仙丈ヶ岳とは
仙丈ヶ岳(せんじょうがたけ)は、長野県伊那市と山梨県南アルプス市にまたがる日本百名山だ。
花の百名山でもあり、標高は3,033m。
南アルプス最北の3000m峰。長野県と山梨県の県境にある北沢峠を挟んで甲斐駒ヶ岳と対峙するが、男性的な甲斐駒ヶ岳とは対称的になだらかな姿を見せ、「南アルプスの女王」とも称される。その全容を望むには、長野県の伊那谷側からでないと難しい。南アルプスでは北岳とともに花の名山として知られ、山頂南部の大仙丈カール(圏谷)、小仙丈ヶ岳南西部の小仙丈カール、山頂北部の藪沢カール周辺は7月上旬~中旬にかけて、みごとなお花畑が広がる。ただし、7月中旬前後まで藪沢周辺は残雪が多いので、雪上歩行に慣れていない人はこの時期、北沢峠~小仙丈ヶ岳~仙丈ヶ岳の尾根コースを往復するといい。また、日程と体力に余裕があれば甲斐駒ヶ岳往復を組み込んでも楽しいだろう。
仙丈ヶ岳
〒400-0241 山梨県南アルプス市芦安芦倉
感動の仙丈ヶ岳ご来光!仙丈小屋泊で富士山、北岳、間ノ岳の123ショットを体験!【旅行VLOG、レビュー】北沢峠〜馬の背コース〜仙丈ヶ岳〜小仙丈ヶ岳コース〜北沢峠の周回1泊2日を完全レポート!
戸台パーク
2024年9月10日、一昨日は北アルプス展望美術館を見学した。
この日は車で国道361号線を走り、長野県伊那市高遠町(たかとおまち)にやってきた。
国道152号線に入る。
セブン-イレブン 高遠小原店に立ち寄る。
セブン-イレブン 高遠小原店
〒396-0215 長野県伊那市高遠町小原657−1
ここでお弁当を購入し、戸台パークに向かう。
美和ダムのダム湖沿いに走り、道の駅 南アルプスむら長谷を通過。
南アルプススーパー林道に入る。
戸台パークに到着。
700台停められる巨大な駐車場だ。
「仙流荘」バス停を「戸台パーク」に名称変更しました。
以前は「仙流荘」バス停と呼ばれていたが、2024年4月12日に南アルプス長谷戸台パークとしてプレオープンした。
戸台パーク
〒396-0403 長野県伊那市長谷黒河内396 0403
ここから北沢峠(きたざわとうげ)と分杭峠(ぶんくいとうげ)行きのバスが出ている。
北沢峠(きたざわとうげ)は甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳の登山口になっている。
この日は仙丈ヶ岳に向かう。
バス代は往復2,000円と聞いていた。
北沢峠は一般車両進入禁止になっている。
ディズニーランドか!
土日は行列が凄いのだろう。
この日は8時のバスに乗車する予定。
7時15分、チケット売り場は既に長蛇の列。
トイレは温水便座。
北沢峠
バス代が値上がりしていて、片道1,370円で往復割引はなし。
3台目のバスに乗車。
黒川沿いに走って行く。
甲斐駒ヶ岳は雲の中。
鋸岳(のこぎりだけ)は見えている。
北沢峠に到着。
北沢峠(きたざわとうげ)は標高2,032m。
北沢峠
〒396-0403 長野県伊那市長谷黒河内
まず案内看板でルートを確認。
今日は馬の背ヒュッテ経由で仙丈小屋まで歩き宿泊する。
明日、小仙丈ヶ岳を経由して戻ってくる。
飲み忘れたくせに。
トイレはチップ制で100円、洋式便器の水洗できれいだった。
登山道
コースタイムは240分。
通常は小仙丈ヶ岳を経由して山頂に向かうようだが、今回は馬の背ヒュッテ経由で山頂に向かう。
一合目までは順調。
苔むしています。
凄く整備された登山道です。
二合目から三合目の間は、かなりの急登。
三合目に到着。
急登は続く。
五合目に到着。
ここから馬の背コースに分かれる。
ここは樹林帯を行くコースで、ところどころに沢がある。
もうおばあは斜里岳で慣れたものです。
鎖場もあった。
藪沢小屋(やぶさわごや)まで歩いてきた。
水場がある。
携帯トイレブースがある。
管理人がいないシーズンは避難小屋として使える。
小仙丈ケ岳登山道の大滝ノ頭と藪沢の間にある。収容人員30人。夏のシーズン中は管理人がいるが、他のシーズンは開放されている。素泊まりのみ。樹林の中の静かな小屋。
藪沢小屋
〒396-0403 長野県伊那市長谷黒河内396
何度か渡渉があったが、どこも簡単だった。
標高2,600mを超えました。
馬の背ヒュッテ
