ガイスラーとは
ガイスラー(Geisler)山群は、イタリア共和国トレンティーノ=アルト・アディジェ州ボルツァーノ自治県にそびえる山脈だ。
そのゴジラの背中のような山容は、美しさからカレンダー写真に使われるほどだ。
2年前にドロミーティを訪れた際は、同じアングルから写真を撮ろうとマッダレーナ村まででかけた。
その時撮った写真がこれ。
教会の背後にそびえるのが、ガイスラーだ。
オルティゼーイからセチェーダへ
この日はセルヴァを朝出発し、バスでオルティゼーイへ。
ゴンドラリフトでセチェーダを目指す。
途中でロープウェイに乗り換える。
山頂駅に到着。
山頂駅はこんなかんじだ。
大展望が広がる。
眼下に見えるのが、オルティゼーイの村。その右に広がる大平原が、これから向かうラシェッツ草原だ。
反対側にはスキー場が広がる。
スキーシーズンはこの景色を見ながら滑走できるのだ。
久しぶりにスキーをしたくなる。
まずセチェーダ山(標高2,519m)の山頂へ。
ガイスラーが一望できる。
ひときわ高いのがザス・リガイス(Saas Rigais)標高3,025mだ。
最高点の標高: 2439 m
最低点の標高: 1216 m
累積標高(上り): 1229 m
累積標高(下り): -49 m
総所要時間: 00:34:23
斜面を降りる
今回は途中の鞍部から左側に下ることにした。
分岐点。
鎖が張られた、かなりの急斜面だ。
慎重に下っていく。
登山道はかなりザレていて、足下が崩れ落ちそうで怖い。
所々に咲いている花を見る余裕もない。
こんな急斜面だが、かなりの人数が登ってくる。
すれ違える場所で待機。
高度感もかなりのものだ。
景色も素晴らしいのだが、あまり眺める余裕がない。
ようやく緩斜面まで降りてきた。
あそこから来たのだと思うと、達成感がこみ上げる。
ここから先は、アルペンローズが咲き誇る美しい道だ。
ラシェッツに向かった。
感想
前回来た時はその険しさに身震いしたのだが、いざ降りてみると意外といけるものだ。
もちろんザレ場はかなりのプレッシャーがかかったが、この登山道を通る人は多く、特に上級者レベルというわけではないようだ。
それでも景色を眺める余裕がなく降りていくのに必死なので、通って楽しいわけではない。
達成感は凄いので、一度は通りたい道だと言える。