英彦山(ひこさん)は、福岡県田川郡にある日本二百名山。
標高は1,199mの山とそれほどでもないが、修験の山として知られる。
英彦山神宮が鎮座し、多くの信者が参拝している。
まずは銅(かね)の鳥居駐車場に車を止める。
9:20と遅めだったが、車は3台停まっているだけだった。
この銅の鳥居は1637年に佐賀藩主鍋島勝茂によって建立されたそうだ。
青銅製の鳥居で、国の指定重要文化財に指定されている。
山道を登っていくと、お堂で修行をしている姿を見かけた。
さらに登っていくと、多くの取材陣がいた。
山伏の一団が、ちょうど出てくるところだった。
神幸祭が前日から始まっていて、その一環だったようだ。
この儀式に立ち会うことができたのも、何かのお導きだろうか。
周囲には茅葺きの古民家が建ち並んでいる。
山伏の宿坊らしい。
どんどん登っていく。
非常に整備が行き届いた参道だ。
スロープカーの花駅まで来た。
あれに乗ったら楽だろうな、とブツブツつぶやきながら、ひたすら石段を登る。
ミツマタが満開だった。
高知は和紙の産地でミツマタも多く栽培されているのだが、ここの群落は凄い。
10:00奉幣殿に到着。
さすがに立派な社だ。
摂社も多い。
登山道を上っていく。
いろいろな神社が建っている。
けっこう疲れて、ようやく山頂かと思ったら、ここも別の神社だった(汗;)
登山客に混じってTシャツにスニーカーという観光客スタイルの人が登っている。
なんか負けていて悔しい。
頑張って登り続ける。
11:34ようやく、本物の山頂社に到着。
参拝を済ませ、最高峰の中岳を目指す。
ここまでは多くの参拝者がいた登山道だが、嘘のように誰もいなくなった。
道を迷ったようで不安になった。
12:30英彦山山頂に到着。
展望台は老朽化のため閉鎖されていた。
山頂には10名ほどの団体が先にお昼を食べていた。
ランチを済ませ、下山開始。
鬼杉方面に下山することにした。
登りと違いこの道は鎖場があり、なかなか険しい。
これぞ修験の山、という感じだ。
疲労困憊しながら、14:00ようやく鬼杉到着。
樹齢1200年だそうだ。
この先はゆったりした下りだろうと思っていたら、またまたアップダウンの繰り返し。
それもけっこうな斜度だ。
15:23ようやく玉屋神社到着。
このころには相当疲れていた。
だんだん暗くなってきて、別の登山者がいてホッとしたのが正直なところだ。
ようやくなだらかな道になる。
16:18奉幣殿に戻ってきた。
トイレに間に合ってよかった(苦笑)
徒渉もあり、疲労もあって事故でも起こりそうで怖かった。
多くの参拝者に囲まれ、ようやく安堵した。
16:42銅鳥居まで戻ってきた。
コースタイム6:00を7:20もかかっていた。
大いに修行させてもらった(大汗;)
最高点の標高: 1209 m
最低点の標高: 529 m
累積標高(上り): 999 m
累積標高(下り): -999 m
総所要時間: 07:35:57