かずら橋とは
かずら橋は、植物のかずらを編んで作った橋だ。
徳島県三好市西祖谷山村今久保(とくしまけんみよししにしいややまむらいまくぼ)にある。
平家伝説とともに伝統が受け継がれ、その独特の構造は源氏が攻めてきた時に容易に橋を落とせるようにするためとも言われる。
平家一族の哀話を秘める、秘境“祖谷”にあるかずら橋。シラクチカズラ(重さ約6トン)で作られたもので、長さ45m・幅2m・水面上14m。 昔は深山渓谷地帯の唯一の交通施設であった。3年毎に架替えが行われる。(国指定重要有形民俗文化財)
現在は3ヶ所に架かっているのだが、今回はその中でも最もアクセスしやすい橋を渡ることにした。
「祖谷のかずら橋」から東へ約30キロ、日本有数の秘境と呼ばれる祖谷渓の、さらに奥の奥にあるのが「奥祖谷二重かずら橋」。そんなふうに聞くと「どんだけ山奥なんだ!」とお思いでしょうが、本当に山奥です。覚悟して下さい(笑)
「祖谷のかずら橋」から先は、日本有数の酷道と呼ばれる国道439号(通称:酷道ヨサク)の、すれ違いも困難な山道を行くことになりますので、運転に自信のない方は、路線バスかタクシーがいいかもしれません。
この標高約1000メートルの高地にある深い谷底に、2つのかずら橋がかかっていることから、ここは「奥祖谷二重かずら橋」と呼ばれています。またここには2つのかずら橋のほかに「野猿」と呼ばれる人力ロープウェイがあるのも特徴です。
かずら橋夢舞台
この日は新祖谷温泉(しんいやおんせん)ホテルかずら橋に車を停め、かずら橋夢舞台(かずらばしゆめぶたい)まで歩いてきた。
大型駐車場・イベント広場・物産館・食堂「かずら橋亭」からなる大型観光施設です。駐車場から館内を抜けて祖谷のかずら橋へ向かいます。館内には、地元特産品を含む沢山のお土産品を用意しております。
また、食堂では名物「祖谷そば」の他、うどん類・各種定食を提供しております。
ここの駐車場は500円なのだが向かいの民間駐車場は300円なので、そちらが空車ならお得なので注意したい。
館内は天井が高い、気持ちのいい空間だ。
しかし新型コロナウイルスのせいで平家の衣装体験コーナーは閉鎖中。
ベランダに出てみたが、ここからはかずら橋は見えない。
反対側の出口を出ると、葛を編んだ模型が展示されていた。
このあたりは元々は棚田で、その石垣が残っているそうだ。
かずら橋
看板に従って、坂道を下る。
橋を渡る。
この橋から、かずら橋がよく見える。
橋を渡り終え、少し歩く。
階段を下ると、かずら橋が見えてきた。
かずらを巻き付けただけのなんとも頼りない橋で、スリル満点。
しかも床は隙間だらけ(汗;)
みんなへっぴり腰だ(苦笑)
あまりの恐怖に、手すりから手を離せないツレ。
しかもこれが結構揺れるのだ。
なんとか渡り終え、先にある琵琶の滝に向かった。
河原に下りて、かずら橋を見上げてみた。
川の水は、とてもきれいだった。
感想
かずら橋を渡ったのは、10年ぶりくらいだろうか。
川からの高さはあまりないのだが、なにせ隙間だらけの上を歩いて行くのでスリル満点。
しかもかずらを編んだだけの橋なので、人が歩くと揺れる、揺れる。
こういうのが好きな人には、たまらないアトラクションだろう(違う)
徳島県でも屈指の有名スポットなので、ぜひ一度は渡りたい(2度は嫌だ!)
最高点の標高: 419 m
最低点の標高: 360 m
累積標高(上り): 303 m
累積標高(下り): -299 m
総所要時間: 01:32:26