鬼子母神堂とは
鬼子母神堂(きしもじんどう)は、東京都豊島区雑司が谷(とうきょうととしまくぞうしがや)にあるお寺だ。
本尊は、鬼子母神。
仏教の守護神。サンスクリット語でハーリーティー Hārītīといわれる鬼女。訶梨帝母 (かりていも) ,歓喜母ともいう。仏教の伝説によると,釈尊在世の頃,この鬼女が王舎城に出現して,民衆の子供を奪い食ったが,釈尊に教導され,五戒を受け,以後王舎城の守護神となったといわれる。日本では主として,安産,保育の神として信仰され,ときに盗難よけの神ともされる。
室町時代に井戸から掘り出され、祀られたと伝わる。
鬼子母神堂は、安産・子育(こやす)の神様である鬼子母神を お祀りするお堂として、多くの人々に親しまれています。
鬼子母神 鬼子母神へようこそ から引用
威光山法明寺(ほうみょうじ)の飛び地になり、日蓮宗だ。
当山は嵯峨天皇の代の弘仁元年(西暦810年)、真言宗の旧跡で威光寺として開創されました。
『東鑑』第1巻に「武蔵国威光寺者。依為源家数代御祈祷所。院主僧増円相承之僧坊寺領。如元被奉免之」
云々とあり、その古い歴史を物語っています。
法明寺 由来と歴史 から引用
参道
この日は大鳥神社に参拝した。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/shrines-and-temples/shrines/japanese-shrines/19333/
その後、鬼子母神堂に歩いてきた。
みみずく公園の前を通過。
鬼子母神堂が見えてきた。
境内にはたくさんの幟が立っている。
大公孫樹(おおいちょう)は樹齢約700年巨木。
手水舎。
石碑。
土鈴の絵馬は妙見菩薩のものらしい。
写真は妙見大菩薩の土鈴絵馬。鬼子母神堂ではシンボルの柘榴が描かれた絵馬が知られていますが、こんな素朴で可愛らしいものもあったのですね。寺務所では「受験生にあげたい」と御守りを求める方がいらっしゃいました。大切に思う誰かのためにという気持ち、温かいですね。
鬼子母神堂の絵馬は、ザクロ柄だそうだ。
参拝
鬼子母神堂。
内部はこんな感じ。
本殿。
奉納の土台は釜。
鬼子母神像。
妙見堂。
武芳稲荷堂(たけよしいなりどう)
祭神は倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
この日は2019年9月16日だったが、18日に例祭が開かれるようだ。
だんご
大黒堂の前の茶屋に入る。
ここで名物という団子を注文。
「おせんだんご」というそうだ。
雑司ヶ谷ウォーキング
参拝を終え、雑司ヶ谷を歩いて行く。
樹齢600年というケヤキ並木が有名だ。
都電荒川線の鬼子母神前駅から鬼子母神堂に続く参道には、約100メートルのケヤキ並木が続いています。その歴史は、天正年間(1573 ~ 92年)に雑司ヶ谷の長島内匠が土地とともに数十本のケヤキを寄植したものと伝えられています。推定樹齢600年を超える古木は、昭和10年代には19本が確認されていましたが、下水本管敷設や道路整備により伐採され、現在は参道西側に3本、東側に1本を残すのみとなっています。伐採された箇所には、地元有志や豊島区、東京都による植え替えが行われ、旧景の復元が図られています。
露地に入ると
古いアパートに登録有形文化財の表示がある。
漫画家の手塚治虫が住んでいた並木ハウスだ。
「並木ハウス」については、<幅広の中廊下や床の間付きの部屋、気品あるかたちの手すりが特徴的な上質な仕様の賃貸アパート。> 昭和28年の建築で平成21年に改修している。並木ハウスには漫画家の手塚治さんの仕事場だったことは広く知られているので、このことが登録の裏の理由だったかもしれない。
都電の鬼子母神前駅。
「東京さくらトラム」の表示がついていた。
東京都交通局では、「東京さくらトラム」を都電荒川線の愛称として決定しました。
これまで以上に皆様に愛され、親しんでいただけるよう、都電や沿線の魅力を国内外に広くアピールしていきます。
立派な建物は、東京大学の目白台キャンパス。
真新しい建物と古めかしい門のギャップが面白い。
この日の夕食は、コンビニ飯。
感想
池袋はたびたび訪れていたが、鬼子母神堂に来たのは初めてだ。
思った以上に大きなお寺だった。
見応え十分で、もっと早く参拝したかった。
つづく。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/shrines-and-temples/temples/japanese-temples/19416/