甲殿住吉神社とは
甲殿住吉神社(こうどのすみよしじんじゃ)は、高知県高知市春野町甲殿(こうちけんこうちしはるのちょうこうどの)にある神社だ。
祭神は住吉三神で、底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、表筒男命(うわつつのおのみこと)。
『日本書紀』では主に底筒男命(そこつつのおのみこと)・中筒男命(なかつつのおのみこと)・表筒男命(うわつつのおのみこと)、『古事記』では主に底筒之男神(そこつつのおのかみ)・中筒之男神(なかつつのおのかみ)・上筒之男神(うわつつのおのかみ)と表記される3神の総称である。住吉大神ともいうが、この場合は住吉大社にともに祀られている息長帯姫命(神功皇后)を含めることがある。
住吉三神 – Wikipediaから引用
神社の東に、四国八十八箇所三十四番札所種間寺の奥の院・本尾山奥の院がある。
建立は1471年。
由緒:文明3年(1471)に建立遷宮、起源はそれよりはるかに古いとされる。
住吉神社 から引用
甲殿とは珍しい地名だ。
土佐地名往来(高知新聞夕刊連載記事)の中に、
「かつて吾川郡の郡役所(郡戸=こおど)の地?川 渡?海辺に流れ着いた住吉大明神の「かむどの・神 殿」の転?」
との説明がある。
pdf-土佐地名往来(高知新聞夕刊連載記事)
境内
この日は種間寺に参拝した。
その後、徒歩で甲殿住吉神社にやってきた。
裏参道を進む。
手水舎。
参拝
まず、階段を上がる。
この日は2019年11月3日、ツワブキが咲いていた。
拝殿から続く階段が見える。
摂社。
本殿。
つっかえ棒で支えている。
ここから拝殿を見下ろす。
表参道を見下ろす。
下りてきて、拝殿へ。
「台風接近のため扉を閉めています」
と書かれていた。
内部には、100年ほど前の絵が掛けられている。
100年近くまえの絵が飾られています。それだけでスゴイ!由緒正しき歴史的建造物なのです!
表参道
参拝を終え、表参道を抜けていく。
ここには根回り8mの椎の木が立つ。
東の大杉、西の椎の木と称されていたほどの大木だったそうだ。
平成26年の台風のため倒木し、倒壊の恐れがあって伐採されてしまったのが残念だ。
狛犬。
春野町内では最古のものだそうだ。
江戸時代後期の天保2年(1831年)9月に作成された、旧春野町では一番古い狛犬である。旧春野町の文化財に指定されていた。
甲殿住吉神社 – Wikipedia から引用
鳥居から表参道を見るとこんな感じ。
手水舎。
一の鳥居まで抜けてきた。
目の前は、甲殿川の河口だ。
風光明媚な場所。
ここは土佐十景のひとつだ。
この辺りは大正15年に「土佐十景」に選定され、お菱岩、蝙蝠岩、お亀岩、烏帽子岩、鳩岩、お舟岩等の巨岩があちこちに見られた景勝地だったそうですが、戦後基礎石用に切売りされ、現在はお菱岩だけが残されているそうです。
住吉神社 から引用
感想
太平洋と、そこに流れ込む川の河口の景色が美しい場所に建つ神社だ。
境内も広く、本殿まで上がれる階段も付いている。
近くに来たら、ぜひ参拝して欲しい。