仏木寺とは
一カ山毘盧舎那院仏木寺(いっかざんびるしゃないんぶつもくじ)は、愛媛県宇和島市三間町則(えひめけんうわじましみまちょうすなわち)にある真言宗御室派の寺だ。
四国八十八ヶ所霊場第42番札所で、本尊は大日如来(だいにちにょらい)
家畜守護の寺とされている。
牛の背に乗った弘法大師の伝説が語り継がれる仏木寺には、境内に家畜堂という小さなお堂がある。ミニチュアの牛や馬の草鞋をはじめ、牛馬の陶磁器、扁額などがところ狭しと奉納されている。近隣の農家では、田植えが終わったころに参拝に行き、牛馬の守護札を受けて帰り、畜舎の柱に貼っていた。往時は農耕をともにした家畜たちの安全を祈願していたが、最近ではペットなども含めて動物一般の霊を供養したり、また、闘牛の飼育者の間にも信仰が広がっているという。
大同2年のころ、弘法大師はこの地で牛を引く老人と出会った。誘われるまま牛の背に乗って歩むと、楠の大樹の梢に一つの宝珠がかかって、光を放っているのを目にした。よく見ると、これは大師が唐から帰朝するときに、有縁の地が選ばれるようにと、三鈷とともに東方に向かって投げた宝珠であった。大師は、この地こそ霊地であると感得、堂宇の建立を決心した。大師は自ら楠で大日如来像を彫造、眉間に宝珠を埋めて白毫とした。これを本尊として安置し、「一カ山仏木寺」と名づけ、草字体で書写した『般若心経』と『華厳経』一巻を奉納されたと伝えられる。その後、寺は牛馬安全の守り仏、大日さまとして信仰をあつめ、鎌倉時代には宇和島領主・西園寺家の祈祷、菩提寺となるなど隆盛を誇った。戦国時代には戦乱に災いされるなど、苦難の道を余儀なくされたが、再建に励んで面目を一新し、活気に満ちている。
駐車場
この日は龍光寺に参拝した。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/shrines-and-temples/temples/88kasho/16852/
その後、車で仏木寺にやってきた。
道路沿いに駐車場が用意されている。
境内
大きな仁王門がそびえる。
仁王像が力強い。
石段を上がる。
境内へ。
参拝
本堂。
内部はこんな感じ。
大師堂。
家畜堂。
最近ではペットも供養されているそうだ。
神明宮。
残木堂。
本尊が造られた残り木が祀られているそうだ。
聖徳太子堂。
不動堂。
参拝を終え、明石寺に向かった。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/shrines-and-temples/temples/88kasho/16898/
感想
2011年に完成したという仁王門が立派だった。
家畜堂があり最近はペットの供養もしているようなので、参拝者が多いのかもしれない。
鐘楼堂は萱葺き屋根で、四国では珍しいらしい。
見どころの多い寺だ。