恵林寺とは
恵林寺(えりんじ)は、山梨県甲州市にある寺院だ。臨済宗妙心寺派に属する寺院で、甲斐武田氏の菩提寺として知られている。
乾徳山 恵林寺
武田信玄の菩提寺、乾徳山恵林寺は、1330年に夢窓国師によって創建されました。後に『孫子』を座右の書とし武田信玄の尊敬を受けて入山した快川国師は、燃えさかる三門の上での「心頭滅却すれば火も自ずから涼し」という最後の言葉によって知られています。
東京から移動
この日は早朝に東京を出発し、中央高速道路で恵林寺に向かった。
高速を降りて恵林寺に向かう道に出る。
この道は、昨年大菩薩嶺に登った時に通った道だ。
なんだか、凄く遠い昔のような気がした。
広い境内を車で通り、駐車場に車を停めた。
駐車料金が無料なのは嬉しい。
拝観する
駐車場から入ると、すぐに建物が見えてきた。
これはどうやら庫裡らしい。
恵林寺のみどころ| 乾徳山 恵林寺
禅寺のなかでもめずらしい、日本有数の大庫裡。信長による焼き討ちの後、徳川家康によって再建された壮大な伽藍は、明治38年の火災によってそのほとんどを焼失。現在の本堂、庫裏も、明治末期に再建されたものである。戦中には東京の学童疎開の場となり小学生約150人が寄宿生活を送った場所である。
扁額が見事だ。
ここで拝観料を払う。自動販売機というのが少し興ざめではある。
拝観料は300円だった。
廊下を進む。
すばらしい庭園だ。
境内を散策する
拝観のあとは、境内にある土産物屋で名物の信玄餅を食べた。
お店の人の好意で、店内で食べることができた。お茶まで出してもらって、申し訳ない。
これで少し空腹が満たされたので、少し歩いてみた。
参道は非常に趣がある。
参道入り口からの眺め。
四脚門の赤い色合いが良く映える。
この四脚門は徳川家康が建てたそうで、国の重要文化財になっているらしい。
ちょうどサルスベリの花がきれいだった。
サルスベリは漢字で書くと「百日紅」と、変わった漢字が充てられている。
サルスベリ(百日紅)の剪定や育て方!花言葉や見頃の時期は? – horti 〜ホルティ〜
サルスベリの別名「百日紅(ヒャクジツコウ)」は、朝鮮半島の悲しい恋物語に由来しています。昔、旅をしていた王子が竜神を退治し、生贄にされていた娘を助けました。二人は恋人となり、100日後に再会するという約束を交わしますが、娘は約束の日を目前に他界してしまいます。その後娘のお墓から紅色の花が咲く木が1本生えてきたことから、村人たちはこの木を「百日紅」と名づけたそうです。
無念な気持ちが、武田信玄に通じているような気がした。