薬王寺とは
医王山 無量寿院 薬王寺(いおうざん むりょうじゅいん やくおうじ)は、徳島県海部郡美波町奥河内寺前(とくしまけんかいふぐんみなみちょうおくがわうちてらまえ)にある寺だ。
四国八十八ヶ所霊場の第23番札所で、本尊は薬師如来(やくしにょらい)
醫王山無量寿院薬王寺は、神亀3年(726年)、行基菩薩が聖武天皇の勅願を受け、この地に巡鍚し、一寺を建立された。
弘仁6年(815年)、弘法大師42歳のとき、平城上皇の勅命によって本尊厄除薬師如来を刻んで開基した阿波の国薬王寺は、四国八十八ヶ所第23番の霊場であり、厄除根本御祈願所として全国にその名を知られている。
第23番札所医王山 無量寿院 薬王寺
〒779-2305 徳島県海部郡美波町奥河内寺前285−1
0884-77-0023
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駐車場
2024年7月30日、この日は恵比須洞(えびすどう)を歩いた。

そこから車で、日和佐(ひわさ)の町を走る。
薬王寺(やくおうじ)の駐車場に到着。
駐車場はとても広い。
厄除けの寺院としては全国的に有名で、四国で厄除けといえばここになる。
駐車場の一角に温浴施設がある。
ここは前の札所の22番平等寺から約20km、次の札所の24番最御崎寺から約75kmも離れているので、これはうれしい。
宿坊もある。
参道
「瑜祇塔」まで石段が続くので大変だ(汗;)
予想最高気温38度(驚)
駐車場を下りた瞬間から修行です。
まず案内看板で現在地を確認。
大浜海岸からやってきた。
山号は医王山(いおうざん)
厄除け、開運の寺として知られる。
聖武天皇(在位724〜49)の勅願によって行基菩薩が開創したとされている。
弘仁6年(815)弘法大師が42歳のとき自分と衆生の厄除けを祈願して一刀三礼し、厄除薬師如来坐像を彫造して本尊とされ、厄除けの根本祈願寺とした。
仁王門は天保六年(1835年)の建立。
仁王像が納められている。
1836年(天保7年)、仏師・塩釜高運、康信の作。
まず迎えてくれるのが「女厄坂」といわれる33段の石段(苦笑)
女性の厄年を表している。
絵馬堂。
石臼は真言を唱えつつ、入れてある香を杵をもって自分の年の数だけつけば、身・口・意の三業の罪悪を破滅し、無病延命が得られると、伝えられている。
その先が「男厄坂」という42段の石段。
男性の厄年を表している。
参拝
現在の本堂は、明治41年の建立。
四国八十八ヶ所霊場の第23番札所。
本尊は薬師如来(やくしにょらい)
文治4年(1188年)の火災により堂塔を焼失したが、この時に本尊は奥之院の玉厨子山に自ら飛んで焼失を逃れた。
本尊が新たに彫られたが、元の本尊もこの時に飛んで帰り後ろ向きに厨子に入り自ら厨子を閉じたと伝わり、「後向き薬師」と称される。
このため本尊が二体ある。
肺大師。
霊水が流れ出している場所に祠が建てられている。
ラジウムを含み瑠璃の水と呼ばれ、肺病などに効能があると伝わる。
大師堂。
文政3年(1820年)の建立。
薬王寺は阿波七福神霊場になっている。
寿老人が祀られている。
隣には賓頭蘆尊者(びんずるさま)
地蔵堂。
十王堂。
冥土で亡者の罪を判断する 司法官の十王を祀る。
境内
境内からは日和佐の町を一望できる。
四国八十八景(19番)「一望する日和佐の町並み」として選定され、また、阿南室戸歴史文化道への指定、とくしま88景への選定を受けている。
町指定文化財の薬王寺の大楠。
周囲長5.5mと5.9m、高さは各約25m。
厄除消除の鐘。
歳の数だけ鐘を鳴らすと厄災が消え去るとされる。
何回鳴らさないといけないのか(苦笑)
瑜祇塔
瑜祇塔(ゆぎとう)に向かう。
この男女還暦厄坂を61段上らないといけない。
男女共通の厄年の数で、60歳になる時に来た。

高知からでも本厄落としには薬王寺に来る人が多い。
歴代天皇が厄除け祈願のため勅使を下向させている。
嘉禄2年(1226年)には土御門上皇が訪れた。
厄除けの寺院として全国的に有名。
瑜祇塔(ゆぎとう)は1963年(昭和38年)に建立された。
お賽銭をあげながらお参りすると、身に降りかかる厄難が落ちるという。
ここからの景色は格別だ。
階下は戒壇めぐりがあり、薬師三尊が祀られている。
しかし入口が閉鎖されていた(汗;)
事前申請が必要になったようだ。
令和2年11月より瑜祇塔(ゆぎとう)に休館日を設けることになりました。
拝観希望の方は事前にお問い合わせ下さい。
これをやりに来たのに。
これでおじいに付いている数々の厄もとれるでしょう。
厄がありすぎて。
帰路
帰路は絵馬堂から納経所の方に向かう。
薬王寺の山号である医王山(いおうざん)は、第35番札所の清瀧寺(きよたきじ)と同じだ。

虎の屏風。
車で先に進んだ。














