梅花藻ソフトクリーム
この日は本陣樋口山でランチを済ませた。
食後、向かいの丁子屋(ちょうじや)にやってきた。
中山道の醒井宿、そして清らかな水が絶えず流れる地蔵川の梅花藻で有名な米原市醒井に「丁子屋製菓」という創業から100年を超える老舗和菓子店があります。
醒井の名水を使った和菓子が製造されていて、特に醒井の名水まんじゅうが人気です。また、和菓子店ですが丁子屋製菓ではパンも作られています。菓子パンの他、食パンもありきめ細かな食感が人気を博し、密かな人気な和菓子店の食パンです。
店内に入ると、普通のパン屋さんだ。
ここでは醒ヶ井ならではの、梅花藻ソフトクリームを販売している。
少しグリーンがかっているが、普通のソフトクリームとの違いが分からなかった(汗;)
十王水
ソフトクリームを食べ終え、醒ヶ井の町を歩いて行く。
梅花藻がきれいだ。
醒井公民館。
十王水(じゅうおうすい)に到着。
平安中期の天台僧浄蔵により水源がひらかれた名水です。初めは浄蔵水と呼ばれていましたが、泉の近くに十王堂があったことから十王水と呼ばれるようになりました。
西行水
さらに進むと、西行水(さいぎょうすい)がある。
伝承によると西行法師がこの地を訪れた際、茶屋で一服茶を飲み立ち去りました。西行に淡い恋心を抱いた茶屋の娘が西行の飲み残した茶を飲み干すと、奇異な事に突如して妊娠し、男の子を授かりました。再び西行が訪れた際、事の詳細を娘が話すと、西行は「もしわが子供であるなら元の泡に返りなさい」と念じ「水上は 清き流れの醒井に 浮世の垢をすすぎてやみん」と詠うと、男の子は姿形が無くなり泡となって消えてしまいました。西行は自らの子供と確信し五輪塔を建立すると「泡子墓 一煎一服一期終 即今端的雲脚泡」と刻んだと伝えられています。古くから信仰の対象になっていたようで、西行水の廻りには大小様々な五輪塔の他、宝篋印塔や石仏、石碑、小祠などが建立されていて篤く祀られているのが分かります。
西行水(醒井宿) から引用
かなり大きい湧水だ。
伝説の泡子塚(あわこづか)
祠。
醒井宿資料館
ここで醒ヶ井駅方面に曲がる。
なにやら歴史を感じる建物があった。
醒ヶ井小学校跡だそうだ。
醒井宿資料館。
醒ヶ井駅から地蔵川に向かう途中にある、大正4(1915)年の創建以来昭和48(1973)年まで使用されていた「旧醒井郵便局局舎」。現在は「醒井宿資料館」となっており、そのクラシックな佇まいは醒ヶ井の街並みに溶け込んでいます。神戸の旧居留地38番館など日本国内の数々の西洋建築を手がけたアメリカ出身のウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計に携わり、創建当時は先進的でモダンな印象を人々に与えました。
御葉附銀杏
大きな木を発見。
ここは了徳寺(りょうとくじ)の境内だ。
天然記念物のオハツキイチョウで有名です。このイチョウは毎年多くの銀杏を生じますが、中には葉面上に生じ、小形で細長く普通の銀杏と著しく形を異にするものがあります。
参拝する。
見えていた木は御葉附銀杏(おはつきいちょう)といい、樹齢150年の巨木だ。
JR醒ヶ井の駅前にほど近い「了徳寺のオハツキイチョウ」。幹周/4. 40m、樹高/25m、樹齢/150年。
了徳寺のオハツキイチョウ から引用
アイスコーヒー
醒ヶ井の地蔵川沿いに戻ってきた。
ガーデン喫茶久保田に入る。
暑い夏に梅花藻が群生する地蔵川に架けられた橋の上で飲む米麹ドリンク(アイス)は格別の味です。
この地蔵川は、「居醒の清水」などから湧き出る清水によってできた川で、大変珍しい水中花「梅花藻(バイカモ)」で有名です。
水温は年間を通じて14度程度と安定しており、貴重な淡水魚である「ハリヨ」も生息しています。
ここでアイスコーヒーを注文。
入っている氷はアイスコーヒーを凍らせたものなので、薄まることが無いのが嬉しい。
梅花藻を見ながら湧水で淹れたコーヒーを飲める、絶好のロケーション。
暑かったので、生き返るようだ。
駐車場に戻り、先に進んだ。
感想
とてもいい散歩道だ。
中山道の街道を歩くという経験は、歴史の重みがある。
見どころも満載。
新型コロナウイルスのせいでいろいろ大変そうだったが、とてもいい観光地だけに頑張って欲しい。
最高点の標高: 128 m
最低点の標高: 112 m
累積標高(上り): 130 m
累積標高(下り): -131 m
総所要時間: 02:46:53