12時10分、馬の背ヒュッテに到着。
仙丈ヶ岳(3,033m)は氷河時代を物語る三つのカールをもち、その大きく優美な山容と豊かな高山植物の宝庫であることから、「南アルプスの女王」とも呼ばれています。
馬の背ヒュッテは標高2,630mに建つ、ダケカンバの森の中にある小屋です。
仙丈ヶ岳 馬の背ヒュッテ
〒396-0403 長野県伊那市長谷黒河内2681−2
090-2503-2630
ログハウス風のきれいな山小屋だ。
ベンチを借りてランチ。
セブンイレブンで買ってきたおにぎり。
我々はこの上の仙丈小屋で宿泊だ。
仙丈小屋
カールの途中に水場があった。
仙丈小屋に到着。
営業期間6月8日〜10月14日
(コロナ禍の状況により変更の可能性あり、林道バスの運行状況に併せて延長あり)
冬季開放エリアあり。
2階が入り口になります。30名程度まで。1名用テントを張って10名程度の利用が可能。
仙丈小屋 | 山小屋 から引用
仙丈小屋
〒396-0403 長野県伊那市長谷黒河内
090-1883-3033
内部はこんな感じ。
部屋へは外階段を使う。
階段の下に夜間トイレがある。
発電機が稼働している間は、この下の水洗トイレを使える。
山頂までは20分ほど。
雑魚寝だが目隠しボードがあって快適そうだ。
スペースが広いのは新型コロナウイルスのせいだろう。
おばあ死んでいます。
隅だから個室みたい。
おじいの隣に人が来たらかわいそうだね。
部屋で30分ほど休憩し、山頂に向かう。
トイレはこんな感じ。
嘘みたいにきれい。
山頂
山頂に行っても何も見えないでしょうね、この状況じゃ。
登山道にはたくさんのケルン。
南アルプス仙丈ヶ岳、標高3,033m到着です。
残念ながら霧の中(汗;)
とりあえず記念撮影。
日本百名山54座目。
三角点。
ポーズを決めるおばあ(笑)
30分ほど粘ったが、景色は見えず。
タイムラプスに失敗するおじいが言う。
山小屋に下りてきた。
夕食
テラスに上がってみた。
夕食は5時から。
エビフライと東坡肉。
もの凄く味が染みていて、おいしいです。
食後、外に出てみた。
ご来光
翌朝4時半。
星空がきれいだったので、朝焼けもきれいに見えるでしょう。
ご来光を見られるスポットまで登っていく。
山頂ではなく、稜線に向かう。
ヘッドライトでの登山だが、非常にきれいに整備された登山道なので安全だ。
稜線まで上がってきた。
ご来光ポイントはロープで区画されていた。
富士山がきれいに見えている。
ここから標高1,2,3位(富士山、北岳、間ノ岳)を一度に見渡せた。
八ヶ岳。
名残惜しいが仙丈小屋に戻ることにした。
暗くて分からなかったが、結構切れ落ちていた(苦笑)
朝食
朝食は鮭の塩焼きなど。
味噌汁がとてもおいしかった。
荷揚げのヘリコプターがやってきた。
あれに吊り下げられたくないわ。
仙丈ヶ岳
改めて山頂に向かう。
仙丈ヶ岳の山頂に到着です。
昨日とはうって変わって360度の大絶景。
小仙丈ヶ岳
名残惜しいが、下山することにした。
下山は小仙丈ヶ岳を経由して北沢峠に下りる。
標高3000m天空の稜線歩きです。
ご来光ポイントまで歩いてきた。
ここから岩場の登りになります。
小仙丈ヶ岳に到着。
帰路
馬の背コースとの分岐点まで歩いてきた。
二合目からは上りとは別のルートで下る。
道路まで歩いてきた。
ここから少し上る。
北沢峠に到着です。
5時間かかった(苦笑)
1時10分のバスで帰る予定だったが、臨時バスが出ることになった(ラッキー!)
しかも最後の乗客。
戸台パークに到着。
道の駅 南アルプスむら長谷
帰り道の途中で、道の駅 南アルプスむら長谷に立ち寄った。
ここはパン屋が有名だ。
窯から焼きたてパンを食卓へ。
小麦粉のこうばしい香り漂う自家製の焼きたてパン。
ミニクロワッサンが人気♪
県内外を問わずご好評を頂いています。
「絶対に欲しい!」という方には事前のご予約をご案内しております。
南アルプスむら パンや から引用
道の駅 南アルプスむら長谷
〒396-0401 長野県伊那市長谷非持1400
0265-98-2955
こぢんまりした感じの道の駅だ。
レストラン。
道の駅の内部はこんな感じ。
梱包箱が高く積み上げられていた。
クロワッサンが人気で、予約しないと買えないそうだ。
車で先に進んだ。