源兵衛川とは
源兵衛川(げんべえがわ)は、静岡県三島市泉町(しずおかけんみしましいずみちょう)を流れる農業用水だ。
源兵衛川は、市街地を通り中郷温水池(ため池)まで流れている全長約1.5kmの農業用水路。
三島駅前の市立公園「楽寿園」に湧き出す富士山の伏流水が源流です。源兵衛川は、市民・行政・企業・団体が協働で美しい水辺を守っています。
「街中がせせらぎ」の三島を代表するスポットです。
源兵衛川 | 三島市観光Web から引用
この日は楽寿園に立ち寄った。
源兵衛川は、この楽寿園から湧き出した水が流れている。
「平成の名水百選」および「疎水百選」に選定されている。
遊歩道
楽寿園の南口を出ると、すぐに源兵衛川の遊歩道がある。
説明看板。
水量は豊富だ。
とてもきれいな水が流れている。
遊歩道は川の中を通る。
川との距離が近いのが特徴だ。
三島梅花藻
醒ヶ井のように、梅花藻が咲いている。
どうやら三島梅花藻(ミシマバイカモ)という種類らしい。
楽寿園の小浜池で発見され、梅の形に似ていることから「三島梅花藻 (ミシマバイカモ)」と名づけられました。
水の汚染に非常に敏感で、きれいな冷たい水の中でしか育ちません。
花の咲く時期は5~9月ごろですが、場所によっては一年中咲いています。
三島梅花藻の里や源兵衛川下流(水の苑緑地)あたりでよく見られます。
さらに歩いて行く。
公園までやってきた。
説明看板。
レトロな手押しポンプがある。
蓮馨寺
さらに先に進む。
住宅の横を通っている。
お寺にやってきた。
蓮馨寺(れんけいじ)だ。
松尾芭蕉(まつおばしょう)の墓がある。
昔、この地は君澤郡蓮沼で、蓮の花の香る寺と言う意味から蓮馨寺と、山号は君澤山と名付けられた。
開山は明蓮社星誉上人(三島誌による)とある。
創立年代は、寺の記録によると正応二年(一二八九年)とあり、鎌倉幕府の蒙古襲来二回目の弘安の役直後の年代と考えられる。
蓮馨寺は伊豆八十八ヶ所の霊場の札所であり「弘法大師像」を安置した真言宗の寺として創立し、その後浄土宗に改宗された。
昔から多くの方々の信仰の対象になっている「日限地蔵尊」は、日を限って願い事をするとご利益があらたかであることから有名です。また奈良時代の法隆寺より七転の守本尊として御分身してあり、三島市内外の職方の信仰を集め「太子講」として弟子に代々受け継がれている。
近代俳諧の祖「松尾芭蕉の墓」がある。石碑には「いざともに穂麦くらわん草枕」の句と「嵐雪三世六花庵乙児門生陶官鼠建立」安政七年(一七七八年)十月十二日が刻まれている。
芭蕉が東海道を往来した時は蓮馨寺に立ち寄り、住職や近隣の文化人と談義に花を咲かせたと思われる。芭蕉の死去に際し徳を偲び遺髪を拝受し俳諧発展のため墓石を建立し翁の冥福を祈り続け、十月十二日には俳人相集い翁の法要と句会を開催し、今日に至っている。
ご本尊の「阿弥陀如来像」は足利時代の作といわれ、体内にもう一体の佛が入っている霊験あらたな「抱き佛」として珍しい。
尚、平成二十三年境内の一部を三島のせせらぎルート、源兵衛川のルートとして開放し、散策する人達に喜ばれている。
no6jyosinji から引用
寺を出ると、三島大通りだ。
遊歩道はまだまだ続いているが、雨が強くなってきたこともあり戻ることにした。
ランチに向かった。
感想
とても気持ちのいい遊歩道だ。
湧水だけに水質がよく、水辺を歩くと気持ちがいい。
以前は汚染が進んでいたそうだが、そんなことを全く感じないほど浄化が進んでいる。
少しでもいいから、ぜひ歩いてみるべき道だ。
最高点の標高: 48 m
最低点の標高: 24 m
累積標高(上り): 81 m
累積標高(下り): -80 m
総所要時間: 02:27:49