照光寺とは
照光寺(しょうこうじ)は、長野県岡谷市(ながのけんおかやし)にある真言宗智山派の寺だ。
真言宗智山派。本尊は金剛界大日如来。寺格は常法談林所。
開創は不詳であるが、「延喜式」初見の岡屋牧にゆかりの古寺院ありとされる古刹である。秘仏薬師如来像には白鳳3年(西暦675) の銘がある。山寺地籍には鳴沢から引水した鎌倉時代と判定される遺構等が発見されている。
城向山照光寺
〒394-0028 長野県岡谷市本町2丁目6−43
0266-22-2314
白鳳時代の仏像も!古刹探訪【長野県観光】幸福の石と八角形の開山堂さらにモダンな阿弥陀堂!諏訪の隠れた名所城向山照光寺に参拝してきた!【旅行VLOG、レビュー】駐車場完備で車でも便利!
駐車場
2025年7月17日、この日は長野県岡谷市(ながのけんおかやし)にある岡谷蚕糸博物館(おかやさんしはくぶつかん)を見学した。

そこから車で県道14号線を走る。
照光寺(しょうこうじ)に到着。
駐車場はとても広い。
30台ほど停められそうだ。
境内
真言宗智山派の寺だ。
山号は城向山、院号は瑠璃院。
「朝かげや 苗とるあとの 不二の山」
創建は明らかになっていないが、平安時代頃にはあったのではないかと推測されている。
「延喜式」初見の岡屋牧にゆかりの古寺院ありとされる古刹。
秘仏薬師如来像には白鳳3年(西暦675) の銘がある。
享徳元年(1425)紀州金剛峯寺末寺となり、諏訪下社の別当寺である神宮寺一等末寺であった。
明暦2年(1656)頃、山寺から現在地に移る。
三門は弘化3年(1846)の建立。
棟梁は立川和四郎富昌。
「城向山」の扁額は道雅僧正の揮亳。
本堂は寛政5年(1793)に再建されたもの。
230年前のもので岡谷市指定文化財。
本尊は金剛界大日如来。
なかなか立派な彫刻があるね。
ガラスが張ってるもんね。
八角屋根の建物は開山堂。
参拝
本堂の横に幸福の石があった。
木の化石(珪化木)だそうだ。
名木がいくつかあるね。
巨大な盆栽。
薬師堂。
中部四十九薬師霊場11番札所。
本尊の薬師如来像は秘仏で白鳳3年(西暦675) の銘がある。
脇本尊の千手観音像は秘仏で鎌倉初期の作。
明治の廃仏毀釈で神宮寺が廃寺となったため、千手観音・仁王像などが照光寺に移された。
句碑がいくつかある。
地蔵尊は文政十年(1827)建立で岡谷市文化財に指定されている。
六体地蔵。
開山堂。
1階は位牌堂で明治36年(1903)建立。
2階の開山堂は昭和31年(1956)増築された。
鬼子母神堂。
大正7年(1918)建立。
本尊の鬼子母神は安政5年に尾沢喜三次が寄進したもの。
諏訪湖が見える。
眺望のいい素晴らしいお寺じゃないですか。
阿弥陀堂。
平成31年落成。
本尊の阿弥陀如来は玻璃の敷き茄子に浮かぶ全国に例のない形式。
文化財指定が数多い。
本尊の金剛界大日如来座像は正徳3年(1713)の銘がある。
胎蔵界大日如来像はもともと下社神宮寺三重塔の本尊で明治の廃仏毀釈で移された。
明応3年(1494)の銘がある。
光明閣。
メチャモダン。
平成3年(1991)の建立。
道路沿いに駐車場に戻る。
参拝を終え車で先に進んだ。