を勧請していることが判りますが、白山姫命に関しては不明です。
大己貴命は日吉大社西本宮(大比叡)の祭祀で、また小比叡神社の紋所は二葉葵です。
これは日吉大社東本宮(小比叡)の紋所と同一であることなどより、蓮華峰寺の創立と同様に比叡山の山王権現を勧請したものと思われます。本殿は1640年の建立で、拝殿後方の覆屋内に置かれています。
境内入口の鳥居は石造明神鳥居で、鳥居をくぐった先に茅葺の拝殿があります。
1640年の建立。
白山姫命、菅原道真を合祀している。
金堂に戻ってきた。
密厳堂(みつごんどう)
1844年の建立。
1652年、佐渡奉行所の役人の腐敗、不正を糾弾して相川町奉行の辻藤左衛門信俊が蓮華峰寺に立てこもった。
これを小比叡騒動(こびえそうどう)といい、辻藤に加担したとみなされた住職の快慶は獄門にかけられた。
境内
唐門(からもん)
江戸時代中期の建築とみられる。
佐渡島の島内三大銀杏の一つ。
樹齢600年。
客殿(きゃくでん)
桁行24.6m、梁間16.1mあるそうだ。
紫陽花の通路になっている。
ハスも咲いていた。
地蔵堂(じぞうどう)
佐渡四国古遍路第一番札所とされる。
八角堂(はっかくどう)
八祖堂(はっそどう)
御霊屋覆屋(みたまやおおいや)
東照宮と台徳院御霊屋(だいとくいんみたまや)が鎮座する。
江戸時代中期に建てられたとみられる。
骨堂(こつどう)
1394年頃の建立。
車で先に進んだ。
最高点の標高: 102 m
最低点の標高: 79 m
累積標高(上り): 56 m
累積標高(下り): -54 m
総所要時間: 00:24:55